【BE:FIRST】東京から世界へ。メンバー7人にインタビュー!

メンバー全員が類いまれなる歌唱力とダンススキルを併せ持つ、唯一無二の存在感。東京が世界に誇るアーティストグループ「BE:FIRST」が、初めて7人揃ってSPURに登場する。デビューから2年4カ月という異例のスピードで東京ドーム公演を実現し、約10万人を動員した彼ら。大きな節目を迎えながら、それすらも"通過点"と捉える7人が、次に目指す場所とは

SPUR BE:FIRSTの7人

[LEO]シャツコート¥495,000・シャツ¥108,900・パンツ¥176,000・靴¥161,700(すべて予定価格)・ソックス(参考商品)/プラダ クライアントサービス(プラダ)
[SHUNTO]シャツ¥682,000・パンツ¥209,000・靴¥165,000(すべて予定価格)/プラダ クライアントサービス(プラダ)
[RYOKI]ジャケット¥327,800・シャツ¥122,100・パンツ¥122,100(参考価格)・靴¥148,500/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ) ベルト/スタイリスト私物 
[MANATO]ニットブルゾン¥456,500・シャツ¥149,600・パンツ¥162,800・ベルト¥151,800・靴¥170,500/ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー)
[JUNON]シャツ¥201,300・タイ¥61,600・パンツ(参考商品)・リング¥92,400・ブーツ(参考色)¥195,000/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)
[SOTA]Vネックニット¥324,500・ポロニット¥308,000・一番下に着たボーダーポロシャツ¥170,500・スエードパンツ¥693,000・ベルト¥77,000(すべて予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ) 靴¥165,000/チャーチ クライアントサービス(チャーチ)
[RYUHEI]ジャケット¥319,000・シャツ¥143,000・パンツ¥187,000(すべてヴァレンティノ)・タイ¥66,000・靴¥156,200(ともにヴァレンティノ ガラヴァーニ)/ヴァレンティノ インフォメーションデスク ソックス/スタイリスト私物

RYOKI ここで満足しないことが大事。よりよい世界を切り開いていく

SPUR BE:FIRST RYOKI
ジャケット¥510,000・シャツ¥160,000・パンツ¥310,000 (すべて参考価格)・ポロシャツ¥120,000・ネックレス¥125,000・靴¥210,000/クリスチャン ディオール(ディオール)

「キム・ジョーンズの描く世界観が好き」と語るRYOKIさんがまとうのは、ウィメンズウェアのエッセンスを取り入れたディオールの2024年サマーコレクションのルック。ファンシーツイードのセットアップに蛍光グリーンのポロシャツをアクセントとして加えた。モダンな提案は、時代を切り開くニューアイコンによく似合う。

1999年4月26日生まれ。愛知県出身。

MANATO "東京ドーム以上"の可能性を感じてもらいたい

SPUR BE:FIRST MANATO
ニット¥390,500・パンツ¥1,452,000・靴¥156,200/グッチ クライアントサービス(グッチ) ソックス/スタイリスト私物

白とブルーのクリーンな配色が爽やかな印象を残すボクシーなニット。淡いベージュのパンツと組み合わせれば、エフォートレスとエレガンスが共存するスタイリングに。ニットのショルダーラインにはさりげなくホースモチーフが。「上質な着心地に背すじが伸びますが、この馬を見ると和みますね」。カンバセーションピースにもなり得る一着が、MANATOさんのやわらかな表情を引き出す。

2001年4月29日生まれ。福岡県出身。

RYUHEI 信じてついてきてくれたBESTYは宝物です

SPUR BE:FIRST RYUHEI
ニット(参考色・受注生産)¥2,750,000・パンツ(参考商品)・靴¥159,500・ピアス¥126,500/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)

