限界まで力を抜いて、いかに簡単でおいしくそのうえお酒に合うつまみを手に入れるか? 数秒~数分で完成する限界レシピを集めました
ピーマンのコチュジャンあえ
▶ 衛藤キヨコさん
ピーマンを生のまま粗い千切りにし、コチュジャン、ごま油、ごまを合わせてあえる。「刻んだしょうがやにんにくを加えてもおいしいです。食べごたえが欲しいときは、ピーマンの代わりにゆでた豚バラスライスを。まずはビール!というときにさっと作れるのでおすすめです」
profile:写真家。雑誌や書籍を中心に、人、食、旅などを撮影する。『台湾の「いいもの」を持ち帰る』(講談社)、『にんじん、たまねぎ、じゃがいもレシピ』(光文社)などの撮影も担当。
ブラータチーズとケッパー
▶ 大山恭弘さん
ブラータチーズにケッパーの酢漬け、マカダミアナッツ油をかける。「10年ほど前にパリに住む友人の家で味わって以来、ブラータチーズはこの食べ方が定番に。店でも時々出しています。ちょっとしたパーティのアペリティフにもぴったり。おいしい白ワインと一緒にどうぞ!」
profile:東京・恵比寿の「ワインスタンドワルツ」を営む。4 坪ほどの小さな空間だが、ヴァン・ナチュールのマニアも満足させるワインの品揃え&ケークサレなどのアテで大人気。
海苔刺身風
▶ ニッチェ・江上敬子さん
焼き海苔を食べやすい大きさにカットする。ごま油に塩を、しょうゆにわさびを 入れて添え、刺身のようにつけながら食べる。「たらふく食べておなかはいっぱい。 でももうちょっと飲みたい、少しだけおつまみが欲しい、というときに考案した一品。お刺身気分が味わえるのもお得です」
profile:お笑い芸人。近藤くみことコンビを組み「ニッチェ」として活動する。趣味は料理、料理漫画集め、お酒を飲むこと。
目玉焼きの粉チーズ&海苔がけ
▶ 谷口菜津子さん
目玉焼きに雲丹ひしおと粉チーズをかけ、きざみ海苔を散らす。「卵黄+雲丹ひしお+チーズという濃厚トリオの働きで 脳がとろけそうになります。フライパンにサラダ油をひいて、卵黄は半熟ぎみに、白身は端がカリカリになるくらい、揚げ焼きのように仕上げるのが好きです」
profile:漫画家。著書に『放っておくだけで、泣くほどおいしい料理ができる』(ダイヤモンド社)、『彼女は宇宙一』(KADOKAWA)など。新連載「彼女と彼氏の明るい未来」が『コミックビーム』でスタート。
いなばのタイカレー麺
▶ コナリミサトさん
「いなばのチキンとタイカレー」を電子レンジで1分温め、ゆでた素麺にからめる。「白ご飯がないなら素麺をぶっこめばいいじゃない?という友人のアドバイスから生まれ、わが家のレギュラーにな った限界つまみです。ほんのり甘く、まったり麺にからむイエロー缶が好きです」
profile:漫画家。人生リセットコメディ『凪のお暇』(秋田書店)が大ヒット連載中。連載「ひとりで飲めるもん!」や『宅飲み残念乙女ズ』(ともに芳文社)、『恋する二日酔い』(イースト・プレス)など、お酒にまつわる作品も。
illustration:Natsuko Taniguchi edit:Hikari Torisawa