【名作韓国ドラマ ロマンス編】大人の渇いた心にズブズブ沁みる! ときめきチャージに一役買う良作韓ドラ18選

大人こそ良質なロマンスドラマが必要だ! ときめきチャージに一役買う名作韓ドラ

SPUR.JPでは多くのブランドやアイテムの中から、皆さんにおすすめしたいとっておきの情報をご紹介してきました。このページではこれまでに公開した記事の中から、ひとつのテーマにフォーカス。

今回取り上げるのは
大人がときめく名作ロマンス韓ドラ18選
です。

【韓国ドラマ ナビゲーター】
さすらいのライター 山崎敦子
『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。

韓ドラ追っかけ班/エディターK
母の影響により、第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界へ足を踏み入れる。「寝不足だけど幸せ」を合言葉に、20年間以上あらゆるジャンルの韓流ドラマを観続けている。ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。ドラマを観るたびに推しの俳優が増えていく毎日です。

『遊んでくれる彼女』/ソ・ジファンが可愛すぎてつらい……! 大人がハマる斬新ロマコメ誕生

オム・テグ ハン・ソナ ロマンス韓国ドラマ 『遊んでくれる彼女』
『遊んでくれる彼女』U-NEXTにて独占配信中 © SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved.

悪役のイメージが強いオム・テグ初のロマコメとなる本作の見どころをエディターKが解説。

ソン・ソックブーム以来の強面俳優のビッグウェーブと言っても過言ではありません。大人の皆さんは、オム・テグの熱にあてられる心構えをしてから観てください。これまで役柄的に「怖い人」のイメージが定着していたテグの新境地で、こんな愛くるしかったんですか!?と、してやられた気分。最高に萌える。コロコロ変わる表情とハイテンションの演技が似合う、ハン・ソナとのケミも抜群すぎます。タイトルからは想像できない大人の良質なロマコメでもあり、事情を抱えた前科持ちの人々の更生や生きづらさを描く社会派ドラマでもあり、今季イチだった!と強く強く推したい作品なのです。

『卒業』/韓国でムーブメントを起こした“年下ロマンス”の再来!?

韓国ドラマ『卒業』 ウィ・ハジュン、チョン・リョウォン
『卒業』U-NEXTにて独占配信中 © STUDIO DRAGON CORPORATION

チョン・ウォリョン×ウィ・ハジュンの年下ロマンスドラマの見どころをエディターKが解説。

年下男子と赤い傘、そして雨。『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』の鉄板ネタに、思わずデジャヴ!と驚いた『卒業』。さすがアン・パンソク監督の最新作! 類似ポイントがありすぎて、『よくおごって〜』が好きな人にはぜひ観てほしい。本作は韓国の社会問題にもなっている「高校生と塾と学校」に焦点を当てているので、もう少し恋愛要素はマイルドかなと思いながら、人の恋愛を土足でのぞき込んでしまっている感は残したままという絶妙な塩梅。なにより皆さん、ウィ・ハジュン待望のメロですよ〜〜〜! スリラーやアクションジャンルが多いゆえ、いつやってくれるのか?と期待していた人も多いはず。もれなく私もそのひとりです。
設定自体に目新しさはないものの、パンソク監督ならではのニクい演出が目白押しでどうしたってときめくんですよ! 小っ恥ずかしさで言ったら『よくおごって〜』に分配が上がります(笑)が、ふたりの距離の縮め方やジュノの無鉄砲さ、強引さ、可愛さが全面に表れすぎなんです。骨抜きにされるとはこういうことですか?と納得。

『ソンジェ背負って走れ』/今最も韓ドラ民を沼らせる、タイムスリップロマンス!

韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』ピョン・ウソク キム・へユン
『ソンジェ背負って走れ』 U-NEXT独占配信中 © CJ ENM Studios Co., Ltd.