2024年春夏コレクションにフレッシュな風を吹き込んだのは、マチュー・ブレイジーならではの美学を感じる有機的な柄。それを落とし込んだボリュームのあるニットとオーバーサイズのパンツというインパクトのあるルックもさらりと着こなしたRYUHEIさん。卓越したクラフツマンシップを印象づけながらも、温かみがあり、着た者に安らぎを与える。奥行きのある装いが、ニュースターの肖像を際立たせる。

2006年11月7日生まれ。愛知県出身。

LEO 「世界に行く」という目標に向かって成長していきたい

SPUR BE:FIRST LEO
ブルゾン¥192,500 ・Tシャツ(3枚セット)¥86,900・パンツ¥130,900・靴¥144,100/マルニ ジャパン クライアントサービス(マルニ) ソックス/スタイリスト私物

オーガニックコットンを用いたブルゾンは肌ざわりがよく、快適な着心地。アースカラーのパンツを合わせて、味のあるワークテイストに。足もとはフリンジつきのダービーシューズで、クリーンにまとめた。武骨なアイテムを組み合わせつつも、全体をやわらかい色みで統一し、優しい印象に導く。クールなルックスでありながらムードメーカーであるLEOさんの人物像に重なるスタイル。

1998年9月8日生まれ。東京都出身。

SHUNTO ドーム公演を終えてようやく、世界へのスタートラインに立てた

SPUR BE:FIRST SHUNTO
リネンジャケット¥330,000・Tシャツ¥79,200・パンツ¥126,500/フェラガモ・ジャパン(フェラガモ)

「イタリアやカリブ海のドレスコード」にフォーカスしたフェラガモの2024年春夏コレクション。クワイエット・ラグジュアリーを体現したようなミニマルなセットアップは、心地よいリラクシングな着心地がやみつきに。涼しげなリネンに異素材の襟を合わせ、コントラストのきいたディテールが美しい。普段は鮮やかなカラーやビッグシルエットのアイテムを取り入れることが多いと話すSHUNTOさんの、新たな魅力が輝き出す。

2003年9月1日生まれ。愛知県出身。

SOTA この先の未来を想像して、楽しみにしてほしい

SPUR BE:FIRST SOTA
ベスト¥223,300・Tシャツ¥59,400・パンツ¥173,800/マルニ ジャパン クライアントサービス(マルニ) ベルト/スタイリスト私物

撮影中もリズムを刻みながら軽やかにポージングをキメていたSOTAさん。あえてユーズド加工を施したべストに、マルニならではの遊び心とクラフツマンシップが光る。「普段はストリートな着こなしが多いので新鮮でした。われながらこういうクリーンなスタイルも結構似合うなと発見がありましたね(笑)」。オーバーシルエットのTシャツはタックインしてメリハリをつけて爽やかに。

2001年1月18日生まれ。神奈川県出身。

JUNON 今まで見たことのないパフォーマンスを見てもらえたと思う

SPUR BE:FIRST JUNON
ニット¥609,400・パンツ¥781,000(参考価格)・靴¥137,500/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ) ベルト/スタイリスト私物

「遠近法」をテーマにしたコレクションのユニークなアイテムを、持ち前のスタイルで堂々と着こなしたJUNONさん。ボタン位置や袖の生地がずれたようなギミックをきかせたショート丈のニットがインパクト大。ユーモラスなアイテムと、胸もとや腕のセンシュアルな肌見せのバランスで視線を奪う。ラインストーンをふんだんにちりばめたきらめくハイウエストパンツは、次世代のスターにふさわしい装いだ。

1998年5月23日生まれ。東京都出身。

BE:FIRSTメンバーに5つの質問

MANATO

Q1 東京で好きな場所と、そこですることは?
御徒町あたり。宝飾の街と呼ばれていてジュエリーショップが並んでいたり、多国籍でいろいろな国のレストランもあって歩いているだけで面白い。このエリアに詳しい友達と、周辺のサウナに行ったこともあります。実はJUNONとも一緒に出かけたことがあって、ジュエリーショップの方におすすめしてもらったお寿司屋さんに出かけたのも楽しかった。

