GWのエンタメ指数をあげてくれる、エディター激アツプレゼン1話完結ドラマ&リアリティショー。イッキ観も、気まぐれ視聴もOK!

今年は家で過ごすことが多くなりそうなGW。
そこで、お家時間を至極のエンタメタイムにしてくれる、1話完結ドラマ&リアリティショーを4作品ずつ計8作品をお届け。まとめてイッキ観するもよし、隙間時間に気になる回からウォッチするもよし。双方ともにどの回から観ても楽しめるので、その日の予定や気分によって好きに観られるのがうれしい。

Amazon Prime Videoで独占配信中

Photo:Apple TV+

©2021 A&E Television Networks. All Rights Reserved./Amazon Prime Videoほかで配信中

Amazon Prime Videoでシーズン1独占配信中、2021年夏シーズン2独占配信開始予定

1話完結作品は、Amazonのオリジナル作品で、ニューヨーク・タイムズの人気コラムを実写化した『モダン・ラブ 〜今日もNYの街角で〜』、早くも話題のApple TV+『リトル・アメリカ』など4作品をドラマ愛好家のシェリーが。リアリティショーは、ファッション好きならずとも心を揺さぶられる『ママ・ハディッドのモデル養成プロジェクト』、シーズン2の配信前におさらいしておきたいデザイナー発掘オーディション番組の新しい金字塔『メイキング・ザ・カット ~世界的デザイナーを目指して~』など4作品をエディターRが、それぞれ、おすすめ回とともに紹介します!

【海外ドラマ ナビゲーター】
ドラマ愛好家 シェリー
ディズニー・チャンネルのドラマを観て育ち、中学生のときに観た『24 -TWENTY FOUR-』に衝撃を受け、本格的に海外ドラマを観始める。高校生のときにハマった『新ビバリーヒルズ青春白書』の世界に憧れて、大学時代の5年間をカリフォルニアで過ごすなど、海外ドラマが人生に影響するほどに。アメリカのドラマ派ながら、最近ではヨーロッパ発のドラマをNetflixで見つけるのが楽しい。

エディターR
一日の終わりを、ワインとショコラとドラマで締めくくるのが愉悦のとき。“SATC”よりゴシップガール派。映像美と緻密な脚本ものが好物。最近は動画配信サービスのオリジナル作品のチェックに余念がない。作品でいうと、Netflix『ザ・クラウン』、Apple TV+ 『ザ・モーニングショー』などがお気に入り。ドラマに出てきた名台詞をコツコツとしたためていて、いつかどこかでアウトプットするのがささやかな目標。

『イージー』/「わかりみ」が深い! 現代人の日常生活をコミカルにスクラップ

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Netflixオリジナルシリーズ『イージー』シーズン1~3独占配信中

★1話完結★
アメリカのインディペンデント映画ジャンルのひとつ「マンブルコア」作品の中でも代表作とされる『ハンナだけど、生きていく!』のジョー・スワンバーグが監督・脚本を務めたNetflixオリジナルのコメディドラマ。シカゴを舞台に現代人たちの愛や、幸せを求めて生きる中にある小さな悩みや出来事を描いていて、派手さや大きなストーリー展開がない分、とてもリアルです。

私の好きなエピソードは第2話「ヴィーガンの私」。ある夜、ライブ会場で一目惚れしたジョーと一夜を過ごすチェイス。ジョーがヴィーガンだと知ったチェイスは、彼女の生き方を真似して、肉を食べるのをやめ、冬でも自転車で移動するストイックな生活を始めます。が、次第に憧れのジョーに合わせたい気持ちと、自分に正直でいたい気持ちの間で揺れることに。どのエピソードも日常生活と人間関係をそのまま切り取っていて、シンプルだけど味わい深い。出会ったばかりの若い同性カップルのエピソードもあれば、セックスレスの熟年夫婦のエピソードもあり、設定やキャラクターの多様性もポイント。1話完結ドラマですが、各エピソードのキャラクターが別エピソードでも登場します。その繋がりを探すのも楽しいです。(ドラマ愛好家 シェリー)

STORY
シカゴを舞台に、愛やセックス、テクノロジーからカルチャーまで、多彩なテーマを通して現代人の悩みを描く短編シリーズ。

『ブラック・ミラー』/スマホ漬け生活にアラート! テクノロジー社会をシニカルに描くダークSFドラマ

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Netflixオリジナルシリーズ『ブラック・ミラー』シーズン1~5独占配信中

