服を着た自分も、周りの人も笑顔になれる1 週間 ファッションからビューティまで幅広くスタイリングを手がけるコギソさん。服を買う際の決め手は、自分が好きかどうかが一番。手持ちと合うかなどは考えず、エモーションを大切にしている。私服スナップを掲載しているInstagram(@kogisonofuku )にファンも多数。
day 1 / 日本の宝、大御所写真家と打ち合わせをする日
某大御所写真家と初打ち合わせの日、手堅くジャケットで行くのか、それともワードローブの中で一番いい服にするのか。迷った結果、ド派手なコートを選択。結果、誰よりも目を引くスタイリストということで覚えもよく仕事が成功した経験があり、一張羅の重要さに開眼した。最近ではロエベの2021年春夏のバルーンブラウスがそれに当たる。パンツはザラ、パンプスはセリーヌで浮遊感を演出した着こなしに。
day 2 / 晴れた日にちゃきちゃきリースする服
プレスルームをまわるリース日はPR担当者との会話が弾む服をチョイス。裸足に見えるエムエム6 メゾン マルジェラのミュールは長年探していて、最近手に入れたもの。ラウラウルビナーティの水着の上にユハン ワンの背中があいたレースドレスを重ね、古着のアディダスでハズシを加えて。夏は潔く肌を出す"金太郎"ルックで街を闊歩。
day 3 / 思い出のデニムをはいてバイクでテンポよくリサーチ
都内をホップしながら、手軽に駐車できるバイクはリサーチデーにぴったりの相棒。初めてSPURで仕事をした日の記念にと購入したアシシュのデニムはバイクの日こそ大活躍。ニナリッチのブラウス、リブ ノブヒコのレースグローブ、セリーヌのサングラス、ブーツはザ ダラス。赤いフルラのウエストポーチでアクセントを加えた。ライディングスタイルながら、どこかドレッシーさを加えてファッショナブルに。
day 4 / コーディネートを朝までにたくさん組むなら?
リースしてきた服を自分で着たり、アシスタントに着せてスタイリングを考えるコギソさん。このスタイルは実は脱ぎ着がしやすいことがポイント。ファセッタズムのアシンメトリーTシャツ、アヌーキのスパングルパンツ、ソックスはアメリカンアパレル、ブーツはロシャス。首回りと腕につけたレザーアクセサリーはミユキキタハラの服のディテールをリメイクした。
day 5 / 大好きなスタッフと一緒に撮影をする日
気心の知れたスタッフとの撮影日はどんなに派手な服装でも驚かれない。そんな居心地のよい日にはマーク ジェイコブスのチュールドレスを。ふわりとしたロマンティックさを楽しみつつ、インナーに古着のTシャツ、チャコットのトレンカをはき、k3の三角巾を頭につけて、動きやすさも重視。仕事着としてもギリギリセーフ! 目下コレクション中の下駄、今日はニードルズをチョイス。
day 6 / 友達が家を買っためでたい日、自分は衣装返却の日
撮影後の返却だけの日は自分がしたいおしゃれをしてもいいルール。帰りに家を購入した友人のお祝いにも行くので縁起のいい紅白を意識。トップスはドリスヴァン ノッテン、TOTONのドレスとシューズはお揃いのラフィア素材を選んで。歩くとはじけるような楽しい音がするのもポイント。タイツはCycle by myob。
day 7 / グリーンバックの撮影の日はどこかに緑色を
オレンジの愛車と登場したコギソさん。グリーンバックで撮影する日は、グリーンをどこかに使うのがマイルール。カメラに写り込んだ瞬間に消えるのが面白いことから思いついた。今日の緑は知人が始めたブランド、ノーロンのペンシルスカート。ベストはイザベル マラン エトワール、レギンスはザラ、カチューシャはガニー、下駄はアンダーカバー。シノワズリーなムードに仕上げた。