Q2 東京にまつわる思い出をひとつ教えてください。
SHIBUYA SKYに行ったときに東京の街を一望できて感動しました。コロナ禍に上京してあまり出かけることがなかったので、そのときに初めて「東京に来たんだな」という実感が湧きました。

Q3 東京でメンバーと休日を過ごすなら、どこに行く?
2~3人で出かけることはあっても、全員で過ごすことはなかなかないので7人一緒がいいですね。みんな体を動かすのが好きだからアスレチック施設とかに行けたら楽しそう。ただ本音を言えば東京から離れて、キャンプをしたりアウトレットモールに行きたいです(笑)。

Q4 東京ドームの次にどこでライブをしたいですか?
特定の会場ではないのですがスポーツのハーフタイムショーへの憧れがあります。個人的にはバスケットボールのハーフタイムでパフォーマンスができるといいなと思っています。あとはNYのアポロシアターでライブを観たことが大切な思い出で。「あの場所に自分たちの名前を刻みたい」というのもずっと先の目標として持っています。

Q5 ドーム公演というひとつの節目を迎えるにあたって、BESTYへメッセージを!
音楽の道を歩む中で、子どもの頃の夢だった場所に連れてきてくれてありがとう。ついてきてくれてありがとう。ただこれが最後というわけではない。"東京ドーム以上"のキャパシティを埋められるアーティストになる可能性を、これから感じてもらいたいですね。

LEO

Q1 東京で好きな場所と、そこですることは?
新宿です。新宿御苑で大の字で寝っ転がるのが好きだし、ゴールデン街に飲みに行くのも好き。僕は基本的に人に会うのが楽しいので"上村礼王"として地元の友達と会ったり、"LEO"としてアーティストの友達と会ったりして一人の時間はほぼないんです。でもたまに新宿で予定を決めずにカメラ1台持って、感性のままに散歩することがある。それは本当に素の自分でいる瞬間かもしれないです。

Q2 東京にまつわる思い出をひとつ教えてください。
もともと映画好きだったし、映画館独特の雰囲気にも惹かれて、都内某所の映画館でアルバイトをしていました。音楽活動をしながら休日にはバイト仲間と遊んで、青春を味わいました。

Q3 東京でメンバーと休日を過ごすなら、どこに行く?
新しくできた「豊洲 千客万来」で食べ歩きしたい。僕らは楽屋が二つあっても大体一つの部屋に集まります。メンバーは家族のような存在で、一緒にいてまったくストレスにならないし、逆に誰かがいなくても気にならないんです。

Q4 東京ドームの次にどこでライブをしたいですか?
まだ東京・大阪でしか決まっていないので、全国のドームで"ツアー"をやりたい。その先にはスタジアムもあると思います。

Q5 ドーム公演というひとつの節目を迎えるにあたって、BESTYへメッセージを!
僕らが活動していく中で、BESTYがいてくれることで一緒に夢をかなえられるので、いつも感謝しています。ほかのファンダムから見て「BE:FIRSTカッコいいよね」って憧れられる存在になりたいし、「俺らのファンすごいでしょ」って語れるBESTYでいてほしい。当たり前がない世界だからこそ、マイクを握るチャンスがある限り、BESTYに向けて命懸けで音楽を作っていきます。

RYUHEI

Q1 東京で好きな場所と、そこですることは?
原宿。一人でぶらっと洋服を買いに行きます。古着店を巡ったり服を買いに行くのは好きだけど、下北沢だとちょっと広すぎて疲れちゃうから原宿のほどよいコンパクトさがいいんです(笑)。billsのパンケーキが好きなので、時間があればそれも食べたい。

