休業を経て人生観が大きく変化

──本作では、60着の衣装を着替えられたと聞きました。かつてのブリジットとは違う、洗練されたキャリア・ウーマン的な衣装もありましたが、個人的に印象に残っている、気に入っている衣装はありますか?

フラット・シューズね! お腹に入れているものが重かったから。ハイヒールやブーツじゃとても無理ね。あとはダニエルのお葬式の衣装は、今日(インタビュー当日は「オスカー・デ・ラ・レンタ」のドレスを着用)のようなレースだったわね。確かに彼女はちょっとは洗練はされて見えますが、よく見るとちょっと違うのよ(笑)。そこまでいっていないのよ。ファッション誌とはちょっと違う、がんばっている感じよね。

──でも、それも含めてブリジットの魅力ですよね!

そうなのよ! ブリジットが、ファッション誌に出てくるようなスタイルだと、共感はできないわよね。「ブリジットは私たちと同じよ」っていうのがいいんです。「ファッション誌を真似てトライしたけど、ちょっとイメージが違ったかしら?」くらいが(笑)!

──女優業を6年間休業していた間、大学で脚本家コースを受講して、テレビ番組の製作にも携わっていたと聞きましたが、その経験を経て、休業される前と後では仕事や人生についての考え方に変化はありますか?

とても変わったわ。この仕事を25年くらいやってきていますが、今は全く違う見方ができますし、健全になりました。仕事を続けても自分というものを失わずに、他に興味があることもしっかりできる。休業したのは、若い頃から興味を持っているものを追求したかったんです。これは何かの始まりかもしれないと思っているわ。これからも勉強を続けたいし、習いたいこともまだありますし、時間が経てばまたそれについて語ることもできるかと思います。

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■レネー・ゼルウィガーのデビューから最近までのキャリアを写真で一気にチェック!
コチラから>

■石川三千花さんも大注目!
今回のブリジット・ジョーンズもやっぱり面白くて、「たまには観たい上等なラブコメ」の感を強くした!>

PROFILE
レネー・ゼルウィガー/1969年米テキサス州生まれ。テキサス大学で英語の学位を取得して卒業後、1993年にリチャード・リンクレイター監督の『バッド・チューニング』で長編映画デビュー。1996年には、キャメロン・クロウ監督の『ザ・エージェント』でトム・クルーズと共演し好評を得る。『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)と続編『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(2004)の2作で等身大のイギリス人女性に扮して好評を博す。シリーズ第1作で初のアカデミー賞候補に挙がった。続編でもゴールデン・グローブ賞コメディ/ミュージカル部門で主演女優賞候補となる。2002年のアカデミー賞作品賞を受賞した『シカゴ』では殺人犯ロキシー・ハートを演じ2度目のアカデミー賞候補となった他、ゴールデン・グローブ賞コメディ/ミュージカル部門の主演女優賞、全米映画俳優組合賞主演女優賞などを受賞。そして2003年には、アンソニー・ミンゲラ監督作品『コールド マウンテン』でアカデミー賞助演女優賞のみならず、ゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞、英国アカデミー賞、放送映画批評家協会賞その他数々の賞に輝いた。

INFORMATION

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期
10月29日(土)全国ロードショー

43歳になったブリジット(レネー・ゼルウィガー)は、なぜか未だ独身。彼女が愛した男はといえば、ダニエル(ヒュー・グラント)は飛行機事故で亡くなり、マーク(コリン・ファース)は別の女性と結婚し、さらには離婚調停中。しかし今やテレビ局の敏腕プロデューサーとなったブリジットにハンサムでリッチ、性格もナイスなIT企業の社長ジャック(パトリック・デンプシー)とのドラマチックな出会いが訪れる。いつもの天然っぷりから彼と急接近する一方で、マークとも再会を果たすブリジット。またしても2人の男性に揺れ動くことになるブリジット。今度こそ幸せをつかむことができるのか?
bridget-jones.jp
(C) Universal Pictures.

FEATURE