アメリカ人ジャーナリストで王室伝記作家の著者クリストファー・アンダーセン氏(73)は、2022年11月8日(現地時間)発売予定の著書『The King: The Life of Charles III』で、チャールズ国王(73)は今でも子供時代から持っているテディベアと旅していると明かした。
アメリカ人ジャーナリストで王室伝記作家の著者クリストファー・アンダーセン氏(73)が、2022年11月8日(現地時間)に著書『The King: The Life of Charles III』を発売予定。本書で、チャールズ国王(73)は今でも子ども時代から持っているテディベアと旅していると明かし、話題を呼んでいる。
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アンダーセン氏は、テディベアのほかにも、チャールズ国王の海外旅行の必需品を紹介。特注の便座、お気に入りのトイレットペーパー、製氷皿、そして専属のシェフをどこへでも連れていくと述べている。
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『Entertainment Tonight』のインタビューでアンダーセン氏は、チャールズ国王だけでなく、故エリザベス女王(享年96)やその他の王室メンバーも、「四角い氷を好まない」と語り、「かちゃかちゃ音がたつのが好きではないから」、独自の製氷皿を持参していると説明した。
また、王室側は以前から否定しているものの、「宮殿で働いている人々が言うには、他人の家でディナーパーティに招かれた場合も専属シェフを連れていくことが多く、自分の食事を別に用意させる」とも主張している。
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アンダーセン氏によると、テディベアはチャールズ国王が「とても小さな子ども」だった頃から側にいたもので、「自分の子どものように」扱っていたという。
「彼は今も幼少時代のテディベアを持ち歩いている。このクマの修理が許されていたのは、チャールズの幼少時代からの乳母であるメイベル・アンダーソン氏(90代)だけで、彼らは今でもとても親しい」と語った。
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この愛すべきクマのぬいぐるみの世話は、元侍従のマイケル・フォーセット氏(60)が担当。修理はチャールズ国王が40代になってからも行われていたそうで、「テディベアの修理が必要になるたびに、我が子が大手術を受けたのかと思うほどだった」というフォーセット氏の発言も本に記されている。
フォーセット氏は国王がもっとも信頼していたといわれる人物で、テディベアを世話し、常に居場所を把握しておくという任務のほかに、当時皇太子の名前が刻印された歯ブラシに歯磨き粉をつけ、ヒゲを剃り、ズボンをはかせ、靴ひもを結ぶ手伝いもまかされていたそうだ。
そんなチャールズ国王は、2022年10月26日(現地時間)に放映された英BBCのTV番組『The Repair Shop』に特別出演して、英国民を驚かせたばかり。視聴者がアンティークの宝物をプロの職人に修理してもらい、大切な思い出を蘇らせるという人気番組で、国王がゲストとして招かれたのは、英BBC放送が設立100周年記念の一環として企画した特別編。
撮影は2021年8月に行われたもので、当時“チャールズ皇太子”は、自身の財団が所有する18世紀の置時計と、ヴィクトリア女王の「ダイヤモンド・ジュビリー」のために作られた19世紀の陶磁器の修理を依頼。修理された時計を愛おしそうに眺めながら、大切なものにまつわるエピソードや想いなどを語っている。
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サステナブルな活動の先駆者としても知られ、コートやジャケット、革靴までも継ぎ当てをして修理をし、何十年も愛用するなど、ものを大事に使い続けることで有名なチャールズ国王。いまなお子ども時代のテディベアを大切にしていることや、カミラ王妃(75)への一途な愛を貫いてきたことからも、新国王は人もものも長く愛し続ける人物だといえそうだ。