Q2 東京にまつわる思い出をひとつ教えてください。
初めて六本木に行ったときに、繁華街なんだって驚きました。"六本の木"を取り囲むようにオフィスビルが並んでいると思っていたのに、ラジオの収録で出かけた街は全然違った印象で(笑)。その後、LEOくんに誘われて『アベンジャーズ展』も観に行ったことがあるのですが、けやき坂のあたりは大人の街といった感じで雰囲気も好きです。

Q3 東京でメンバーと休日を過ごすなら、どこに行く?
SHUNTOに前から誘われているので、下北沢のレコードショップに出かけたいです。母がレコード好きでよく出かけているので、おすすめのショップを聞いて行ってみようかな。

Q4 東京ドームの次にどこでライブをしたいですか?
海外進出はオーディションの頃からみんなで目標としていたので、国外のステージならどんな場所でも立ってみたいですね。僕たちは日本を出たらまだ出発地点にすらいないと思うので、どんなに小さなライブハウスでもいい。そこからスタートしたい。

Q5 ドーム公演というひとつの節目を迎えるにあたって、BESTYへメッセージを!
スタートしたばかりの会社、攻めた音楽性、最初は決してメジャーではなかった僕たちを信じてついてきてくれたBESTYは宝物です。メンバー、スタッフ、BESTYでよりいっそう一丸となって進んでいこう!

RYOKI

Q1 東京で好きな場所と、そこですることは?
自宅ですかね。ペットと過ごす時間がいちばんの癒やしです。出かけるなら表参道や青山が好きで、インテリアグッズをチェックしに行きます。おかんと暮らしているのですがすぐ生活感を出してくるので、もっと家をおしゃれにしたい(笑)。

Q2 東京にまつわる思い出をひとつ教えてください。
上京から間もない頃はよく吉祥寺に行っていて。井の頭公園の近くにある焼き鳥屋の店員さんとは"話したことはないけど顔見知り"という関係性だったんです。だけどその後「THE FIRST」出演中に「番組観ました、頑張ってください」と声をかけてもらったことがあって。驚きつつもうれしかった。大切な思い出です。

Q3 東京でメンバーと休日を過ごすなら、どこに行く?
RYUHEIが20歳になったら7人みんなで飲みに出かけたい。吉祥寺を案内しようかな。

Q4 東京ドームの次にどこでライブをしたいですか?
この前のライブではカナダ国旗を掲げていたファンの方がいたり、新曲をリリースするたびにSNSでもリアクション動画をアップしてくれる海外のBESTYも増えていて。外国にも届いている実感があるので、海外でライブをしたいですね。距離的に遠い国のほうが"日本人アーティスト"としてのオリジナリティを楽しんでくれる気がするので、欧米で勝負をしてみたい。

Q5 ドーム公演というひとつの節目を迎えるにあたって、BESTYへメッセージを!
ここで満足しないことが大事だと思っています。僕たちがアーティスト活動をするのはよりよい景色と、よりよい世界を切り開いていくためだから。ここから改めてよろしくね、もっと広い場所へ飛び出していこう!

SOTA

Q1 東京で好きな場所と、そこですることは?
学生の頃に通っていたダンススタジオがある高田馬場。行ったら誰か仲間に会えるたまり場かつ、ダンスの仕事をする場所として、思い出がたくさんあります。駅前の「東京メロンパン」のメロンパンを買ってからスタジオに行くのが日課でした。また久しぶりに食べたいな。

Q2 東京にまつわる思い出をひとつ教えてください。
渋谷のO-EAST。ダンスステージがあって、ショーケースやイベントをする場所です。大会にも出場し、イベント出演もしょっちゅうあったし、青春の場所ですね。「Boom Boom Back」のMVの撮影時に自分で提案して、このエリアでソロシーンを撮影できたことが思い出深いです。

Q3 東京でメンバーと休日を過ごすなら、どこに行く?
浅草で昼飲みがしたいですね。暖かい時季に行きたいねとみんなで話しているのですが、まだ実現できていなくて。情緒あふれる飲食店街は、自分もメンバーも好きなんです。プライベートの9割はメンバーと飲みに行ってますね。

