タイ王室のシリワンナワリー王女、名古屋のアジア大会会場で亡き姉への悲しみを初告白。「どん底まで落ち、泣き崩れました」

長年昏睡状態が続いた末、今年6月に亡くなったタイ王室のパッチャラキッティヤパー王女(享年47)。約3カ月が経った今、妹のシリワンナワリー王女(39)が公の場で最愛の姉への思いを語った。

タイ王室のパッチャラキッティヤパー王女(享年47)が亡くなってから約3カ月。妹のシリワンナワリー王女(39)が、名古屋で開催中のアジア大会の馬術競技に出場。インタビューでは、最愛の姉への思いを明かした。

パッチャラキッティヤパー王女は2026年6月11日(現地時間)、約3年半にわたる闘病生活の末に死去。タイ王室を代表する存在だったパッチャラキッティヤパー王女の訃報は、国内外に大きな衝撃を与えた。

長年昏睡状態が続いた末、今年6月に亡くなったタイ王室のパッチャラキッティヤパー王女(享年47)。約3カ月が経った今、妹のシリワンナワリー王女(39)が公の場で最愛の姉への思いを語った。

タイ王室のパッチャラキッティヤパー王女(享年47)が亡くなってから約3カ月。妹のシリワンナワリー王女(39)が、名古屋で開催中のアジア大会の馬術競技に出場。インタビューでは、最愛の姉への思いを明かした。

パッチャラキッティヤパー王女は2026年6月11日(現地時間)、約3年半にわたる闘病生活の末に死去。タイ王室を代表する存在だったパッチャラキッティヤパー王女の訃報は、国内外に大きな衝撃を与えた。

タイ王室のシリワンナワリー王女、名古屋のの画像_1

沿道に集まった多くの国民にあいさつするパッチャラキッティヤパー王女。2020年10月撮影 Photo:Getty Images

ワチラーロンコーン国王(74)の長女として生まれたパッチャラキッティヤパー王女は、タイ王室のなかでも特に国際的に活躍した存在として知られる。米コーネル大学で法学博士号を取得後、オーストリア駐在大使を務めたほか、国連薬物犯罪事務所(UNODC)の法の支配推進大使としても活動。女性受刑者の権利向上にも力を注ぎ、その知性と行動力で国内外から高い評価を受けていた。

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2019年の国王の戴冠式にて、スダイサワリヤ・プラサート宮殿のバルコニーに姿を見せたタイ王室のメンバー。左からシリワンナワリー王女、ティパンコーンラッサミチョト王子(21)、パッチャラキッティヤパー王女、ワチラーロンコーン国王、スティダー王妃(48) Photo:Getty Images

また、王位継承をめぐる議論が厳しく制限されているタイにおいても、パッチャラキッティヤパー王女は王室の将来を担う重要人物の一人として注目されていた。そんな中でのパッチャラキッティヤパー王女の訃報は、王室のみならず国民にも大きな衝撃を与え、タイ全土が深い悲しみに包まれた。

米メディア『TOWN&COUNTRY』によると、アジア競技大会の会場で当時を振り返ったシリワンナワリー王女が姉の訃報を受けたのは、イタリアで馬術競技に出場していた最中だったという。

「さまざまな感情に圧倒され、すぐ帰国すべきなのかどうかも分からなかった」と明かしたシリワンナワリー王女。当時は航空券の手配もできておらず、先の見えない状況だったという。

それでも競技団体から出場を続けるよう勧められ、予定されていた競技に臨んだものの、「馬も苦戦し、すべてがうまくいかなかった」と回想。精神的な動揺の大きさを率直に明かした。

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2026年6月29日(現地時間)にフランスを公式訪問したタイ国王夫妻とシリワンナワリー王女。(左から)エマニュエル・マクロン大統領、ワチラーロンコーン国王、スティダー王妃、ブリジット・マクロン(73)、シリワンナワリー王女 Photo:Getty Images

競技後については、「すべてが悪い方向に進み、どうすることもできないと感じていました。そのあと泣き崩れました」と告白。「なぜそうなったのか分からないけれど、みんなが私に競技を続けてほしいと思っていたし、姉もそう望んでいたと思う」と言い、深い悲しみのなかでも競技を続けた理由を説明している。

さらに、「どん底まで落ちました。以前の自分を取り戻すのに2週間ほどかかりました」と語り、悲しみから立ち直るまでの苦しい日々を振り返った。

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フランス公式訪問にて Photo:Getty Images

そんなシリワンナワリー王女にとって、パッチャラキッティヤパー王女は単なる姉ではなかった。今年6月に公開した追悼メッセージでは、姉を「私の翼を支える風」と表現。「有能で、強く、意志が強く、決断力のある女性だった」とその人柄を称えたほか、「まだ最後のチャットを開くことができない」ともつづっており、姉妹の深い絆を感じさせた。

パッチャラキッティヤパー王女の死後、姉に代わり、タイ王室を代表する女性王族としての存在感を高めているシリワンナワリー王女。今年6月には、ワチラーロンコーン国王とスティダー王妃に同行し、フランスを公式訪問。パリのエリゼ宮殿では、エマニュエル・マクロン大統領(48)夫妻との会見にも臨んだ。こうした公務に加え、馬術選手として国際大会に出場する一方、自身のファッションブランドを手がけるなど、多方面で活躍を続けている。

タイ王室を代表する女性として、多くの人々に敬愛されたパッチャラキッティヤパー王女。その不在を抱えながらも前を向くシリワンナワリー王女の姿には、最愛の姉から受け継いだ強さが息づいているようだ。