[材料](2人分)
[作り方]
❶ ロメインレタスはよく洗って葉ごとにちぎっておく。
❷ パンは小さめの一口大にちぎり、クルトンの残りの材料とボウルでよくもみ合わせて、トースターでこんがりするまで焼く。
❸ ドレッシングを作る。卵黄にアンチョビ、マスタード、レモン汁の順でよく混ぜ合わせながら加えていく。かき混ぜながらオリーブオイル、サラダ油を分離しないよう1滴ずつ加え、残りの材料も加えてよく混ぜ合わせる。
❹ 器に盛ったロメインレタスにクルトン、一口大にしたとうもろこし、ちぎったバジルをのせたらドレッシングを回しかけて完成。
禁酒法時代のユニークな一品
サラダそのものの起源をたどると、古代ギリシャ・ローマ時代までさかのぼる。生野菜を塩で食べる習慣があり、長い時を経てヨーロッパやアメリカに伝わった。そしてシーザーサラダ発祥の地は、アメリカ合衆国との国境の町、メキシコのティファナ。ハリウッドから車で2時間半、当時施行されていた禁酒法から逃れられる立地だった。「イタリアンのシェフ、シーザー・カルディーニさんのレストランにはハリウッドスターが多く訪れていたようです。独立記念日のパーティで料理の材料が足りなくなり、あり合わせで作ったものが起源。カトラリーも足りなくてロメインレタスを手づかみで食べていたそう。クチコミで人気になったシーザーサラダのおかげで、カリフォルニアではロメインレタスの栽培自体が盛んになったとか。料理が経済にまで影響を及ぼすのがわかって面白いですよね」
バジルの香り、クルトンの食感とコーンの甘みを楽しむレシピに。