Q4 東京ドームの次にどこでライブをしたいですか?
ドーム公演を終えたら、箱にこだわらず本質的に音楽に向き合えるな、と思いました。目標を達成したことで、ひと安心できた感覚です。これから、さらにやりたい音楽の本質に向き合える未来が来ると思うとすごく楽しみです。それこそO-EASTのような箱でもやりたい。ドームのステージに立った自分が戻るからこそ、こだわりを持って戻ってきたという姿勢がいろんな人に伝わるだろうし、胸を張って帰れると思います。

Q5 ドーム公演というひとつの節目を迎えるにあたって、BESTYへメッセージを!
今までにないくらいの感謝の気持ちを持って臨んだドーム公演。ひとつの通過点なんだと、BESTYに感じてもらいたい。こうして言葉にしなくても、ここからさらに上を目指していくことが伝わっているといいな。

SHUNTO

Q1 東京で好きな場所と、そこですることは?
自宅。インドア派なので、休日は家で過ごすことが多いです。時々、仕事終わりにメンバーと青山や表参道あたりへ服を買いに行くくらいかな。服といえば下北沢にも行きつけの古着店があって、たまに行きます。80〜90年代のHIPHOPアーティストが着ていたような、サイズが大きめでギラッとした感じが好きなんです。手で持ちきれないぐらい、大量に買います!

Q2 東京にまつわる思い出をひとつ教えてください。
上京してまだ2年くらい、インドアな性格も相まって思い出があまりなくて。最近記憶に残っているのは、MAZZELのSEITOと行った恵比寿の焼き鳥屋さんがすごくおいしかったこと(笑)。

Q3 東京でメンバーと休日を過ごすなら、どこに行く?
これまた質問と違って東京ではないですが(笑)、SOTAの地元である湘南には、時々一緒に行きます。せっかくのオフにメンバーとどこかへ出かけるなら、都内よりも足をのばして自然に触れたい。山か海かでいうと、海派! 

Q4 東京ドームの次にどこでライブをしたいですか?
具体的な場所で言うと、UVERworldさんのライブでゲストパフォーマンスした日産スタジアムはひとつの夢です。メンバーのソロ曲も披露できたら面白そう。今回のドーム公演が決まったときはうれしさをうまく表現できなくて……じっくりかみしめて、徐々に実感が湧きました。

Q5 ドーム公演というひとつの節目を迎えるにあたって、BESTYへメッセージを!
目標だったドーム公演を終えて、自分たちが掲げている世界への挑戦権を得た気分。スタートラインに立てたと思っています。今までありがとうという感謝はもちろん、これからもよろしくね、という気持ちが強いです!

JUNON

Q1 東京で好きな場所と、そこですることは?
多摩川沿いの河川敷。親戚の家が近いので、よくBBQをしました。都心でも、自然がある場所は落ち着きますね。東京で生まれ育ったからこそ、緑を欲しているのかも。

Q2 東京にまつわる思い出をひとつ教えてください。
中野や高田馬場は、学校帰りにみんなで遊びに行っていました。カラオケに行ったり、中野ブロードウェイに行ったり、高田馬場駅前のBIG BOXへ行ったり……学生らしい青春時代を満喫していたのが思い出深いです。

Q3 東京でメンバーと休日を過ごすなら、どこに行く?
観光スポットを改めて回ってみたい。RYUHEIとか、まだそんなに回れてないんじゃないかな? 自分はひと通り行ってるから、案内したいですね。特に浅草は渋い街なので、おすすめしたい。

Q4 東京ドームの次にどこでライブをしたいですか?
ステージとはちょっと違うかもしれませんが、W杯でパフォーマンスをしたいです。デビュー後に開催されたW杯を見たとき、それまでは選手に注目していたのが、開会式の内容や演出について、アーティスト目線で見ていたんです。メモリアルなイベントで自分たちのステージを持つことに興味があります。W杯カタール大会に登場したジョングクさんはうらやましかった!