★1話完結★
1話完結ドラマを観るなら絶対にハズせない、言わずと知れたNetflixの大ヒットシリーズ。現代のテクノロジー社会をアイロニックに描く独特な世界観は、一度ハマったら抜け出せないこと間違いなしです! 一見、奇想天外なストーリーでも、実は現代社会の延長線上にイメージでき、ちょっと恐ろしくも、好奇心をそそられます。

この“ブラック・ミラーのテイスト”を味わうには、シーズン4の第4話「HANG THE DJ」がおすすめ。出会い系アプリのアルゴリズムをテーマにした、後味すっきり且つ感動できるエピソードです。なんでもかんでも“オススメ”が表示され、アルゴリズムに踊らされる現代人を鋭く皮肉りながらも希望のある作品に仕上げており……見応え抜群! タイトルの「HANG THE DJ」とは エンディングでも流れるThe Smiths『Panic』のコーラス部分で歌われるフレーズなのですが、この歌詞とストーリーがとてもマッチしていて、センスのよさにも拍手。また、本作の映画版で視聴者自身がストーリー展開を選択していく史上初のインタラクティブ映画『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』も初めての体験に衝撃を受けます。併せて必見です!(ドラマ愛好家 シェリー)

STORY
急速な進化を遂げたテクノロジーがもたらす歪みと人間の醜い業が交わるときに広がる、世にも不思議で奇妙な世界をオムニバスで綴るSFシリーズ。

『モダン・ラブ 〜今日もNYの街角で〜』/豪華キャスト&スタッフ陣が贈る、ホロリと泣けて心温まる8つの愛のカタチ

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Amazon Prime Videoで独占配信中

★1話完結★
『はじまりのうた』や『シング・ストリート 未来へのうた』など世界中で愛される音楽映画のヒットメーカー、ジョン・カーニーが製作・監督・脚本をつとめた、ニューヨーク・タイムズ紙の人気コラムをドラマ化した人気シリーズです。ジョン・カーニー手掛ける主題歌『Setting Sail』をバックに写真集のような素敵な写真のスライドショーで始まるオープニングからもう最高です。ニューヨーカーたちの多様なラブストーリーを集めたオムニバス作品で、どのエピソードも満足度が高すぎて、鑑賞後はめちゃくちゃ心が和みます。

中でも注目は、アン・ハサウェイ主演の第3話「ありのままの私を受け入れて」でしょうか。双極性障害に悩む主人公レキシーの心理状態を、ハイなときはミュージカル調でハッピーにカラフルに、ローなときは真っ暗な部屋のベッドで抜け殻状態、という対比で演出した監督の手腕が見事です。そして、躁状態と鬱状態を演じ分けたアン・ハサウェイが本当に素晴らしい! 長年病気を隠したまま生きてきて、恋愛も仕事もうまく行かずにひとりで悩んでいた彼女が、初めて人に打ち明けたあとのすっきりとした表情が印象的。“ありのままの自分”を見せることの難しさと大切さを表しながら、観る人の背中をも押してくれます。人生に疲れたときに観たい、元気と勇気をもらえるエピソードです!(ドラマ愛好家 シェリー)

STORY
ニューヨーク・タイムズの人気コラム「Modern Love」へ投稿されたエッセーに基づいて構成された1話完結、全8話のドラマ。思いもよらない人物との友情、失恋のやり直し、転換期を迎えた結婚生活など、愛の喜びや苦悩について様々な視点で物語が紡がれる。

『リトル・アメリカ』/笑いあり、涙あり。共感必至の、ハートウォーミングストーリー

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Photo:Apple TV+

★1話完結★
今回のラインナップのなかでも、個人的なイチオシドラマがこちら。様々な国からアメリカに移住してきた移民たちが慣れない環境で壁にぶつかりながらも、自分らしくハッピーに生きる様子をユーモラスかつ、フレッシュに描いていて、最高に胸熱! 移民と聞くと、人種問題など社会的問題のイメージが先行しがちですが、この作品で描かれるのは、人間賛歌。登場人物が生き生きしていて、たくさんの愛に溢れていて、どのエピソードの主人公も本当に愛おしい!

