KAORUのニューノーマル・レシピ 01 / がりがりフライドチキン

[材料](4人分)

[作り方]

❶ 大きめのボウルに牛乳、レモン汁を入れかき混ぜたら約5分置き、漬け液の残りの材料を加えよく混ぜ合わせる。
❷ ①に鶏肉を加え、ひと晩寝かす。
❸ 漬け汁から鶏肉を引き上げる(漬け汁はとっておく)。
❹ 衣の材料をすべて混ぜ合わせ、鶏肉にまんべんなくつけたら、再び漬け汁、衣の順でつける。
❺ 160度の油で約5分揚げ、一旦引き上げて約5分休ませ、再び180度で約3分揚げて完成。

ソウルフードに込められた思い

“ソウルフード”と聞いて思い浮かべるのは、がっつり大盛りのスタミナごはん? いえいえ、その言葉が指すのはアメリカ南部の伝統料理のこと。なかでもフライドチキンは、象徴的なメニューだ。

「映画で、フライドチキンとアフリカ系アメリカ人が関連づけられることがいつも不思議で。数年前NY滞在中に、友人にソウルフード料理店を紹介されたことをきっかけに“ソウルフード”が彼らにとって重要な食文化であり、それ自体が一つの食ジャンルなのだと知りました。奴隷制が敷かれていた頃、彼らが唯一自分たちのために育てることを許された家畜が鶏。主人の残り物の豚からとったラードで揚げたフライドチキンは奴隷解放後も彼らを奮い立たせる魂の味となったのです」

今回はアメリカでポピュラーな“バターミルクに肉を漬け込むと柔らかくなる”という手法から着想し、肉を牛乳に漬け込んだ。がりがりっとした衣のスパイシーな香りと、柔らかでジューシーなうまみが広がる。

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