ガール・ミーツ・パワーウーマン！
セーラーカラーのボディスーツにピンヒールのパテントブーツがモードな武装に。イノセンスを守りながらも、社会を挑発し続ける強さは彼女の魅力のひとつ。リナ・サワヤマこそ、2021年をリードするクイーン・オブ・ポップだ。
グラマラスロックに輝いて
D・ボウイのアイコニックな衣装を彷彿とさせるパンツに、光沢のある細身のシャツ、さらにクリスタルのスリーブをミックス。ギミックがきいたスタイリングは、クリエイティビティを刺激する。ファッションを理解し、パフォーマンスをする彼女に、レディー・ガガもエルトン・ジョンも夢中だ。
ダンシングクイーン降臨
ロンドンをベースに活動するだけあり、若手デザイナーへの造詣も深い。男性視点のセクシュアリティを排除し、女性性をパワフルに再構築する気鋭のシャーロット ノウルズから、アイコニックなコルセット風ボディスーツとドレスをチョイス。アンダーウェアのイメージが強いボディスーツを上に重ねた着こなしで。自由な発想に、思わず体が踊り出す。
アップサイクル狂詩曲
ケンブリッジ大学で心理学、社会学、政治学を学び、政治学科を卒業した彼女は、アバンギャルドな着こなしにもサステイナビリティを共存させる。Ｔシャツ、レース、ベロアのリボンをパッチワークしたパンツは、アップサイクルによるもの。ドットが目を引くパンプスを合わせ、夜空に輝くスターダストのように。
時にはおちゃめなプリンセス
「英国デザイン クイーン エリザベスIIアワード」の初代グランプリに輝くリチャード・クイン。モンクレールとのコラボレーションでは、レトロハイパーなフラワーコレクションを展開している。カラフルな花柄のダウンには、ベアトップの姫ドレスで過剰なスタイリングを楽しみたい。
ファッションは、きっと宇宙
ポップスターのドレスコードのようなロングネイルアートは、宇宙の天体がモチーフ。古代ギリシャの意匠をモダンに解釈したジュエリーとの共演が、フューチャリスティック・キュートな世界を鮮やかに締めくくる。
