手持ち花火の締めくくりといえば線香花火。今では安価な外国産が市場の多くを占めているけれど、美しさにこだわった国産の線香花火を楽しむのも、大人ならではの粋な作法のひとつ。さらに、伝統的な線香花火が、東日本と西日本で異なる形をしていることは、意外と知られていない。この夏は2種類の国産線香花火を取り寄せて、比べてみると新しい発見があるかも。
関西から線香花火が伝わる際に、ワラの代用品として和紙で火薬を包んで作ったのが始まり。今ではスタンダードな線香花火として全国に普及。
「東の線香花火 長手牡丹」¥500/筒井時正玩具花火製造所
300年変わらない線香花火の原形。持ち手がワラで作られている。現在国内でこの花火を製造している唯一の製造所がこちら。
「西の線香花火スボ手牡丹」(各15本入り)¥500/筒井時正玩具花火製造所
SOURCE:SPUR 2017年9月号「夏にしたいこと、ぜんぶ!」
illustration:AYART MART edit:Misato Kikuchi
夏にしたいこと、ぜんぶ!「大人の夏休みの自由研究編」
着たい服はどこにある?
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