人生は選択の連続です。コーヒーのサイズをトールにするかショートにするか、どのタイプのiPadを買うか、デニムのサイズをジャストにするか一つ上げるか……。そのたび、「過ぎたるは及ばざるがごとし」と「大は小を兼ねる」、この相容れない二つの教訓が脳内でバトルスタート。でもこのバックパックを見た瞬間、思いましたね。「大きいことはいいことだ」。
パンデミック以降、リモートワークの割合が格段に増え、持ち歩く荷物の量もこれまた格段に増加・増量。それこそ「大は小を兼ねる」精神で買った、12.9インチのiPad ProとMagic Keyboardをラクラク運べるバックパックが欲しい。それもアウトドアやスポーティに寄りすぎず、モードに持てるやつ!
バレンシアガの2021年春夏コレクションから目を付けたのが、燦然と輝く蛍光イエローのモフモフ。マペットみのあるキュートさにひとめぼれして実物を取り寄せたらば、この規格外の大きさですよ。色と素材こそ派手だけど、デザインはシンプルそのもの。なのにめちゃくちゃ大きい。その違和感にたまらなくグッときまして、ひとめぼれは本気の恋に変わりました。
持つだけでテンションが上がるモードなパンチ力に加えて、実は合わせる服を選ばないのもこのバッグの素晴らしいところ。トラッドテイストなコートやデニムにモダンさを足すもよし、写真のようにドレスとのミスマッチを楽しむのもいかにも今どきで素敵です。
機能性もなかなかのもの。なにせこのサイズですから、外側のポケットには替えマスクはもちろん、携帯サイズじゃない除菌スプレーだってすっぽり入ります。かつ内側上部には小さめのファスナー付きポケットがあり、貴重品や小物も分けて収納できるので、シンプルなバックパックに起きがちな「中身カオス問題」もしっかりクリア。
「いつかこの子と小旅行」そんな日を夢見つつ、HUGEなモフモフとともにステイセーフな二度目の春を楽しみたいと思います。(エディターKOMATSU)
【PLAYFUL BACKPACK】
大人のためのプレイフルなバックパック
リュクスなイメージをキープ【エンポリオ アルマーニ】
キルティング素材を用いたシックなムードのバックパック。格式の高さはそのままに、モードにもカジュアルにもスタイリングでき、さまざまなシーンで活用できる。たっぷりとられたマチと、フロントにあしらった大小の外ポケットで十分なキャパシティを実現。
ジョルジオ アルマーニ ジャパン
http://www.armani.com/
03-6274-7070
ワーキングガールのバックパック【MCM】
ブランドの代名詞であるヴィセトス柄のコーテッドキャンバスを使用。クリーンなカラーブロックが春を呼びこむ。フロントのロゴマークには今回新たにマットブラックのメタルを採用。内装にはタブレット収納用ポケットを配し、仕事用としてもおすすめ。
MCM GINZA HAUS 2
https://jp.mcmworldwide.com/
03-5524-7177
スタイリングのフックになる鮮やかなサフランイエロー【リモワ】
視線を集めるサフランイエローのバックパックは、都会的なすっきりとしたデザイン。もちろん機能性の高さもお墨付き。耐久性に優れた素材、見た目以上の収納力を備え、PC用のポケットも設置。背面にはスーツケースにのせて固定できるストラップも付いている。
リモワ クライアントサービス
https://www.rimowa.com/
072-994-5522
ポケットがポーチに早変わり【カンペール】
シンプルモダンなバックパックかと思いきや、ユニークな発想でサプライズ。メッシュ地の大振りポケットはスナップボタンで留めてあり、取り外し可能な仕様。それぞれポーチとしても活用できる。再生ポリエステルで作られ、環境にも配慮。
カンペール
https://www.camper.com/ja_JP/
03-5412-1844
春に似合うアイシーカラー【プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ】
ブランドを象徴するプリーツ生地をショルダーストラップにも採用した新作バックパック。マスキュリンとフェミニンの対照的な要素が融合された、コンテンポラリーなフォルム。爽快なブルーが春の空とシンクロして。内側にはポケットを配置し機能面も十分。
イッセイ ミヤケ
https://www.isseymiyake.com/ja/brands/pleatsplease
03-5454-1705
フレンチシックをデイリーに【アー・ペー・セー】
メンズラインから、メッシュ素材のバックパックをセレクト。トランスペアレントな軽快さとブランドロゴがベーシックなフォルムにツイストを効かせて。ニュートラルカラーでスタイリングにも取り入れやすい。
アー・ペー・セー カスタマーサービス
https://www.apcjp.com/
0120-500-990
モノトーンで描くかもめ柄【マリメッコ キオスキ】
マリメッコのジェンダーレスなライン「マリメッコ キオスキ」のリサイクルポリエステルを使用したバックパック。アイテムをキャンバスに、アートを描くことが今シーズンのテーマ。アーカイブプリントのロッキ(かもめ)柄をモノトーンカラーで全面にプリントしプレイフルに仕上げた。
ルック ブティック事業
http://www.marimekko.jp/
03-6439-1647