ニコラス・ケイジ、「息子の監督不行き届き」を理由に元恋人から訴えられる。「息子の薬物乱用歴を知りながら一緒に酒を飲むなど、彼の無謀な行動を助長していた」

ニコラス・ケイジ(61)と元恋人クリスティーナ・フルトン(57)との間に生まれたミュージシャンのウェストン・ケイジ(34)。ウェストンに対して「暴行や傷害」など、ニコラスに対して「ウェストンの監督不行き届き」で、クリスティーナが2025年2月18日(現地時間)に訴訟を起こした。

ニコラス・ケイジ(61)の元恋人クリスティーナ・フルトン(57)が、ニコラスとの間に生まれた息子ウェストン・ケイジ(34)と息子の父親ニコラスの二人を相手に訴訟を起こした。

ニコラス・ケイジ、「息子の監督不行き届きの画像_1
元恋人クリスティーナから訴訟を起こされたニコラス Photo:Getty Images

クリスティーナは、昨年4月にウェストンから暴行を受けたとして、ウェストンに対して「暴行、傷害、ならびに過失および故意による精神的苦痛の誘発」を、ニコラスに対して「息子の監督不行き届き」を理由に訴えているという。

訴状によると、クリスティーナは、ニコラスについて「息子の長年の精神的・心理的障害の病歴を知っていたにもかかわらず、彼が暴力行為を起こしたり他人に危害を加えたりすることを防ぐ措置を講じなかった」、「息子の薬物乱用歴を知りながら一緒に酒を飲むなど、彼の無謀なライフスタイルや行動をさらに助長していた」などと主張。

また、訴状には「モデル、俳優、起業家として活動していた私のキャリアを壊滅させた」とも書かれているという。クリスティーナは当時、Netflixのプロジェクトを進めていたそうだが、中止せざるを得なくなってしまったそう。

さらにクリスティーナは、「息子による理由のない攻撃によって受けた壊滅的な身体的、精神的、経済的被害」に対する損害賠償も求めているが、金額は明らかにされていない。

ニコラス・ケイジ、「息子の監督不行き届きの画像_2
2018年に撮影されたクリスティーナとウェストン親子。Photo by Amanda Edwards/WireImage

一方のニコラス側は、弁護士が2月20日(現地時間)に米ゴシップメディア『People』に宛てた声明で、「クリスティーナ・フルトンによるニコラス・ケイジに対する告発は、不合理かつ根拠のないものだ」と述べ反論した。

ニコラス・ケイジ、「息子の監督不行き届きの画像_3
Photo by JC Olivera/Getty Images

昨年4月に起きた暴行事件は、ウェストンとクリスティーナの口論から暴力沙汰に発展したと報じられている。

当時、クリスティーナは「2024年4月28日午後5時半頃、息子の友人から、息子の精神状態が悪化しているため助けに来てほしいという緊急のメッセージを受け取った」と説明。

続けて、「私が彼を支えて慰めるために現場に到着したとき、彼はすでに激怒していました。数分以内に私は残忍な暴行を受け、重傷を負いました」「現場に駆けつけた警察官に、精神状態を調べるために彼を拘留するよう必死に懇願したにもかかわらず、警察官は私の要求を拒否しました」と話していた。

ウェストンは長年にわたって薬物乱用やアルコール依存の問題を抱えており、2011年には当時の妻へのDV容疑で逮捕、2017年には飲酒運転でひき逃げを起こして逮捕されたことも。

なお、ウェストンは昨年4月の暴行事件やこれまでの事件に関しても、ニコラスが保釈金を支払い釈放されてきた。