キム・へユン×ピョン・ウソクのタイムスリップロマンスの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

推しのアイドルが突然の転落死。ドラマは、そんな彼を救うためにタイムスリップを繰り返すオタ・ペン(オタクなファン)ヒロインの奮闘を描くもの。そう鉄板のファンタジーロマンスです。アイドル×一般人という組み合わせは、古くから少女漫画でも愛され続けている構図で、なるほど、この作品もその手の夢見るキュンキュン恋愛ドラマなのね、なあんて軽い気持ちで観始めたわけですが、蓋を開けてみれば、ふたりの間には実は本人たちも気づいていなかった繋がりがあったようで、それがタイムスリップするごとに深〜く複雑に絡み合っていき、単なるアイドルとの胸きゅんラブに終わらないといいますか。というか、アイドルなんて、もうどうでも良くなってくるというか。
韓国では、最終回を前に本作のイベントチケットが秒殺で完売、サーバーもダウンするなど、大フィーバー中。泣きも笑いも自在に操るキム・ヘユンの確かな表現力と、存在自体に儚さと切なさを滲ませるピョン・ウソクのケミも素晴らしく。だからこそ、今、気が気でないというか。あ〜、一体ふたりはどうなっちゃうの〜〜〜。

『ヒーローではないけれど』/超能力と現代社会を味わい深くミックス!

Netflix韓国ドラマ『ヒーローではないけれど』チャン・ギヨン チョン・ウヒ
Netflixシリーズ『ヒーローではないけれど』独占配信中

チャン・ギヨン×チョン・ウヒのファンタジーロマンス作品の見どころをエディターKが解説。

なんだか序盤はストーリーもふわふわしているというか、曖昧な部分が多く、間の取り方とかも独特。だからこそ「ん?つまんない?」と視聴をやめてしまう人がいたら3話まで観てほしい。そこからグッと物語にのめり込めるはずです。完全ファンタジー設定なんだけれど、現代社会の風潮をうまく盛り込み、ここに良質なメロとヒューマンを入れ込んでいて、決してとっ散らかっていない。
ポク家の遺産目当てでマヌムが通うスパのマッサージ師として潜入するダヘ(ウヒ)。そう、詐欺師なんですよ。ダヘの施術を受けるとよく眠れる!と感動するマヌムが(実は睡眠薬を入れているだけ)、鬱病のギジュ(ギヨン)をなんとかせねばとふたりを恋人にさせようとするんです。それがダヘには願ったり叶ったりで、ポク家の妻となってお金をむしり取る算段。ところがです。惹かれ始めてしまうんですね、ギジュに。常套句だけれどまんまとときめくメロパート。なんと言っても「気怠い雰囲気で色気ダダ漏れ」なギヨンに心奪われます。実は悲しい過去を背負うダヘの切ないシーンも胸にグッと響くので、未視聴の方は騙されたと思ってぜひ。

『涙の女王』/切なくもどかしい、母子の物語

Netflix韓国ドラマ イ・ドヒョン ラ・ミラン 『良くも、悪くも、だって母親』
Netflixシリーズ『涙の女王』独占配信中

キム・スヒョン×キム・ジウォンの財閥家ロマンスの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

『涙の女王』、観てますか? まだ5話までの視聴ではありますが(記事公開時点)、すでに次週が待ちきれない面白さ。日本のNetflixで1位、本場韓国での視聴率も回を追うごとに昇龍のごとく上昇中、このままいくと大傑作になるやも知れません。その主人公を演じているのが、キム・スヒョンなのであります。配信前から大注目を集めていた作品ですが、そんな話題作に限ってコケてしまうことも少なくない中で、ヨクシ(やっぱり)5億ウォンの男(1話の出演料が5億ウォンと噂されている)キム・スヒョン。予想を遥かに上回る面白さはもちろんのこと、前々から定評があった彼の演技力が冴え渡っていると言いましょうか。
しかもラブコメの名手パク・ジウン作家の『愛の不時着』以来の書き下ろし。となれば、すでに面白さは立証済み!

