2022カタールW杯で優勝&大会MVP! 「神の子」メッシ選手を支えた妻アントネラ・ロクソとの知られざる30年来愛 #FIFAワールドカップ

2022年12月18日(現地時間)、1カ月にわたって開催されていた「FIFAワールドカップ カタール2022」が閉幕。36年ぶりの優勝を果たしたアルゼンチンのキャプテンにして、史上最高のサッカー選手と評されるリオネル・メッシ(35)と、その妻アントネラ・ロクソ(34)がピッチ上で喜びを分かち合う姿が大々的に報じられた。

FIFAワールドカップ カタール2022で、36年ぶりに優勝を果たしたアルゼンチン。同チームのキャプテンにして史上最高のサッカー選手と評される、リオネル・メッシ(35)に多くの賞賛と祝福の声が寄せられている。

「FIFAワールドカップ カタール2022」決勝の試合後、妻アントネラ・ロクソと記念撮影するリオネル・メッシ

Photo : Getty Images

2022年12月18日(現地時間)に行われた決勝戦で、前回大会優勝の強豪フランスとの激闘を制し、母国アルゼンチンに優勝カップをもたらしたリオネル。

幼い頃から「神の子」と呼ばれ、アルゼンチン国民だけでなく世界中のサッカーファンから愛されてきた彼の悲願のワールドカップ優勝を誰よりも喜んだのは、もちろんリオネルの家族だっただろう。

妻アントネラ・ロクソ(34)は自身のインスタグラムに、自身とリオネル、そして3人の子どもたちともに撮影した写真をアップ。「何から話したらいいのか……。私たち家族はあなた(リオネル)を誇りに思っている。最後まで諦めないことを教えてくれてありがとう」と、リオネルを賞賛。

続けて、「ついに世界チャンピオンになったのね!!! あなたが何年も苦しんできたこと、そして、どれだけそれ(優勝)を達成したかったか知っている」と、夫の日々の努力を讃え、優勝の喜びを綴った。

また、リオネルも試合終了後、興奮冷めやらぬ中自身のインスタグラムを更新。「何度も夢見た、欲しかった世界チャンピオン。今でも信じられない……」とその喜びを語った上で、「家族、応援してくれた人たち、そして信じてくれた人たち、本当にありがとう」と感謝のメッセージを添えた。

リオネルにとっても、家族にとっても悲願だったワールドカップ優勝。日々トレーニングを続けてきたリオネルとそれを一番そばで支えてきたアントネラは、とても強い絆で結ばれているという。

というのも、ふたりが出会ったのはなんとリオネルがまだ5歳の時。母国アルゼンチンで幼なじみとして育ったふたりだが、当時からその才能でビッグクラブからの注目を集めていたリオネルは、13歳の時に家族とともにスペインのバルセロナに移住。アントネラとは離れ離れになってしまう。

2017年6月、アルゼンチンで結婚式を挙げたリオネル・メッシとアントネラ・ロクソ

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その後、スペインの名門FCバルセロナで頭角を現し、サッカー選手としてスターダムを駆け上がっていったリオネルだが、アントネラとの連絡は頻繁に取っていたそう。ふたりが再会を果たしたのは2005年、アントネラの親友が交通事故で亡くなったことを聞いた当時17歳のリオネルがアントネラを心配し、片道約14時間をかけてアルゼンチンに帰国した時だという。

パリで行われたイベントに出席したリオネル・メッシ一家

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およそ10,000キロの距離と4時間の時差を乗り越え、2010年にリオネルがプロポーズ。チアゴ(10)、マテオ(7)、シロ(4)という3人の息子にも恵まれ、2017年6月には二人の故郷アルゼンチンのロサリオで結婚式を挙げた。

以前応じたインタビューで「人は学び、成長する。フィールドの内外を問わず、人生のあらゆる側面で経験を積むんだ。3人の子どもを持ったことで人生観や考え方が変わり、それがまた自分を成長させてくれた」と、家族について語っていたリオネル。

続けて「3人も子どもがいると家でゆっくり出来る時間は少ないけれど、(アントネラと僕は)テレビを見たり、遊んだり、なんでもいいから子どもと一緒に1秒1秒を楽しもうとしている。家にいて、その瞬間を楽しめることが幸せなんだ」とも。

愛する家族という最強の応援団に囲まれ、世界一の称号を手にし、大会MVPも獲得。名実ともに世界一のサッカー選手として歴史にその名を刻むことになったリオネル。今大会前には、今回で代表引退を明言していたが、優勝後それを撤回。「僕はサッカーが大好きで、このチームで本当に楽しみながらやっている。だから世界チャンピオンとして何試合かは生き続けてみたい」と、興奮しながら語った。

世界中のサッカーファンにとっては嬉しい代表続行の知らせ。ただ、世界の大スターが家族とゆっくりした時間を過ごせるのは、まだもう少し先になりそうだ。

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