2020.11.19

日本の食卓を彩る、鉢の魅力を再確認。「とらや市 鉢」、とらや 東京ミッドタウン店ととらや 赤坂店で開催

食にまつわる実用的な道具を不定期で展示・販売する「とらや市」が、2020年12月2日(水)〜2021年3月26日(金)にとらや 東京ミッドタウン店ギャラリーで、また2021年1月9日(土)〜3月9日(火)にとらや 赤坂店で開催。今回は「鉢」をテーマに、鉢が食まわりでどのように使われてきたのかを振り返りつつ、普段の食卓に取り入れやすい鉢を紹介する。

茶碗や皿などとともに日本の食卓を彩ってきた器が鉢。深鉢、盛り鉢、向付鉢など、形も大きさも多種多様な鉢を紹介する「とらや市 鉢」が、2020年12月2日(水)よりとらや 東京ミッドタウン店ギャラリーで、2021年1月9日(土)よりとらや 赤坂店でスタートする。

福岡県・小石原焼の鉢にそれぞれおかずを盛った様子。「小石原ポタリー 入れ子鉢」¥8,000
福岡県・小石原焼の鉢にそれぞれおかずを盛った様子。「小石原ポタリー 入れ子鉢」¥8,000

「とらや市」は、生活の中の伝統的な道具の実用性や美しさを改めて見つめ直すきっかけを届けたいというとらやの思いから、食にまつわる実用的な道具を展示するもの。2014年より「ふきんとてぬぐい」「弁当箱」などを開催、今回で9回目となる。

本展では、虎屋文庫の所蔵する錦絵や雑誌の誌面を通じて、縄文時代から現代までに日本でどのような鉢が使用されてきたのかがわかる展示を行う予定。また、小石原、信楽、高田(たかた)、波佐見、読谷村という全国5ヵ所の産地から10点の鉢を取り上げ、バラエティ豊かな鉢の形や種類を紹介する。

さまざまな鉢が
同じ料理も鉢を変えると印象が変わることが実感できる展示。普段の食卓が鉢の存在で新鮮なものになるはず。

さらに、今回展示・販売する鉢それぞれに、料理家・長尾智子が家庭の素朴な料理を盛り、鉢の使い方を提案。同じ鉢に違う料理をよそった時、また違う鉢に同じ料理をよそった時に、どんなふうに食卓の雰囲気が変わるのかが実感できる。

会場では陶器と磁器の鉢11種類と、山椒すりこぎや棕櫚たわしなど、鉢と合わせて使える商品も販売。暮らしの中で生きる使いやすい鉢の数々に是非注目を。


「とらや市 鉢」
・とらや 東京ミッドタウン店
会期:2020年12月2日(水)〜2021年3月26日(金)
場所:とらや 東京ミッドタウン店 ギャラリー(東京都港区赤坂9-7-4 D-B117 東京ミッドタウン ガレリア地下1階)
時間:11:00~20:00 ※東京ミッドタウンに準ずる
定休日:元日 ※東京ミッドタウンに準ずる
03-5413-3541

・とらや 赤坂店 ※縮小版の展示・販売
会期:2021年1月9日(土)~3月9日(火)
場所:とらや 赤坂店内 2階(東京都港区赤坂4-9-22)
時間:平日 9:00~19:00/土曜・日曜・祝日 9:30~18:00
定休日:毎月6日
03-3408-2331

https://www.toraya-group.co.jp/


text : Shiyo Yamashita