2018.07.10

Tシャツ編

Tシャツ選びは人生そのもの。自分を知り、向き合うことで運命の一枚に出合う

たかがＴシャツ、されどＴシャツ。モードの分かれ目

ライターM（以下M）　おや、Ｏさんがいるということは今月もSPOがあるんですか。
編集O（以下O）　人気企画だからね。向こうから歩いてくるのは白と黒しか着ないことで有名なスタイリストＴさん？
スタイリストT（以下T）　呼んだ？ “白と黒の定番”がテーマだって聞いてね。
M　今日もキャップから足もとの「タビシューズ」まで、全身黒いですね。
T　靴とバッグは常に黒。服も白、黒、加えるなら紺色ぐらいの幅で生きていける。日本人は髪の色が黒いから末端を黒で締めるとおしゃれに見えるのよ。
O　メモメモっと。Ｔさんに限らず、夏は皆白Ｔシャツが必要じゃないですか？
T　私はコレっていうブランドを決めて、ネットでポチって買い足してる。ここ4〜5年は①のアナトミカ一択よ。
M　メンズなんですね。
T　そう、メンズが好き。素材を大切に考えるブランドも多いし。私は背が高いので、バランスもいいんだよね。

①ANATOMICA（スタイリスト／田中美和子さん）

Tシャツ編の画像_1 — Ｔシャツ（メンズ）各￥6,500／アナトミカ東京（アナトミカ）

「仕事のときに気にせず着られて、じゃぶじゃぶ洗いたいＴシャツはメンズのポケットＴがいい。毎年ほんの少しずつ改良が加えられていると聞きました。ネックラインとボディの糸のバランスを変えている点もマニア心をくすぐるんです」。脇に縫い目がなく、着心地のいい丸胴仕様。サイズレンジも幅広く展開している。
03-5823-6186
http://anatomica.jp

O　①のどこにグッときます？
T　洗っていくうちに首回りにちょうどいいユルさが生まれるの。なのに、ボディはへたらない。デザイナーに調査したら、使っている糸が違うと。
M　マニアック……！
T　もはや3㎜身幅が変わっただけでわかる。今はＭサイズが気分。気に入ったら同じものをポチるだけ。これで時短！

O　スタイリストの遠藤さんも②をポチるとき自分のサイズを熟知しているから迷わないって言ってたわ。まずは自分のことを知るのが先決なんだね。

②PETIT BATEAU（スタイリスト／遠藤彩香さん）

Tシャツ編の画像_2 — Ｔシャツ（XS）各￥2,500／プチバトー・カスタマーセンター（プチバトー）

代表的な“1×1クルーネック半袖Ｔシャツ”。リブがしっかりと体にフィットする。「タイトなデザイン。スキニーパンツと合わせて全体を細身に着こなすのが気分」。
0120-190-770
http://www.petit-bateau.co.jp

M 　そういえば、フリーエディターの綿貫さんも夏には③を着倒してるよね！

③agnès b.（フリーエディター/ライター／綿貫あかねさん）

Tシャツ編の画像_3 — ボーダーＴシャツ（サイズ1）￥8,000／アニエスベー

「季節に合わせてスタイリングしたいので、長袖タイプも持っています」。ブランドのシグネチャーともいえるラガーシャツから着想を得たアイテム。長く使っても型崩れしないので、デイリーな相棒。
03-6229-5800
https://shop.agnesb.co.jp

T　そう。ずっと作り続けて定番として残してくれるものを見つけるのがひと苦労。アメリカンアパレルなんて日本撤退が決まってから、店舗とネットでお気に入りの在庫を買い占めたもの……。
O　次なるアメアパと噂されているのがギルダン④らしいですよ。
M　なにっ。それはチェックせな！とりあえずポチっとこうっと。