──本作ではダニエル(ヒュー・グラント)がいなくて残念でしたが、マーク(コリン・ファース)の新たな恋のライバルとしてジャック(パトリック・デンプシー)が登場し、またもや三角関係でしたが、ブリジットがモテる理由・魅力はどこにあると思いますか?
良い質問ね! そうなのよ。私もダニエルが出ないなんて、最初は信じられなかったんです。でも、新たにジャックが登場するという変化があったのはうれしかったわ。彼は紳士ですし、マークにとってのライバルとしてはより洗練されていますよね。これまでは良い人(マーク)と悪い人(ダニエル)が対立するような感じでしたが、今回はふたりとも良い人なのよね。でもブリジットもこれまでの教訓を得ているから、そこまでウブじゃないの。パトリックが言うのは、ブリジットは嘘がなくて、思いやりがあって、そして冷静な人間。もちろん欠点はたくさんあるけれど、それを自虐的ユーモアでカバーして、そういうところがより可愛らしい。彼女が欠点だらけなので、男性側も自分に欠点があってもいいんだって思わせるような安心感があるからモテるんじゃないか、とパトリックは分析していたわ。
──またコリンやパトリックとの撮影秘話を教えてください。
コリンとパトリックは撮影中いつも私をアドリブで笑わせようとしていたわ。とくにふたりが私を抱きかかえる橋のシーンでは、私は出産直前で苦しんでいるのに、ふたりが笑わせるから笑いをこらえるのにとても苦しかったのよ。また、ふたりはこの映画ですごく仲良くなったんです。ふたりがふざけあっているのを、端から見ているのもまた楽しかったわ。