『キング・ザ・ランド』/大人がハマる王道ロマコメの進化版!

2PMイ・ジュノ 少女時代ユナ Netflix韓国ドラマ 『キング・ザ・ランド』
Netflixシリーズ『キング・ザ・ランド』独占配信中

2PM イ・ジュノと少女時代 ユナの演技ドル共演が話題となったロマンスドラマの見どころをエディターKが解説。

ジュノとユナ。このふたりが主演を張るということはとんでもないドラマが爆誕するはずだと信じていましたが、まさに。なんでしょう。設定としては2013〜14年あたりの韓ドラにめちゃくちゃ多かった(そしてどハマりした)財閥×一般人の恋。とはいえまったく古さを感じさせず、細かな設定や言葉の選び方に共感できるせいか、兎にも角にもときめくし、いやほんと、近年のジュノの進化が目覚ましい……今改めてジュノに沼落ちするドラマなんですね。昔ながらの王道韓国ロマコメの味を生かしながらアップデートを加えているおかげで、最高の進化版ロマコメに仕上がっています。『社内お見合い』に沼った人はぜひ。
雨の日の傘、水にまみれたハプニングディナーetc.。人によっては飽きられる可能性大なんですが、恐ろしいほどに目が釘付け。口もとが緩んで仕方ない! 『赤い袖先』で新境地を見せたジュノが、またしても伝説を残してくれそうです。

『愛だと言って』/大人の心に刺さるヒューマン×ロマンス

韓国ドラマ 『愛だと言って』イ・ソンギョン キム・ヨングァン
『愛だと言って』ディズニープラス スターで独占配信中! © 2023 Disney and its related entities

イ・ソンギョン×キム・ヨングァンのヒューマンロマンスドラマの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

観ている間もラストもその余韻をずっと噛みしめていたい。久しぶりに極上のラブロマンスに出会った感慨に今もなお浸っております。物語は不倫して家族を捨てた父により人生がズタボロになったウジュ(イ・ソンギョン)と、信頼する人々から裏切られ続けた孤独を抱えるドンジン(キム・ヨングァン)が織りなすヒューマンラブなのですが、問題はドンジンが父を奪った愛人の息子だということ。現実的には二人のラブなんてあり得ないわけです。もちろんウジュがドンジンに近づいたのも最初は“復讐”目的。父の不倫を未だ引きずる自分にケリをつけるためとでも言いましょうか。なのに、なのに、自分でも知らないうちに……。少しずつ変わっていくウジュの心の内をきめ細かに紡ぎ出していく演出は、真実が隠されている行間を読み解いていくような味わい深さもあり。そして、人の裏切りもじっと受け止めてしまうドンジンの優しさにもじ〜ん。切ないけれどなぜか心癒される明るい温かさが全編に流れるロマンスは、疲れ切った心にこそ堪能させたい。優しさが心に染み入ります。

『その恋、断固お断りします』/笑いとロマンスの配分が絶妙の最新人気作!

Netflix韓国ドラマ『その恋、断固お断りします』キム・オクビン ユ・テオ
Netflixシリーズ『その恋、断固お断りします』独占配信中

キム・オクビン×ユ・テオの大人が沼るロマンス韓ドラの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

女性弁護士がヒロインではありますが、これといった法廷シーンはほとんどありません。ロマンス主体。しかも、思わず笑って、図らずもきゅんきゅんしつつ、ところどころにジーンと泣かされ、最後はデトックスした後のようにスッキリ爽快な笑顔になれる王道ラブコメなのです。ロマンスの主役を演じるのは、36歳のキム・オクビンと41歳のユ・テオ。日本での知名度はあまりなく、それほど若くないふたりではありますが、それゆえ見逃しているとしたらちょっともったいない。もはやNetflixトップ10の常連人気作品は、一度視聴し始めれば、やめられない止まらないノンストップな面白さ。『社内お見合い』や『最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜』にハマった人なら、文句なしに楽しめること請け合いです。

『イルタ・スキャンダル〜恋は特訓コースで〜』/“王道”にエッセンスを加えた大人のラブコメ!