Q5 ドーム公演というひとつの節目を迎えるにあたって、BESTYへメッセージを!
まずはドーム公演を通して、BE:FIRSTを約2年半、応援してきてよかったと実感してもらいたい。日本の中では一番といえるくらい、アーティストみんなの目標でもある東京ドームを、デビュー当時から目指してやってきました。ここをセーブポイントとして、新しい一歩を踏み出していくんだと楽しみにしてもらえたらうれしいな。

信念を通すことはすごく大事。発言と行動の一貫性をちゃんと持ち続けたい

SPUR BE:FIRSTのメンバー
SPUR BE:FIRSTのメンバー RYOKI SHUNTO LEO MANATO
SPUR BE:FIRSTのメンバー

BE:FIRSTのメンバー7人にインタビュー

BE:FIRSTとして活動していくことは、世界で勝負すること

――昨年秋からアリーナツアーで全国を回る日々が続きました。ぜひその裏話から聞かせてください。

LEO めっちゃけん玉ブームでした。僕たちだけじゃなく、スタッフさんの間でも流行っていて。

RYOKI なんなら人の数よりけん玉の数のほうが多かったよね(笑)。

LEO もともとSOTAが昔からやってたんですよ。そこからどんどん広まって。

SOTA この間のMV撮影のときも、合間はみんなでひたすらけん玉をやっていた(笑)。

MANATO SOTAの腕前はもうプロ並み。

SOTA まあ、それはその通りです(笑)。

JUNON 僕がSOTAに唯一勝てるとしたら、同じくハマっていたジャグリング。これは同じくらいのタイミングで練習を始めたから、僕のほうがうまいかもしれない。

LEO けん玉はSHUNTOも結構うまい。

SHUNTO 天中殺という技があって、それは結構得意です。

RYOKI でもミスると玉が飛んできて危ないんですよ。だから、いつもSHUNTOがけん玉を持つと逃げてる(笑)。

JUNON あと「FC MOBILE」というゲームがあって、待ち時間はよくやっていました。

SOTA なんなら今日このスタジオに来るまでもやりました(笑)。僕らの間で一定の金額を課金することを「1ポキ」と呼んでいるんですけど。

RYUHEI やっぱり課金すると違うんですよ。「1ポキ」のすごさを知っているから、ほかの人がやっているのを見ると自分もつい「1ポキ」したくなっちゃう(笑)。

JUNON まんまと運営側の戦略にのせられてます(笑)。でも、僕らは待ち時間が多いから、その時間をどれだけ有意義に過ごせるかは大事。お金をかけた分、恩恵をもらっているので、無駄ではないです!

SHUNTO あとは、ツアーの打ち上げで行ったお店で乾杯ができたのが感慨深かったですね。今まで(コロナ禍の影響もあって)ずっとできなかったから。

LEO おいしいものもいっぱい食べました。福井のノドグロとか。

RYOKI カニもおいしかった!

MANATO その土地のスイーツとかね。福岡で食べた饅頭がおいしかったなあ。

RYUHEI 仙台で食べた「もちもちシューちゃん」と「ずんだシェイク」も!

RYOKI 福岡だと、MANATOに教えてもらったラーメン屋さんもおいしかった。

MANATO 2、3軒ピックアップしてね。

RYOKI その店のレモンサワーがめっちゃおいしかった。

MANATO そこはラーメンだろ(笑)。

RYOKI あと、子どもの頃からよく行っていた店のひつまぶしをみんなに食べてもらいたくて。愛知公演のときにイベンターさんにお願いしてテイクアウトしてもらったり。

MANATO あのお湯みたいなのが特においしかったです。

RYOKI お湯みたいなのって出汁だから。それがひつまぶしだから(笑)。

MANATO 普通においしくて痺れました。

SHUNTO それは山椒がきいていたからじゃない?(笑)

