「ファッションブランドのフィロソフィーに触れる本」記事まとめ
SPUR.JPでは多くのブランドやアイテム、作品などから、皆さんにおすすめしたいとっておきの情報をご紹介してきました。
このページではこれまでに公開した記事の中から、ひとつのテーマにフォーカス。
今回取り上げるのは
ファッションブランドのフィロソフィーに触れる本
です。
【エルメス】物作りの純粋な楽しさを教えてくれる『エルメスのえほん おさんぽステッチ』
エディターSUGAWARAが子どもにも良さそう、と購入したエルメスの絵本。
二人組ユニット100%ORANGEさんが描く、心がときめくビジュアルの絵本。職人のおじさんが、散歩で出合った動物たちの願いをかなえるために、「ステッチ、ステッチ」と魔法のように素敵なものを作り上げていくのですが、それがワクワクするモノばかり。なんだか子どもの頃、時間を忘れて楽しんだ塗り絵や何かを作っていた気持ちが蘇ってくるような一冊。
『エルメスのえほん おさんぽステッチ』について紹介した記事はこちら!
【プラダ】ミウッチャ・プラダが手掛けた1988年~2019年のコレクションをまとめた『PRADA CATWALK』
エディターITAGAKIが所有する「PRADA CATWALK」
90年代以降のモード史を学ぶにあたっては避けて通れないデザイナーの一人がミウッチャ・プラダだと思います。毎シーズンプラダのコレクションをチェックしていてふと振り返りびっくりするのが、ミウッチャさんがデザインしたものが、2年後に流行ってる……ということ。時代精神を先取りする、どころではなくもはや時代の空気を作っている。そんなモードの神様ミウッチャ・プラダが手掛けた1988年秋冬~2019年春夏までの全シーズンをまとめた本があります。彼女が手がけたコレクションの裏にある考えや意図に触れることのできる総ページ数631Pの百科事典のような本。
『PRADA CATWALK』について紹介した記事はこちら!
【ヴィヴィ アン・ウエストウッド】“パンクの女王”の74年の人生が、一冊に『VIVIENNE WESTWOOD ヴィヴィ アン・ウエストウッド自伝』
ポップカルチャーのアイコンとして、そしてファッションデザイナーとして称賛され続ける“パンクの女王”の74年の人生が、一冊に。かつてはイギリスの片田舎のいち小学校教師であった彼女が、マルコム・マクラーレンと恋に落ち、世界に影響を与える人物になっていった、生まれてから現在までの、長い長い一代記。不屈のチャレンジ精神と好奇心を忘れることなく、精力的にクリエーションを生み出し続けるエネルギーの源と彼女の魅力が綴られている。ビジネス・パートナーでもある25歳年下の夫と出会い、ふたりの子育てをしながらデザイナーとしてトップメゾンに昇りつめたヴィヴィアンの生き方は、働く現代女性にヒントを与えてくれるかもしれない。
『ヴィヴィアン・ウエストウッド自伝』について紹介した記事はこちら!
【A.P.C】ブランドのすべてが詰まったと言っても過言ではない『TRANSMISSION』
見せかけの贅沢を排除した本質的なエレガンスを主張するミニマルな服作りで、モダンフレンチスタイルを提唱し続けているA.P.C.(アーペーセー)。そのすべてが詰まった書籍『TRANSMISSION』は、創設以前の歴史から、現在までに及ぶ膨大なアーカイブ資料を基に制作された。3部構成となっている本作は、創業者でありデザイナーでもあるJean Touitou(ジャン・トゥイトゥ)の人生をコラージュした第1部からスタート。過去に行ったコレクションプレゼンテーションのスピーチなどが掲載された第2部、そして30年を網羅するカタログと位置付けられた第3部へと続く。A.P.Cのすべてが詰まったといっても過言ではない本作で、その軌跡を辿り、見聞を広めてみてはどうだろう。
『TRANSMISSION』について紹介した記事はこちら!
【BEAMS】創業以来のコラボレーションをまとめた『BEAMS beyond TOKYO』
『BEAMS beyond TOKYO』では、ビームスが1976年に創業して以来行ってきた世界中のブランド、デザイナー、アーティスト、クリエイターとのコラボレーションをアーカイブ化。さらに、サカイのデザイナーである阿部千登勢や、映画監督のソフィア・コッポラなど、今をときめく人物たちへのインタビューや寄せられたメッセージを一冊にまとめた。アートディレクターは気鋭のグラフィックデザイナー 米山奈津子が務め、今まで生みだされた名品を美しいビジュアルで堪能できる。日本を代表するセレクトショップに成長したビームスの40年間を『BEAMS beyond TOKYO』で辿ってみては。
『BEAMS beyond TOKYO』について紹介した記事はこちら!