Netflix韓国ドラマ『イルタ・スキャンダル〜恋は特訓コースで〜』チョン・ギョンホ
Netflixシリーズ『イルタ・スキャンダル〜恋は特訓コースで〜』独占配信中

チョン・ギョンホ×チョン・ドヨンのロマンス韓ドラの見どころをエディターKが解説。

またしても、邦題に惑わされてはいけないシリーズが誕生です。原題は『イルタ・スキャンダル』。韓国では人気の講師を「일타강사(イルタカンサ)」と呼ぶのですが、これは数字の1を意味する「일(イル)」と、スターと講師の言葉を掛け合わせた造語。『社内お見合い』がティーン向けのラブコメ大成功例だとすると(大人でもハマりましたが)、もっとも〜っと大人の恋愛物語。ベースの部分は王道ラブコメでありながら、韓国特有の教育論争の視点を取り入れ、講師、大学受験を控えた高校生、そしてその親を取り巻く環境をドドドンとリアリティたっぷりに表現していくと。『海街チャチャチャ』の監督と通称『恋のゴールドメダル』の作家のタッグとあって、話の進み方やテンポ、リズムがよく、1話目から楽しめます。“海チャ”の出演キャストも多く、脇を固めるアジュンマ(おばさん)や話題の若手俳優ノ・ユンソなど、高校生たちのキャスティングもいい!
大人の恋と食事、そして現代社会の闇をバランスよくちりばめる構成力、すべてのハーモニーが交わってユニークな作品に仕上がっています。

『ユミの細胞たち -シーズン2』/ウン派もバビ派もときめかざるを得ない!

韓国ドラマ『ユミの細胞たち -シーズン2』キム・ゴウン ジニョン アン・ボヒョン
『ユミの細胞たち -シーズン2』Prime Videoで独占配信中! ©STUDIO DRAGON CORPORATION

シーズン1から大反響だったロマンス韓ドラの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

実写×細胞たちの立体アニメという構成がユニークなドラマではありますが(詳しくはこちらの記事を)、平凡な会社員ユミ(キム・ゴウン)と紹介で出会ったゲーム会社のプログラマーのウン(アン・ボヒョン)の恋愛はいたって普通。それゆえの“あるある”体感目白押しで、ユミ以上にのめり込んでしまったという人も多いのではと。だからこそ、ラストのふたりの選択に、ソジュ(焼酎)をあおらずにはいられないほどやるせない思いに沈んだのも私だけではないはずです。それを受けての本作。ユミのお相手はウンに変わって(涙)、同僚ユ・バビ(ジニョン)。でも心の中がウンでいっぱいの身としては、バビなんて……と思ってしまうわけなのですね。案の定、ユミもウンを忘れられずボロボロ。当然です。私なんてSNSに上がるウンの写真が目に映るだけで(ウン、髪切ってるぅ)、ユミ以上に胸が締め付けられちゃうわけなのですよ。
まるでジェットコースターに、いやいや続け様のバンジーみたいな心のアップダウン。なぜかって? それについては本作視聴後にとことん。そのおしゃべりでソジュの空き瓶が山となるやも知れませんが。ちなみに、どうでもいいことですが、私はそれでもやっぱりウン(アン・ボヒョン)派です。

『その年、私たちは』/エモーショナルな演出にもセンスを感じる!