特に好きなエピソードは、第3話の「カウボーイ」。アメリカのウエスタン映画を観て育った、ナイジェリアの小さな村出身の青年が、オクラホマ州の大学院に通いながら、子どもの頃から憧れていたカウボーイになる過程を通して居場所を見つけていく物語。新しいことに挑戦するときの不安、期待やワクワク感を、真面目で頑固だけどお茶目な主人公を通して体感できます。移民たちのストーリーではあるけれど、新しい環境に足を踏み出したり、なにかに必死に打ち込んだり、遠く離れて暮らすファミリーを想ったり、設定が違うだけで誰にでも起こりうる普遍的なストーリーは、共感&号泣必至です! なお、鑑賞後には本作の基になった『Epic Magazine』に掲載されているコラムを読むのもおすすめ。1つのエピソードで映像と文章の2度楽しめますよ。(ドラマ愛好家 シェリー)

STORY
アメリカの雑誌『Epic Magazine』に掲載された実話をベースにしたアンソロジーシリーズ。 アメリカ移民たちの、ほほえましくもロマンティックな心温まる感動の物語。

『ママ・ハディッドのモデル養成プロジェクト』/モード界の“安西先生”が降臨!

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©2021 A&E Television Networks. All Rights Reserved./Amazon Prime Videoほかで配信中

★リアリティショー★
「あきらめたらそこで試合終了ですよ」。日本が誇る、漫画『スラムダンク』の名台詞が、トップモデルであるジジ&ベラの育ての親、ヨランダ・ハディッドによって蘇りました。IMGモデルと契約する権利をめぐり、世界中から集まったモデルの卵とその母親が、ハードな課題に挑みます。1回ごとに5,000ドル(!)の賞金が出るという太っ腹オプションもモチベーションの燃料に。

5人のモデルたちの闘う姿勢は、回を追うごとに二極化します。一方は他者との勝敗にこだわり、もう一方は自分と向き合い殻を破ることに取り組む。後者はついに新しい自分を開花させるが、前者は負け続けその原因を環境やえこ贔屓のせいにしだす。そんな前者に対し、ヨランダは厳しく評価しつつも問いかけるのです。「このままでいいのか、試合を終わらせるのか」といった主旨のことを。そして説くのです。「自分の欠点を受け入れること、ベストを尽くすこと」の大切さを。

最後、ヨランダは1人を選びます。その理由を聞いて、私は『スラムダンク』の三井くんばりに涙が溢れました。ヨランダがモデルに求めていたものは、人間の美学にも通じるもので、この人は信頼できるなと胸熱に! バトルもののリアリティショーは数あれど、ここまで胸打たれるのは久々。勝手ながらモード界の安西先生と命名させていただきました。

参加者のプロフィールを知るための第1回(ベラも登場します!)。そして、ジジのディレクションのもと、トミー フィルフィガーのファッションシューティングを行う第7回は必ずおさえたい。チャーミングで魅力あふれるモデルたちの活躍は眼福ですし、ファッション業界の裏側を知るのも面白いですよ。(エディターR)

STORY
自身もかつてモデルとして活躍したヨランダ・ハディッドが、次世代のスーパーモデルを養成する8週間のプログラムを開講。5人の候補生が母親と一緒に参加、毎週課される難題を勝ち抜き、見事契約を結ぶのは? SNSが世界を席巻する現代、ファッションモデルに求められるものとは?

『メイキング・ザ・カット ~世界的デザイナーを目指して~』/豪華ゲストが判を押す、「売れる服」とは?

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Amazon Prime Videoでシーズン1独占配信中、2021年夏シーズン2独占配信開始予定

★リアリティショー★
『プロジェクト・ランウェイ』のハイディ・クルムとティム・ガンの名コンビによる、デザイナー・オーディション番組が、Amazonのオリジナル作品になって登場。ハイディのハイテンションで姉御な仕切り、ティムの“ジェントルな毒舌”は健在です。審査員もデザイナーのジョセフ・アルチュザラ、ファッションアイコンのリンジー・ローハン、キアラ・フェラーニ、元祖スーパーモデルのナオミ・キャンベルと、幕の内弁当状態(笑)。

「探しているのはデザイナーであり起業家よ」。そうハイディが言うように、審査基準の大きなカギを握るのは、その服は「売れるかどうか」。各回の優勝作品はAmazonで販売されるので、「オンライン上で売れるかどうか」といった視点も入ってきて、今っぽい。

