シャーリーズ・セロン、出演した広告を見て「恥ずかしい。服を着てよ!」と訴える娘への返しが秀逸

シャーリーズ・セロン(47)が米『The Hollywood Reporter』最新号の表紙を飾り、同誌のインタビューで、娘たちは母親が俳優であることを完全には理解していないと発言。長女との笑える会話を披露し、話題となっている。

アカデミー賞をはじめ、数々の賞を受賞している俳優のシャーリーズ・セロン(47)が、自身の子どもたちが母親の職業をまだよくわかっていないことを明かした。10歳の長女が看板広告に出ている母親を見た時のリアクションを笑いながら語り、話題を呼んでいる。

​​​​米『The Hollywood Reporter』最新号のインタビューで、ダークでシリアスな役柄のイメージとは対照的な、軽妙で遊び心に溢れる態度で、約30年にわたるキャリアを振り返ったシャーリーズ。3時間にわたり、実に154回もFワードを発しながら、ハリウッドで成功するまでのストーリーやこれまで演じてきた役柄などについて語った。

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インタビューの中では、現在ロサンゼルスで自身の母親と一緒に娘2人の子育てしていることなど、母親業についても言及。

娘ジャクソン(10)とオーガスト(7)は彼女の生まれ故郷、南アフリカ共和国から迎えた養子で、2012年当時ジャクソンは男の子だと報じられていたが、2019年4月、トランスジェンダーであることを告白。その後、3歳の頃から娘として育てていることをメディアに公表している。

子どもたちは彼女の仕事について、どの程度知っているのかという質問に対し、「頭の中では(母親が)働いているのは知っているけれど、何をしているかについて100%はわかっていないみたい」と明かし、下の娘(オーガスト)には「ママは仕事を持てない気がする」と言われたことがあると話した。

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続いて、シャーリーズが長年アイコンを務めるディオールの香水『ジャドール』の広告を見ることもあるのでは?と聞かれ、上の娘(ジャクソン)が看板に出ている母親を目にした時のエピソードを披露。

「彼女は今、プレティーンだから、一緒に空港を歩いている時なんかに、看板の私を見ることもあるんだけど、『なんてこと! シャツも着ないで看板に出ているなんて。すごく恥ずかしい。シャツを着てよ!』と言われた」ことを打ち明け、「あれであなたの大学の学費が払えるのよ!」と言い返したことを、笑いながら明かしている。

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シャーリーズといえば、映画『モンスター』(2003)でアカデミー賞とゴールデングローブ賞のW受賞を果たしたのを筆頭に、輝かしい受賞歴を持つ実力派。

華やかなキャリアを持つハリウッドスターながら、子どもたちがそれを理解してくれていないことに、「心の底では私も、他の母親と同じように『ママってすごい』と感心してほしいのだけど」と本音をもらした。

2022年5月に公開された『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、映画には初登場となるクレア役としてポストクレジットシーンに登場し、話題をさらったシャーリーズ。MCUへ参加すること決めたのも、実は子どもたちの影響だったという。

「娘たちは熱狂的なマーベルファンで、私はよくオタクだってからかっていたのだけど」、ある春休みに「きちんと座って見てよ」と子どもたちに促され、全作品を鑑賞。それまではマーベル映画についてよく知らなかったそうだが、「すごく最高だ」とすっかり夢中になり、娘たちと一緒になって楽しんだと語っている。

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そんなシャーリーズは、2022年12月7日(現地時間)、『The Hollywood Reporter』主催のイベント、2022 Power 100 Women in EntertainmentでSherry Lansing Leadership Awardを受賞。

これまで「もっと頑張らなくては」と思い続けながら、女性としてハリウッドでキャリアを積んできたことは「とても疲れること」だったが、50代を目前に気持ちが少し楽になったといい、それは娘たちも助けになっているからと話した。

さらに「​​俳優やプロデューサーであることよりも、母親であることが好き。そんなことを口にするとは思ってもみなかったけど」と続け、「もし明日、(俳優と母親)両方は無理だよと言われたら、俳優をあきらめるのは悲しいかって? それはもちろんだけど、私にとって(母親を選ぶのは)考えるまでもないこと」だと断言。

シャーリーズにとって娘たちは、出演作に影響を及ぼすだけでなく、キャリア自体をも左右する大きな存在のようだ。

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