Netflix韓国ドラマ『その年、私たちは』チェ・ウシク キム・ダミ
Netflixシリーズ『その年、私たちは』独占配信中

映画共演経験のあるチェ・ウシク×キム・ダミの学生時代から大人になるまでを描いたロマンス韓ドラの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

かの“ウガウガファミリー”が集結した垂涎の旅行バラエティ『IN THE SOOP フレンドケーション』では、満場一致で“ラブコメ王”を命名されていたウシク。でも、実は本作が彼のラブコメ初挑戦作品。なのに、“本家”のソジュンヒョン(兄)が唸るほどの名演技。さまざまな思いを内包する自然体男子をこれほどナイーブにしかもめちゃくちゃリアルに表現する演技力、さすが世界のアカデミー俳優は違います。ラブコメ大好物であまたの作品を視聴し尽くしている私でさえも、これほどたくさんの、これほど多彩な“好き”を物語る表情があるとは思いもよらなかったという次第でして。
取り立てた大事件が起こるでもなく、ドロドロがあるわけでもなく、なのに通じ合わない一方通行の心の綾にどんどん引き込まれずにはいれないし、応援せずにはいられないという。そして、やっぱりロコベビーと称されるウシクの童顔です。拗ねる、怒る、強がる、突っぱねる、悲しがる、その全ての表情に“好き”を盛り込ませる手腕。ソジュンでなくとも唸らずにはいられません。

『二十五、二十一』/こだわり抜いた演出にも脱帽する良作春ドラマ!

Netflix韓国ドラマ『二十五、二十一』ナム・ジュヒョク キム・テリ
Netflixシリーズ『二十五、二十一』独占配信中

演技力に定評のあるキム・テリとナム・ジュヒョクの切なく最高にときめくロマンス韓ドラの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

特に2話の水道噴出シーンと、7話の誤審エピソードは、ふたりの美しすぎる絆に号泣。実年齢31歳のキム・テリの高校生役は、驚くほどにナチュラルで、そのどこまでも前向きに光り輝く明るい存在感は、それだけで観るものを勇気づけてくれます。7話では、23歳と19歳という2人ですが、タイトルでも示される25歳と21歳は、ふたりが恋に落ちる年齢なのだそう。ということは……。これまたますます先が楽しみではありますが、気になるのがナム・ジュヒョクです。常日頃、彼を見ると、実体があるようでない陽炎みたいな特異な存在感だなあと思っていたのですが、それゆえに、イジンがこの先、消えてなくなってしまうのではと気が気ではありません。ドラマは、現在のナ・ヒドのひとり娘キム・ミンチェが、母であるヒドの高校時代に書いた日記を読み進める形で展開されるのですが、ミンチェの姓が“ペク”ではないことが気になるのは私ひとりだけなのでしょうか。

『社内お見合い』/観ているだけでエナジーチャージできる最新ロマコメ

Netflix韓国ドラマ『社内お見合い』キム・セジョン アン・ヒョソプ
Netflixシリーズ『社内お見合い』独占配信中

キム・セジョン×アン・ヒョソプの王道ロマンス韓ドラの見どころをエディターKが解説。

プデュシリーズのワンピックだったキム・セジョン。近年女優としてメキメキと成長していますが、前作の『悪霊狩猟団: カウンターズ』とは打って変わった姿がまあ楽しい。酒乱シーンやギャグ顔披露をはじめ、ロマコメでここまでできるのかと正直ギャップを感じるあっぱれ!の演技の連続。しかもセジョン演じるハリの友達役ヨンソには、学校シリーズで共演したソル・イナ。マニアには嬉しすぎる世界観です。頭を空っぽにしてロマコメの世界に没頭できるのは、細やかな演出に富む韓国クオリティあってこそ。
前記したセジョンの演技然り、喋り方が若干時代劇入っているアン・ヒョソプの表情然り、先がわかっていても笑える演出が多く、従来のロマコメ色は残しながらも、独特のギャグセンスを入れ込んでいる。ハリのせいでこの先、始祖鳥を見聞きする度に笑ってしまいそう!!