司会者もゲストもコメントが辛辣ですがどれも的を射ていて、売れる服、つまるところ「実用的に着られて、新しくて、スタイルのある服」に対しての意見や考えは、興味深く何度も批評シーンを再生してしまいます。おすすめは、東京を舞台に移してオーディションが繰り広げられる第6〜8話。江戸東京たてもの園や船上でショーが繰り広げられます。

なお、今夏には続編が配信予定。モデルのウィニー・ハーロウと、モスキーノのクリエイティブディレクターであるジェレミー・スコットが審査員として参加。さらに、シーズンを通してサプライズ審査員が登場するのだとか。こちらも観るのが待ち切れません!(エディターR)

STORY
ハイディ・クルムとティム・ガンの元に世界中から12人のデザイナーたちが集められ、繰り広げられるデザイナー発掘オーディション番組。優勝者の作品はAmazonで販売される。※日本での発売予定はなし

『ファイナル・テーブル』/料理を通して世界を旅する。グローバルな『料理の鉄人』

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Netflixオリジナルシリーズ『ファイナル・テーブル』独占配信中

★リアリティショー★
1990年代に放映された日本の伝説の料理バトル番組『料理の鉄人』の、グローバル版ともいえるのがこちら。世界15カ国から集まった敏腕シェフが、各国の料理・食材をテーマにその腕を競います。お題となる国は、メキシコ、スペイン、イギリス、ブラジル、インド、アメリカ、イタリア、日本、フランス。その国の著名人、美食家、料理評論家がゲスト審査員として招かれ、キッチンスタジオや、揃う食材の規模も桁違い。敗者復活戦の審査員には、これまた各国の超一流シェフが登場するなど、エンタメ指数もドキュメンタリー指数も高め。料理を通して食文化を学び、世界を旅している気分に。胃袋と知的好奇心を刺激され、飽きずにイッキ観してしまいます。

必見は日本食が課題になった第8回。ゲスト審査員は、森星さん、綾部祐二さん(ピース)、そしてニューヨーク在住で料理評論家の片山晶子さん。出されたテーマは、「懐石(KAISEKI)」。さらに、敗者復活戦の審査員には「NARISAWA」の成澤由浩さんが登場し「ウニ」を題目に掲げます。ハードルが高すぎ!という私の感情をよそに、ウニの黒いトゲトゲを作ろう♪とユーモアを交えて、ポジティブに向き合うシェフたちが作るハイブリッドなお皿の数々、斬新で芸術的な料理に、エンパワメントされるはず!(エディターR)

STORY
15カ国から集まったシェフ24人がペアを組み、世界屈指の超一流シェフ集団“ファイナル・テーブル”の最後の1席を目指して料理の腕を競う。

『世界のレンタルハウスを大改造』/インテリア計画の参考になる、住宅リフォームショー

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Netflixオリジナルシリーズ『世界のレンタルハウスを大改造』独占配信中

★リアリティショー★
GWに家の大掃除やインテリアのアップデートを計画しているならぜひ観ておきたのがこちら。日本のテレビ番組でいうところの『大改造!! 劇的ビフォーアフター』で、日本の番組だと一般家屋ですが、この番組で取り上げるのはAirbnbなどの民泊施設。宿泊客を増やし利益をあげるのがゴールとなるので、SNS映えするか? サービスはどうか? なども大事なファクターに。プロふたりが「Travel」「Design」「Experience」「Profit」の4つの視点から導き出す改造アイデアが展開を面白くします。

リアルに参考になるのは、ブルックリンのブラウンストーンを舞台にした第5話。コンパクトな部屋をどのようにすれば広く見せることができるのか、例えば、ベッドボードを置いたほうが目線が上にいき部屋が天高に見えるなど、日本の家屋でも参考になる実用的なヒントにふむふむと感心してしまいます。ほかにも、ハウスボート、ビーチ沿い、ワインカントリーにある家、元消防署(写真上)など、ユニークな立地の物件が続き、アメリカ横断の旅をしている気分に。1エピソード30分程度というほどよいまとまり感もいいし、インテリアのインスパイアと一緒に旅気分も満たしてくれるのも◎。(エディターR)

STORY
インテリアデザイナーのジュヌビエーブ・ゴーダーと不動産エキスパートのピーター・ロリマーが、平凡な民泊物件を魅力あふれる物件へと大改造。オンラインマーケティングも視野にいれた、デザインと機能を兼ね備えた変貌ぶりに、オーナー達も思わず驚嘆!

FEATURE