2024年5月27日(現地時間)、自身の18歳の誕生日に父であるブラッド・ピット(60)の姓を捨て、母アンジェリーナ・ジョリー(49)の姓のみを残した「シャイロ・ジョリー」に改名する法的手続きを行ったことが明らかになったシャイロ(18)。この改名に対する過熱報道を受け、シャイロの担当弁護士が声明を発表した。
共同所有していたワイナリーの権利をめぐって、未だ泥沼の離婚劇を続けているブラッド・ピット(60)とアンジェリーナ・ジョリー(49)。最近では子どもたちのうち、複数名がピット姓と決別する意向を見せていることが話題に。
アンジェリーナとブラッドの子どもたちは、養子のマドックス(22)、パックス(20)、ザハラ(19)のほか、実子であるシャイロ(18)、ヴィヴィアン(16)、ノックス(16)の合計6名。
その中で、“完全にアンジェリーナ派”とも言われるマドックスは以前より「ピット姓を取りたい」と主張。さらにザハラは大学で「ザハラ・マーリー・ジョリー」という通称を名乗り、シャイロは2024年5月27日(現地時間)の自身の18歳の誕生日に、ピット姓を捨てる法的手続きを申請。
そして、アンジェリーナがプロデュースしたミュージカル『The Outsiders(原題)』に、アシスタントとして参加したヴィヴィアンが、制作スタッフクレジットで「ヴィヴィアン・ジョリー」と記載されていたことが発覚している。
中でも注目を集めているのが、実際に法的な改名手続きまで行ったシャイロだ。成人を迎えた18歳の誕生日に申請を行い、その直後に『ロサンゼルス・タイムズ』紙に改名に関する法的告知を掲載したことで、「シャイロが新聞広告を使って、ブラッドへの決別宣言をした!」とメディアがこぞって報道。
しかしこうした過熱報道に対しシャイロの担当弁護士であるピーター・レヴィーンは、「つらい出来事があったあとに、自分自身で大きな決断をした若い成人を取材するときは、メディアはもっと慎重に報道すべきだ」と声明を発表。メディアのあり方を非難するとともに、今回の改名騒動の背景には、シャイロにとってつらい出来事があったことを明らかにした。
さらに、「シャイロ・ジョリーは改名を知らせるための“広告”は出していません。そのような報道は不正確です。私はシャイロの弁護士として、法的通知を公に発表することを義務付けられています。カリフォルニア州の法律では、名前を変えたい人は誰でもそうしなければならないのです。その法的告知は、義務付けられた通り、『ロサンゼルス・タイムズ』紙に掲載されました」と説明。
シャイロは単に法的な手続きを踏んだだけであり、あえてブラッドとの決別を示すために告知記事を掲載したわけではないと断言している。
実際にカリフォルニア州法では、裁判官が改名の嘆願を承認する4週間前までに、新聞に法的告知を掲載する義務があるとのこと。米メディア『ABCニュース』によると、この掲載は2024年6月17日(現地時間)から毎週発表されており、シャイロの改名に関する公聴会は2024年7月29日(現地時間)に予定されているという。
米メディア『US Weekly』の報道によると、今回の申請はシャイロが自分で弁護士を雇い、その費用も自分で負担したそうだ。
また今月の初め、一家に近しい関係者が米メディア『People』に話したところによると、ブラッドは成人した子どもたちと接触することはないが、下の子どもたちとはまだ面会交流の権利があるとのこと。
しかし最近ではブラッドが公開予定の映画『F1(原題)』の撮影でヨーロッパに滞在していたため、関わりがより限られていたという。
またシャイロが改名申請をしたと報じられた後、ブラッドはその決断に「動揺し、打ちのめされている」と報じられたことも。
『People』のインタビューに対しある情報筋が、「子どもたちを失ったことを思い知るのは、もちろんブラッドにとって簡単なことではありません。彼は子どもたちを愛していますし、恋しく思っています。とても悲しいことです」とコメント。
さらに、ブラッドは交際中のイネス・デ・ラモン(31)との関係が幸せではあるもの、「子どもたちと距離があることが彼を苦しめている」と話している。
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