『太陽の末裔 Love Under The Sun』/世界的な韓流スターとなったソン・ジュンギのブレイク作品

ロマンス韓国ドラマ 『太陽の末裔 Love Under The Sun』 ソン・ジュンギ ソン・ヘギョ
『太陽の末裔 Love Under The Sun』U-NEXTにて独占見放題配信中! Licensed by Next Entertainment World © 2016 Descendants of the Sun SPC

ソン・ジュンギとソン・ヘギョの大ヒットロマンス韓ドラの見どころをエディターKが解説。

陸軍特殊戦司令部の軍人シジン(ジュンギ)は、休暇中に部下のデヨンと韓国へ帰国。そこで出会った外科医のモヨン(ソン・ヘギョ)に一目惚れし、ぐいぐいと猛アプローチをかけていくのですが、1話から恋愛脳活性化に(おそらく)ひと役買います。その追う素振りが恐ろしくスマートでして、大人の余裕もありあり。言うならば『ソンギュンガン』ヨンハ役のような色気もあり、『ヴィンチェンツォ』カサノ役のような強さも併せ持つイメージ。で、良いムードになりつつも、デートの約束を前にしてシジンに海外派遣の任務連絡が……と韓国編は早々に幕を閉じ、舞台は紛争地域ウルクへ。そして、医療奉仕団として海外に左遷されたモヨンと電撃再会。
はい。またしてもシジンの追いかけっぷりが拝めるわけです。ソンソンカップル(主演ふたりのケミが良すぎてついたあだ名)の人気を底上げしたのが4話の伝説のワインキス。社会現象になるのも頷ける、まさに後世に語り継がれていくであろう美しさ……さらなる見どころは9話です。いわゆる神回でして、伝説2・トラックキスや、伝説3・ガソスタキスのほか、度肝を抜くときめきシーンのオンパレード。恥ずかしくて逃げ去るモヨンを先回りするために、シジンが窓から飛び降りて道を塞ぐシーンもときめくこと必至。

『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』/年下ムーブメントを巻き起こした代表作

ロマンス韓国ドラマ ソン・イェジン チョン・ヘイン『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』
『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』 U-NEXTで配信中! ©Jcontentree corp. all rights reserved

チョン・ヘインの代表作であり、大人が最高にときめくロマンス韓ドラの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

お互い気になりながらも、幼なじみということもあってなかなか進展しないふたりの関係。ドラマは、そんなふたりのもどかしい吐息や期待ではずむドキドキまで聞こえてきそうなリアルさを絶妙の演出と小洒落た映像と音楽で綴っていきます。ジナを演じるのはご存知『愛の不時着』のソン・イェジン。まるで他人の恋愛を覗き見しているような、イケナイことをしているようなドキドキ感は彼女のじとっとした湿り気感があってこそ。それに対するジュニを演じるのは、このドラマで一気に大ブレイクしたチョン・ヘイン。年上のジナを守ろうとする年下男子の頼もしさっぷりが胸キュンもので、放送された2018年は韓国で年下彼氏ブームが巻き起こるほど話題に。ドラマを1話観進めるごとに「ねぇねぇ、あのシーン観た!?」ときゃあきゃあやりたくなるくらいエッチ。もちろん、つきあうまでも垂涎ですが、付きあってからのイチャイチャぶりの名シーンも多々。

『わかっていても』/この恋の終着点が“わかっていても”止められない

Netflix韓国ドラマ『わかっていても』ソン・ガン ハン・ソヒ
Netflixオリジナルシリーズ『わかっていても』独占配信中

ソン・ガンとハン・ソヒのケミストリーにも注目のロマンス韓ドラの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

