合言葉は「今日も明日も服が好き♡」と、ファッションを謳歌するスタイリストのコギソマナさんは、ポジティブパワーあふれるスタイリングが得意。そんなコギソさんが教えてくれた肌見せファッションのいいところは、いつものバランスを変えてくれるところ。シルエットやムードが変わることで脱マンネリを叶えてくれる。だからこそコギソさん自身も「年を重ねても肌見せは絶対に諦めたくない、これから先も続けていきたい!」という気持ちがあるのだそう。ご機嫌な服を愛するコギソさんが提案するのはカラフルなアイテムをレイヤードする肌見せ。フレッシュな装いでこれからの季節を謳歌しよう!
ミニスカートにレッグウェアを重ねて大人の脚見せ【STYLE1】
ミニスカートをはくときは、レッグウェアとのレイヤードが鍵。脚の露出面積を自在に調節できる上に、ともすると学生っぽく見えるシルエットをモードに昇華してくれる。「このミニスカートは某-KPOPアイドルも着ていたほどアイテム力が強い! そこに甘めのブラウスを合わせるとトゥーマッチになるので、トップスはTシャツでハズすのが正解」。レッグウェアはレギンスが今季のマストアイテムだと太鼓判を押す。「これはシースルーのフルレングスのレギンスをたくし上げてはいています。長さもバランスも自在に調整できるのでおすすめです」(コギソさん)
Tシャツ¥15,400/ミュラー オブ ヨシオクボ 03-3794-4037、シアーTシャツ¥18700/フィルグ ショールーム(シモーネ ワイルド) 03-5357-8771 、スカート¥141900/grapevine by k3(CHOPOVA LOWENA) 03-5772-8099 、シアーレギンス¥3520/ぽこ・あ・ぽこ(FALKE)03-3477-5006、ブーツ/スタイリスト私物
ミニスカート×シャツワンピースの新方程式
コギソさんが出合った瞬間にひと目惚れしたイエローの花柄ミニスカート。ビッグなバリモアカラーを主役にしたシャツドレスに重ねて、華やかさもロマンティックさも上乗せ!「シャツドレスにデイジーの花柄がプリントされたミニスカートをレイヤード。ニットのハーフレギンスを中に仕込んで、肌見せ面積をコントロールするのがポイント。全体的に優等生っぽいコーディネートにしてみました」(コギソさん)
グラフィカルな柄に負けない! 技ありスカート
ホワイトのミニスカートはミニマムでありつつも、サスペンダーのディテールがガーターベルトのストラップを連想させ、前衛的な表情をのぞかせる一着。透け感が可愛いシアーTシャツとタイツは対照的に、思いっきりプレイフルに!「フミカ ウチダは大人の雰囲気が素敵なブランドだけれど、守りに入らない潔いミニ丈の提案が気持ちいい。このコーディネートで実際に肌が見えている部分はTシャツ部分だけ! 肌の露出が多いからとミニスカートを避けてしまうのはもったいない。肌が見える面積を調整してトレンドアイテムに挑戦して欲しいです」(コギソさん)
編み目とカットワークでつくる、優しい透け感
オーバーサイズのブルゾンやレギンスを合わせて肌見せを最小限にしつつも、明るいカラーブロックが装いを軽快に見せる。「クロシェ編みのニットスカートは、インナーが付いていないのでレイヤードが必須なのですが、それがすごく今っぽい! マットなレギンスではなく、透け感のあるレギンスを合わせて抜け感をプラスするのがコツ。グリーン、ピンク、白のカラーブロックでとびきりフレッシュに!」(コギソさん)
シアーアイテムに差し色をプラス!【STYLE2】
シアーな服の下にカラーアイテムを仕込んでプレイフルに見せる、それがコギソさんの流儀! 「シアーなアイテムには付属で同系色のインナーが付いていることが多いけど、あえて今回はそれを使わずにカラーアイテムを合わせたいと思います。モリー・ゴダードのチュールドレスは、レインボーカラーのニットキャミソールとタイダイ柄のショートパンツをインに着て、きれいなブルーの透け感とのコントラストを満喫したい!」(コギソさん)
