誰もが知っている世界的芸術家、ミロ。ピカソと並ぶスペインの巨匠で、プリミティブでピュアさを感じさせる絵柄の印象があります。普遍的な人気を保っている画家が、実は日本好き、と聞いたらさらに好感度が爆上がりに。「ミロ展-日本を夢みて」は、約130点もの作品を通してミロと日本のつながりに迫ります。
学芸員の方のギャラリートークを聞くと、ミロと日本のつながりは、これまでも言われてきたけれどちゃんと検証されていなかったとか。禅に興味を持っていたり、アトリエには埴輪の本など日本関係の本がたくさん保管されていたそうです。しかもはるばる来日もされて、展覧会も開催しています。ミロにとって、日本のものは日常の雑貨などでも質感に富んでいて魅力的だったとか。タワシを画材に使ったこともあります。詩人で美術評論家の瀧口修造とのつながりもありました。距離的には遠いけれど、日本とスペインの間に文化的、エネルギー的交流があったと思うと感慨深いです。海外に行けない今、異文化交流を体感したいです。
「ミロ展ー日本を夢みて」
期間:〜2022年4月17日(日)
時間:10:00~18:00 (入館は閉館30分前まで)毎週金・土曜日は21:00
休:3月22日(火)
※開催日時などにつきましては、新型コロナウイルス感染症の状況により変更の可能性もあるので、公式HPなどでチェックしてください。
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
東京都渋谷区道玄坂2丁目24−1
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_miro/
漫画家、コラムニスト。埼玉県出身、武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデ ザイン専攻卒業。アートやアイドル観察からスピリチュアルまで幅広く取材し、執筆。主な著作は『江戸時代のオタクファイル』(淡交社)『女子校礼讃 』(中央公論新社)『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)など多数。Twitterは@godblessnamekoです。