舞台は自由な気風の美術大学。彫刻科4年のナビは、恋人に手ひどく裏切られて失恋。以来、“愛は信じないけれど恋愛はしたい”という心境に。そんなナビの前に現れたのが、同じ美大に通うジェオン。人を惹き付けるルックスをもつジェオンに一目惚れに近い状態で惹かれ始めるナビ。でも、このジェオンが実にやっかいな男でして、ちゃんと恋愛するのは面倒、でも、恋の駆け引きは嫌いじゃないという(しかも、悪気ゼロ)……そう、完璧なナップンナムジャ(悪い男)。そんなジェオンに誘われるまま、ナビは「愛ではないとわかっていても」関係を持ってしまうのですが……。
ドラマ前半はふたりの濃厚シーンが、思わず息止めちゃうほど匂いたつように綴られていくのですが、割り切っているつもりでもなかなか割り切れないのが恋愛。そして、人を求める心。そんなナビの前に、今度はナビ自身を大切に思う幼なじみのドヒョク(チェ・ジョンヒョブ)が現れるという……。心と脳とカラダの一致がなかなか至難なお年頃の恋愛。さて、その行方は? 生唾ごくんごくんと飲みつつ、もはや見届けるしかありません。(さすらいのライター山崎)

『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』/私の韓ドラの原点はこれだった!

ロマンス韓国ドラマ『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』コン・ヒョジン チャ・スンウォン

コン・ヒョジンとチャ・スンウォンの色褪せない名作ロマンス韓ドラの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

友人の薦めで、仕方なく乗り気ゼロのまま観始めたのですが、だって、タイトルからしてふざけていませんか。「ドゥグンドゥグン」って! 勝手ながら、主演のチャ・スンウォンの暑苦しいそのお顔、全然私の好みではございません。物語もかなりふざけておりまして、元アイドルで今や落ちこぼれB級タレントのク・エジョン(コン・ヒョジン)と、濃い顔チャ・スンウォン演じる国民的トップスター、トッコ・ジンの最悪の出会いから始まるドタバタなラブコメディ。マジか。で、このトッコ・ジンが本当にいけ好かないヤツでして、こっけいなほどに自信家でわがままなオレ様系。もう、必死の思いで芸能界にしがみついて生活費を稼ごうとしているク・エジョンにいやらしいほどの上から目線。なのに、彼女のかつてのヒット曲「ドゥグンドゥグン」を聴くと、なぜか心臓がドキドキしちゃうという……なんのこっちゃ! 1話のさわりを観て、こりゃあ韓流、申し訳ありませんが好きになりませんと確信。なのに、なのにです。1話を見終わる頃には、ムジョッコン(無条件)に大爆笑。しかも、大っキライなはずのトッコ・ジンの不器用なピュアさに回を追うごとにどんどんどんどん惹かれていっているではありませんか。2人の恋の行方にも、ハラハラ・ドゥグンドゥグン(そう、これ日本語で“ドキドキ”の意味なんです)しながら見守っているという私的まさかな展開。これか、韓流ドラマ、マジックって‼ 

『ショッピング王ルイ』/難しいことを考えず、ひたすらにときめきたい時に

ロマンス韓国ドラマ『ショッピング王ルイ』ソ・イングク ナム・ジヒョン
『ショッピング王ルイ』U-NEXTにて配信中! © 2016 MBC

ソ・イングクとナム・ジヒョンで織りなすロマンス韓ドラの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

あるあるでありながら斬新なストーリー展開で飽きさせない、さすがの力ワザ演出&脚本はもちろん、それより何より演技派として定評のあるソ・イングクとナム・ジヒョンが演じるムジョッコンに可愛い主演のキャラクター。特にイングク演じるルイ。御曹司としての育ちのよさを保ちつつ、自分の面倒を見てくれるボクシル(ジヒョン)にぴったりくっついて離れない捨てられた子犬のような、こりゃあ放っておけないよね、とムジョッコンに納得してしまう悶絶級の可愛らしさ。しかも、キス職人とまで言わしめたあの手この手のキステクニシャンぶり! もう、これで胸キュンしない人がいたら、ぜひお目にかかりたい。難しいこと考えずに、ほんわかきゅんきゅん気持ちよくなりたい時、必見です!