ケイト・ブランシェット、息子と手を繋いでカンヌのレッドカーペットに登場! パーティではハイヒールを脱いで裸足に

2023年5月16日~27日(現地時間)、フランス・カンヌにて開催されている第76回カンヌ国際映画祭に参加した俳優ケイト・ブランシェット(54)。神々しいほどに美しい圧巻のドレススタイルで長男と仲良くレッドカーペットに登場したほか、パーティで裸足になって抗議の意を示すなどして、話題を呼んでいる。

豪華セレブのファッションや華やかな式典の様子が、連日ニュースになっているカンヌ映画祭。5日目の2023年5月20日(現地時間)、レオナルド・ディカプリオ(48)とロバート・デ・ニーロ(79)の共演でひときわ注目を集めた新作映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のプレミア上映に、ケイト・ブランシェット(54)がゲストとして出席した。

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ケイトは1997年に結婚した作家、脚本家、プロデューサーの夫アンドリュー・アプトン(57)との間に、ダシール(21)、ローマン(19)、イグナティウス(15)の3人の息子と、養女イーディス(8)がおり、今回のプレミアには長男ダシールを連れて参加。蝶ネクタイをしたフォーマルなスーツ姿の愛息子と手を繋ぎ、笑ったり、ジョークを言ったりしながら、仲睦まじい様子を見せた。

舞台裏では息子をたしなめるような一幕もキャッチされており、プライベートなケイトの母親の表情が珍しい!とネット上で話題になっている。 

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普段は子どもたちにスポットライトが当たらないようにしているというケイトは、公の場に我が子と登場することは少なく、2010年米誌『W』の取材で、子どもたちには俳優業を「家業のように感じてほしくない」と語ったことも。

しかしその前年、米誌『People』のインタビューで、当時8歳だったダシールが、「すでに自分なりのハムレットを演じている」と打ち明けており、長男は幼い頃からエンタメ業界に興味を示していたようだ。そして現在は、映画学校に通っているという。

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そんな息子を愛おしそうに見つめながら、終始優しい表情を浮かべていたケイトは、洗練されたムード漂う、スタイリッシュかつゴージャスなルックを披露。

ブラックのシルクベルベットとシーグリーンのシルクサテンのドラマティックなドレスは、すべて既存の生地を再利用したというサステイナブルなもので、彼女がアンバサダーを務めるルイ・ヴィトンのカスタムメイド。

リュクスに煌めくダイヤとグリーンガーネットのイヤリングも、ルイ・ヴィトンのハイジュエリー コレクションのもの。

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その前日のカンヌ4日目、ケイトが主演作『The Zone Of Interest(原題)』のプレミア上映で着用したブラックベルベットのケープ付きアンサンブルも、ルイ・ヴィトンのニコラ・ジェスキエール(52)によるカスタムメイド。スパンコールのポケットが印象的なこの1着は、ブランドのアトリエにあるデッドストック生地を使用しているという。

スタイリングを手がけたのは、2006年からケイトのスタイリストを務めるエリザベス・スチュワートで、彼女はケイトのサステイナブルなアイデアを理解する人物。2020年、ケイトがヴェネツィア国際映画祭のレッドカーペットで着まわしすることを自身のInstagramにアップし、その投稿に添えた「リピートすることは粋である」というコメントが話題となった。

今回のカンヌで、さまざまなイベントをこなしたケイトは、米誌『Variety』とゴールデングローブ賞が主催するパーティにも出席。

ジョルジオ・アルマーニ2023FWコレクションのジャンプスーツに、マキシ丈のピンクコートを羽織り、ピンクフレームのアイウェアをかけたケイトは、映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』の主演俳優でイラン出身のザーラ・アミール・エブラヒミ(41)にブレイクスルー・アーティスト賞を贈るために、登壇した。

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作品の中でイランの多くの女性が経験している苦悩を描き、ミソジニー問題を提起するザーラを、「声をあげられない女性のために、自分のプラットフォームを使って戦う女性」と紹介したあと、「靴を脱ぐわ。イランの女性たちに敬意を表して」と言いながら、ハイヒールを蹴散らしたケイト。

そして先端が尖ったトロフィーを手に、「これは女性の権利を邪魔するすべての人々を刺すためのものよ」とジョークを飛ばしなら、トロフィーを突き上げ、会場の拍手喝采を浴びた。

女性はハイヒール必須だとするドレスコードが事実上存在しているカンヌ。近年、女性差別だと問題となり、ハイヒールが政治的シンボルのようになっていることから、ステージで裸足になったケイトの行為が、女性の権利のために考える必要性を強調したと、メディアにも絶賛されている。

また今回のカンヌで、自身が主演し、制作も担当した新作映画『The New Boy(原題)』を発表したケイトは、著名人が女性の立場について意見を述べるケリングのプログラム「ウーマン・イン・モーション」トークに出演。

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ケイトと夫が設立した制作会社のパートナーで、『The New Boy(原題)』のプロデュースを一緒に手がけているココ・フランチーニと対談し、2人が今後手がけるプロジェクトで人を採用する場合はすべて、「女性と有色人種に面接することを義務づけた」ことを明かした。

そのきっかけとして、そう遠くない昔に「撮影現場でキャストの人数を数えたら、男性が62人いて、女性は私一人だけ」のことがあり、「本当に不均衡」だと思ったからだそう。

プロデューサーとして、この状況を変えたいと思っていると打ち明け、「映画界における女性、というテーマのインタビューをする必要がなくなる日がくることを楽しみにしている」と付け加えたケイト。

2度のオスカー受賞経験を持つ演技派俳優として、多大なる影響力を持つ彼女が、これから映画界にどんな変化を起こすのか注目していきたい。

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