LEO あとはツアー中にSOTAとRYUHEIの誕生日もお祝いできたしね。

SOTA あのときもらった服は今日も撮影に着てきました。

SHUNTO ただ、RYUHEIのときはサプライズを仕掛けようとしたのに、マネージャーさんがミスったんだよね(笑)。

RYUHEI グループチャットに「RYUHEIさんのサプライズの件なんですけど」って来て。通知を見た瞬間、これは見ちゃいけないやつだと思って、そっと閉じました(笑)。

――この号が出る頃には、東京ドームでの公演を終え、残すは京セラドーム大阪のみです。

SOTA BESTYを完全燃焼させるものにしたくないなという思いはありますね。ここがゴールになったら、先につながらない。ドーム公演はひとつの通過点であることをパフォーマンスで提示したいです。

SHUNTO ホールツアーをやっていたときから、会場が大きくなっても変わらない心持ちでやることを目標に掲げていたので、それはドームも同じかな。

RYOKI もちろん初ドームならではのエモさみたいなのは演出として取り入れることはありますけど、僕たちのモチベーションとしてはいっさい変わらない気持ちです。

――4月24日には「Masterplan」「Set Sail」「Glorious」ほか一曲を収録したニューシングルがリリースされます。

SOTA 「Masterplan」はBE:FIRSTの第1章を象徴するような曲。ほかの曲にはない特別な思いがありますね。

MANATO 和楽器がいろいろと盛り込まれていて。メイド・イン・ジャパンを意識している僕たちにとっては、その誇りを提示できる曲になっていると思います。

RYOKI  BE:FIRSTの曲って、トラックの中で7人の声が行き渡ることで完成されると思っていて。この「Masterplan」を聴くと、それぞれの声色の特徴がよくわかる。ダンスパートも細かい音に遊びがきいていて面白いし。この数年かけて築き上げてきたBE:FIRSTらしさを表現できる楽曲です。

SHUNTO 「Set Sail」は僕とRYUHEIが作詞をしていて。「ONE PIECEカードゲーム」とのコラボレーション楽曲なんですが、『ONE PIECE』を愛する者として、将来自分が聴き返したときに、このフレーズはアイツと戦っていたところだなって思い出せるような作品にするつもりで書きました。

RYUHEI ワードもあえて作品に関連する言葉を入れたりして。「新世界」は絶対入れたいなと思っていました。

SOTA 僕も自分のことを〝麦わらの一味〟だと思って人生を歩んできたので(笑)。生まれ年である01世代を勝手に「最悪の世代」と呼んできた自分としては、お気に入りのワードが入っているのにグッと来ました。

RYUHEI 僕も小さい頃から刀をくわえてきたからね(笑)。(ゾロの技である)鬼斬りと三・千・世・界の練習とかしてたから!

MANATO もう一曲の「Glorious」は第102回全国高校サッカー選手権大会の応援歌。プロサッカーとは違う、一瞬で終わる青春時代を懸ける大会じゃないですか。いつか大人になったときにこの曲を聴いてその頃を思い出してほしいし、行き詰まったときに聴き返したくなる曲にしたいなという思いを込めて作りました。

JUNON 小1からサッカーをやってきた自分としては、サッカーに携わる仕事ができてうれしかったです。僕もプレイヤーだった頃は、その時代の応援歌を聴いていたので、この曲も今サッカーをやっている子たちの記憶に残る曲になってほしかった。だからこそ、メロディも覚えやすくて青春感のあるものにしたいというイメージはありましたね。

LEO 初めは僕が作詞に携わることは決まっていなくて。JUNONとサウナに行ったときに曲を聴かせてもらって。そこで直感的に僕が書くべきだと思って、その場で社長(SKY-HI)に連絡しました。青春の曲って、いくつになっても聴けばその頃に戻れる心のアルバムみたいなもの。だから絶対に妥協はしたくなくて、社長と何度も歌詞について話し合いました。個人的には高校サッカーに限らず、頑張っている人全員に届いてほしいという願いを込めて書いた歌詞です。

