キャサリン皇太子妃、ウィンブルドン女子決勝に洗練セットアップ姿で2年ぶりに登場! 大敗を喫した準優勝の選手をねぎらう優しさも話題に

キャサリン皇太子妃(43)がエレガントなホワイトのセットアップに身を包み、2年ぶりにウィンブルドン女子シングルス決勝戦に登場。スタンディングオベーションで迎えられ、満面の笑みを浮かべた。

2025年7月12日(現地時間)、オールイングランド・ローンテニス&クローケー・クラブで開催されたウィンブルドン選手権、大会13日目にキャサリン皇太子妃(43)が出席。特別席ロイヤルボックスで女子シングルス決勝を観戦した後、優勝セレモニーでトロフィーを授与した。

キャサリン皇太子妃
Photo:Getty Images

ポーランドのイガ・シフィオンテク選手(24)とアメリカのアマンダ・アニシモワ選手(23)の対戦となった、今年の女子シングルス決勝。昨年はガン治療中で、大会最終日の男子シングルス決勝のみの出席だったキャサリン皇太子妃が、女子シングルス決勝に姿を現すのは2年ぶりとなった。

キャサリン皇太子妃

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米誌『PEOPLE』によると、キャサリン皇太子妃は試合開始前に、車いすテニス女子シングルスの優勝者をはじめ、複数の選手やスタッフらと対面後、センターコートに到着。

キャサリン皇太子妃

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ロイヤルボックス最前列の席へと向かう際、まずウィンブルドン史上最多9度の優勝を誇るマルチナ・ナブラチロワ(68)と挨拶をした。そして着席前には女子テニス界のレジェンド、ウィンブルドン6度優勝のビリー・ジーン・キング(81)と握手し、その間、センターコートの観客たちは総立ちに!

拍手喝采と歓声で出迎えられたキャサリン皇太子妃は、公式インスタグラムがシェアした動画によると、小さく手を振りながら少し照れ臭そうに首をすくめる様子を見せ、満面の笑みを浮かべた。

キャサリン皇太子妃

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英誌『HELLO!』によれば、キャサリン皇太子妃は会場のスタンディングオベーションに明らかに驚いていたそうだ。プロのリップリーダーによると、キャサリン皇太子妃は感極まった様子で、元テニス選手でオールイングランド・ローンテニス&クローケー・クラブの会長を務めるデビー・ジェバンス(65)にこう言ったという。「みんなが笑顔で拍手してくれていますね。何と言えばいいのかわからないわ」。

キャサリン皇太子妃

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2016年にエリザベス女王(享年96)よりパトロンを引き継いだキャサリン皇太子妃は、自身も熱心なテニスファン。ウィリアム皇太子(43)と結婚した2011年以来、ジョージ王子(11)を妊娠中の2013年とコロナ禍で大会が中止になった2020年以外は、毎年観戦に。そのファッションも注目を集めてきたが、この日もファンの期待を裏切らない洗練されたルックを披露した。

キャサリン皇太子妃

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クリーム色のベルト付きジャケットと軽やかなプリーツスカートは英ブランド、セルフ・ポートレイトのカスタムメイド。胸元にはパトロンの地位を象徴するパープルとグリーンのリボンピンを目立たせた。

キャサリン皇太子妃

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セルフ・ポートレートはキャサリン皇太子妃のお気に入りブランドで、2023年の女子シングルス決勝でも今回と非常に似たデザインのライムグリーン色のセットアップ姿で出席している。

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ジュエリーはロンドン発ハルシオン・デイズのゴールドバングルとカルティエの腕時計「バロンブルー」を着用。ゴージャスなウェーブヘアの耳元には、同じくカルティエの「トリニティ」ピアスを輝かせた。

また、バッグはアニヤ・ハインドマーチのメッシュレザートートをセレクト。愛用のジャンヴィト・ロッシのスエードパンプスを合わせた。

この日の試合はシフィオンテク選手が圧倒的な強さを見せ、6-0 、6-0という驚異的なスコアでウィンブルドン初優勝。ウィンブルドン決勝では、1911年以来となる「ダブルベーグル」(1ゲームも落とさずにセットをとることを「ベーグル」と呼ぶ)での優勝という、歴史的快挙を果たした。

キャサリン皇太子妃は試合後、コートで行われたセレモニーにも登場。女子シングルスの優勝トロフィー「ヴィーナス・ローズウォーター・ディッシュ」をシフィオンテク選手に授与した。

キャサリン皇太子妃

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一方で、“114年ぶりの大敗”を喫したアニシモワ選手は、涙ながらに準優勝のプレートを受け取ることに。その際、キャサリン皇太子妃はプレートを渡しながら、彼女を慰めるように声をかけた。その思いやりのある行動はネット上で称賛の的に! その後アニシモワ選手は、キャサリン皇太子妃とのやりとりについて明かした。

キャサリン皇太子妃、アマンダ・アニシモワ

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英紙『The Independent』によると、アニシモワ選手は「彼女が今日出席されるのか、会場にいらっしゃるのかもわからなかったので、会えて本当にうれしかったです」とコメント。「彼女がかけてくれた言葉で、また感情的になってしまいました! でも彼女は本当に優しくて、私に『胸を張って』と言ってくれたんです」と語り、こう続けた。

「彼女が私に言ってくれたことをすべて明かすつもりはありませんが、試合後にも彼女とすれ違ったので、話をしました。彼女は私に最高の言葉をかけてくれました。今日のよかったことといえばそれですね。試合の結果ではなく、彼女の言葉に集中しようとすることができます」。

なお、キャサリン皇太子妃は翌日7月13日(現地時間)に行われた男子シングルス決勝戦にも出席。ロンドン発ロクサンダの鮮やかなロイヤルブルーのワンピースを纏い、ウィリアム皇太子、ジョージ王子、シャーロット王女(10)とともに試合を観戦。優勝セレモニーではウィンブルドン初優勝を飾った世界No.1イタリアのヤニク・シナー選手(23)にトロフィーを授与した。