チュールドレス¥52,0300/ドーバー ストリート マーケット ギンザ(MOLLY GODDARD)03-6228-5080、中に着たニットキャミソール¥52,800/コロネット(フォルテ フォルテ)03-5216-6518、ショートパンツ¥25,300(参考価格)/GANNI https://www.ganni.com、チョーカー¥36,300/フィルグ ショールーム(ル シック ラディカル)03-5357-8771、サンダル¥119,900/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)0570-016600
ビビッドカラーのパンツでチュールスカートとのコントラストを強調
エレガントなチュールスカートに合わせたのは、真逆のテイストのニットパンツ。トップスはクロシェ編みのホルターネックキャミソールと、差し色となるグリーンのタンクトップをレイヤードしてコンパクトにまとめた。「チュールスカートはインナーのペチコートを外せばたちまち肌見せアイテムに。コントラストが効いた赤いニットパンツが肌見せの気恥ずかしさを紛らわせてくれるはず!」(コギソさん)
インナー選びでオリジナリティを演出
チュール素材の進化系セットアップは、合わせるアイテムで肌見せバランスを調整。「エレガントなセットアップは素直に着たら、特別なオケージョンに合う雰囲気。でもコギソの場合はこのセットアップを着て仕事に行きたいから、ちょっとふざけたTシャツを合わせてドレスダウン。ドレッシーなアイテムを日常で着るときによくやるテクニックです」(コギソさん)
コーディネートが見違える! スパイシーなビスチェ【STYLE3】
つけ襟、ベルト、トレンカなど小物使いでモードに遊んだスタイリングが得意なコギソさん。ひと捻りあるブラトップで、装いにエッジをプラスした大人の肌見せを提案する。「トッズのビスチェはストラップがダブルになっているのがお気に入りです。2本のストラップの長さが微妙に違って、少し長めの外側の紐は垂らしたりして遊びを効かせられるのもナイス! 背中もダブルストラップがクロスしていておしゃれなんです。ニットドレスはサイドスリットが深く開いているんですけど、このビスチェを重ねれば脇を隠してくれるので、気にせず着られます!」(コギソさん)パーカ¥146,300・ドレス¥240,900・ビスチェ¥58,300・サンダル¥108,900/トッズ・ジャパン(トッズ) 0120-102-578、トレンカ¥24,150/フィルグ ショールーム(シモーネ ワイルド) 03-5357-8771
ニットのビスチェで軽やかレイヤード
メッシュのタンクトップとリブ編みのキャミソールが一体型となったトップスに、チェッカーボード柄のニットビスチェをレイヤード。アーシーなカラーパレットは肌に馴染みつつ、抜け感を演出してくれる。「タンクトップとビスチェはどちらもニットウェアブランド・タンのものなのですが、同じブランドだとやっぱりしっくり整う! トップスがミニマルなので、ボトムスはフリル付きのプリーツスカートで立体感を出しました」(コギソさん)
街中の視線を独占!? フォトジェニックなビスチェを主役に
インパクト抜群なラフィア素材のビスチェを、シアー素材のジャケットにオン。おしゃれ心を刺激する一歩先行くスタイリングは、周りの人までも楽しげな気分にさせてくれそう。「このビスチェは、すごくお気に入りのアイテム。ビスチェで肌見せスタイルをつくるときに、真っ先に思い浮かびました。今回はジャケットに合わせましたが、このビスチェがあれば手持ちのシンプル服がスゴイ奴になれちゃいます!」(コギソさん)
クロップドシャツの心配はベアトップでカバー
今季モード界に旋風を吹かせているお腹見せスタイルを、ニットのブラトップとベアトップのセットを使ってポップに攻略。「クロップドシャツがトレンドですが、丈が短いので動くとブラジャーが見えてしまうという問題が! そんな心配をカバーしてくれるのがこのブラトップとベアトップのセット。ジャックムスのクロップドシャツの下に、このベアトップを仕込んで、上にはブラトップをレイヤードすれば、シャツの下が見えてもそれがめっちゃおしゃれに決まります」(コギソさん)