――今回の特集テーマは「東京から世界へ」。皆さんが世界を意識したのはいつですか。

LEO 僕はBE:FIRSTになってからですね。それまではアーティストになりたいという漠然とした夢しかなくて。こうなるんだっていうはっきりしたものはなかなか見えてなかったです。

JUNON 僕もです。「THE FIRST」の概要に世界で活躍するボーイズグループというのが最初から掲げられていて。それを見て受けたいと思ったくらいなので。〝世界〟の一言がなかったら今こうしてアーティストにはなっていなかったかもしれないです。

SHUNTO 同じですね。BE:FIRSTとして活動していく=世界で勝負する、というイメージでした。

SOTA 僕はアーティストになりたいと思ったのが、「スーパーボウル」(NFLの優勝決定戦)のステージがきっかけだったんで、そういう意味では最初から世界に出るというのは意識していました。

RYOKI 僕は中2でこの世界に飛び込んで、英語でハリウッドのオーディションも受けていたんで、世界を目指していたという意味ではそのときからですね。幼心に、夢はビッグにという思いがあって。海外作品に日本人の俳優が出ているといい意味で存在感があってカッコよかったし。日本で成功して、そこからハリウッドへ進出というビジョンを当時から描いていました。

RYUHEI 僕も小さい頃から来日する海外アーティストを見ながら、世界へ行きたいなって憧れを持っていたので昔からかな。歌やダンスをやっていて心が折れそうになったときも、世界のステージを夢見ることが支えになっていました。その分、周りの同世代とは目指す場所が違うのは感じていたけど、ずっと一匹狼でいいと思っていた。でも、BE:FIRSTの一員になって、みんなと一緒じゃなきゃ僕はとっくに潰れていると思うようになった。今はよりリアルに、みんなで世界へ行くことを意識しています。

SOTA まんまゾロやん(笑)。

RYUHEI ずっと刀くわえてたからね。100均のプラスチックの刀だったから、噛みすぎてへこんでたけど(笑)。

RYOKI 僕はBE:FIRSTは絶対世界で通用すると思っている。だから、必要なのはチャンスだけ。アメリカやパリに行っても、向こうの人たちを驚かせられる自信があります。

LEO ここから世界と戦っていく上で大事にしなきゃいけないのは、原点。自分がどういう気持ちで音楽を始めたのか。そこさえブレなければ、まっすぐ進んでいけると思う。

SHUNTO 信念を通すことはすごく大事。発言と行動の一貫性が持てなくなると、アーティストとして大事なものが崩れると思うから、変わらないものをちゃんと持ち続けられるようにしたい。

MANATO これまでいろんなイベントやフェスに出演してきて、そこでインプットしたものがたくさんある。それを今度はどうアウトプットしていくかだよね。少なくとも僕は今まで自分たちが歩んできた道のりに間違いはないと信じている。

JUNON メイド・イン・ジャパンの誇りは僕たちBE:FIRSTが大事にしているところでもある。日本の文化って掘れば掘るほどカッコいいから、そのカッコよさを自分たちのパフォーマンスを通じて世界に届けたいね。

SOTA それこそ日本語ってすごく特徴的だし、日本語の歌詞を歌えるのは、僕たちの特権。あとはこの国ならではの細部まで妥協しない職人気質も武器になると思っていて。ヘッドセットではなくハンドマイクを持って歌って踊り続けるのも、僕らの強みのひとつ。そこをしっかり尖らせていきたいです。

BE:FIRSTプロフィール画像
BE:FIRST

日本発、7人組ボーイズグループ。BMSG所属。クオリティの高い歌やダンス、ラップスキルに加え、作詞作曲、振り付けに発揮される感度の高さが魅力。4月24日にはコンセプトシングル「Masterplan」をリリース。