仕事相手との会食、大切な人との記念日……ハレの日が似合う春のこの時季、話題のレストランは? フレンチから中華、インドまでワールドワイドにご紹介。
COTEAU./コトー
トップシェフによる気さくなフレンチ
次世代のフレンチを牽引する「SUGALABO」を主宰する須賀洋介シェフが監修するレストラン。月替わりのメニューは、毎週試食会を重ね、1カ月かけて翌月のメニューに磨きをかけている。全国から届く旬の魚介や野菜を贅沢に用い、魅力を120%生かしきる料理は、軽やかでとびきり華やか。アミューズ、2種の前菜、選べるメインとデザート、お茶までつくプリフィクススタイルで、ランチもディナーも¥6,900というから驚きだ。須賀シェフの「毎月足を運んでほしい」という誘惑に、つい負けてしまう。
1 3月のメニューのメイン「さわらとアスパラ菜 人参エスニック」
2 前菜「ホタルイカと菜の花」
3 複合施設「KASHIYAMA DAIKANYAMA」の4階で開放的な空間も魅力。土・日曜のみランチもあり
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東京都渋谷区代官山町14の18 4F
電話番号:03-5784-1670
営業時間:17時30分〜21時LO、(土・日)12時〜14時LO、17時30分〜21時LO
定休日:月曜、平日・祝日のランチ
※サービス料10%
サウスラボ 南方
ローカルな香港料理を錦糸町で
日本の中華料理人気を支えてきた広東料理。高級食材を使うのが既存のイメージだったが、ローカルの味を伝えるのが錦糸町にあるここ。一流の中国料理店で腕をふるったトミーさんが作る料理は、見た目は極めてシンプルだが、和食と同じく素材の味を生かし、丁寧な仕込みを施すのが特徴。スープ(上湯)、煮込み料理、揚げ物……どの料理にもみずみずしさを感じ、うまみが味蕾にじんわり染み入る。ハーブやスパイスをたっぷり使うため、自然派ワインとのペアリングで、また違った世界を見せてくれる。
4 「クリスピーチキン」と並ぶシグネチャー料理「鳩の醤油煮」¥3,800と自社農場直送のパクチーを使った「パクチーサラダ」¥800
5 要予約メニューの、身が濃厚かつとろける「魚の姿蒸し」¥7,000〜
6 個性豊かな自然派ワインが充実
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東京都墨田区錦糸3の7の3 1F
電話番号:03-6658-5299
営業時間:18時〜22時LO、12時〜(土)、12時〜21時LO(日)
定休日:月曜
SPICE LAB TOKYO/スパイスラボトーキョー
その先にあるモダンなインド料理
日本を愛するインド人夫婦が“インド料理の今”を伝え、日本の旬の食材とのマリアージュを試みる新感覚レストラン。ランチ、ディナーともにコース仕立て。“寺院”や“ロイヤル”などインドを象徴する8つのテーマを掲げ、それを想起させる料理を展開。ケバブやビリヤニといった伝統的レシピに、モダンな手法や和の食材を織り交ぜて表現する。異国を旅する気分を堪能するうち、洗練されたスパイス使いによって、巡りのよい体に。食後は11階のバー「THE GREY ROOM」でオリジナルカクテルを味わっても。
7・9 前菜からデザート、お茶までたっぷりとつくコース「スパイス ジャーニー」ランチ¥6,600の一部。スパイスの香り高きビリヤニにはカレーやライタを添えて。9はインド人シェフが魅了された黒毛和牛サーロインのソテーにナッツとタマリンドのソースを
8 ラグジュアリーな雰囲気に包まれて
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東京都中央区銀座6の4の3 10F
電話番号:03-6274-6821
営業時間:11時30分〜15時、18時〜21時LO
定休日:無休
※サービス料10%
élan/エラン
伝統と革新、フレンチの美学を味わう
今年1月、「GYRE. FOOD」として一新した「GYRE」4階のレストランフロア。業界で最も注目を集める「élan」のエグゼクティブシェフは、若手の中でも頭ひとつ抜きんでる信太竜馬さん。パリの名門「オテル・ド・クリヨン」、銀座の「エスキス」などで研鑽を積み、伝統から革新までフレンチのすべてを知る彼だからこそ生み出せる料理は、芸術品のように美しく、味わい清らか。それでいて、日々変化する食材や気候に合わせて柔軟に進化していく。余韻まで美しく、至極エレガントなフレンチを体感して。
10 クラシックな手法にモダンな要素を。「レンコン 雲丹 金柑 百合根 からすみ」
11 「カリフラワータラバガニ 舞茸晩白柚」(料理は変更の可能性あり)。コースは¥15,000と¥20,000
12 エレガントなしつらえも素敵
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東京都渋谷区神宮前5の10の1 GYRE 4F
電話番号:03-6803-8670
営業時間:18時〜21時LO
定休日:水曜
※サービス料10%