装飾美術館5階、メンフィス(’80年代イタリアのデザイン・ムーブメント)の部屋。右:シャネルのツイードのスーツ(’83年秋冬)。左:クロエのドレス(‘73年秋冬)。共にカール・ラガーフェルド作。Musées des Arts Décoratifs 107, rue de Rivoli 75001 開11時〜18時 休月 photo: Minako Norimatsu
装飾美術館に見る、カール・ラガーフェルドの作品。右:クロエでのスペシャル・オーダー(‘71年)。プリントがクリムトの絵画にちなんでいることから、アール・ヌーヴォーの部屋に。左:シャネルのクチュールのドレス(’92年)は、パーマネント・コレクション部門の入り口に(3階)。photo: Minako Norimatsu
イヴ・サンローラン美術館の新しい展示(〜12/31)より、モンドリアン・ドレス(‘65年秋冬)のコーナー。Musée Yves Saint Laurent5, Avenue Marceau 75116 開 11時〜18時(金〜21時) 休月 @Yves Saint Laurent photo: Thierry Ollivier
イヴ・サンローラン美術館の新しい展示(〜12/31)より、アーティスト、クロード・ラランヌとのコラボレーション(‘69年秋冬)。左:マトリューシュカに似せたニットのウエディングドレス(‘65年秋冬) 共に@Yves Saint Laurent photo: Thierry Ollivier
マルタン・マルジェラ・オークションより。右:2007-08年秋冬Ligne Blanche TシャツXXL(推定額500〜800€)、左:2003年春夏ナイロンにコーティングのスリップドレス(推定額600〜900€)共にMaison Martin Margiela展示は開催中〜3/4 Artcurial 7, Rond Point des Champs Elyseées 75008
マルタン・マルジェラ・オークションより。右から2007-08年秋冬のネックレス(推定額300〜500€)、1997-98年秋冬のジャケットのパターン(推定額1500〜2000€)、2007-08年秋冬のフリンジ(推定額150〜250€)、2006年春夏の靴(推定額1200〜2200€)全てMaison Martin Margiela
ヴァザレリのSharing Form展は5/6まで。Centre Pompidou Place Georges Pompidou 75004開 11時〜21時(木〜23時)休月 写真はVega (1956) photo@Centre Pompidou/ Phlippe Migeat @Adagp, Paris2018
ヴァザレリSharing Form展より。右:Atom (1968) photo@Centre Pompidou/ Phlippe Migeat/ Dist. RMN-GP、左: Kalota II(1960-64)photo@Centre Pompidou/ Phlippe Migeat共に@Adagp, Paris201
ショーメはヴァンドーム広場本店の改装に伴い、左岸に期間限定ストアをオープン。上階では“文人とショーメ”をテーマとしたBrillantes Ecritures展を開催中。Chaumet 165, Boulevard Saint Germain photo: Minako Norimatsu
ジャンポール・グードとのコラボレーションも多かった元スタイリスト、マリー・ベルトラミの展覧会Dada GirlはAlfalibra Galleryにて、〜3/9 。 324 rue Saint Martin 75003 Paris 休 日、月、祝日 14時〜19時 photo: Minako Norimatsu
ドローイング、小説、スカルプチャー、写真、コスチュームと多岐に渡って活躍するアーティスト、マリー・ベルトラミによるネズミのモチーフのジュエリーは、Alfalibra Galleryにて販売。photo: Minako Norimatsu
サカイ期間限定ストアBonjour Sacaiは〜3/9。今後世界の主要都市を巡回の予定。写真は阿部千登勢さんの長年のコラボレーター、ゲルチョップによる、椅子を積み上げたディスプレイ。40, rue de Richelieu 75001 営11時〜19時 休(日)。photo: Minako Norimatsu
Bonjour Sacai。右:ここで顕著なのは、段ボール箱を積み上げたディスプレイ。お皿やボウルを配したランプもゲルチョップの作品。左:入ってすぐ目につくのは、山積みになったヴィンテージのトランク。photo: Minako Norimatsu
アネリーズ・ミケルソンの代表作。右:“カラー・インフュージョンの”カフ・ブレスレット。左:“デシェネ”のヘアゴム。期間限定ストアは3/1より約3ケ月間。7, rue Vertbois 75003 photo: Minako Norimatsu
装飾美術館5階、メンフィス(’80年代イタリアのデザイン・ムーブメント)の部屋。右:シャネルのツイードのスーツ(’83年秋冬)。左:クロエのドレス(‘73年秋冬)。共にカール・ラガーフェルド作。Musées des Arts Décoratifs 107, rue de Rivoli 75001 開11時〜18時 休月 photo: Minako Norimatsu
装飾美術館に見る、カール・ラガーフェルドの作品。右:クロエでのスペシャル・オーダー(‘71年)。プリントがクリムトの絵画にちなんでいることから、アール・ヌーヴォーの部屋に。左:シャネルのクチュールのドレス(’92年)は、パーマネント・コレクション部門の入り口に(3階)。photo: Minako Norimatsu
イヴ・サンローラン美術館の新しい展示(〜12/31)より、モンドリアン・ドレス(‘65年秋冬)のコーナー。Musée Yves Saint Laurent5, Avenue Marceau 75116 開 11時〜18時(金〜21時) 休月 @Yves Saint Laurent photo: Thierry Ollivier
イヴ・サンローラン美術館の新しい展示(〜12/31)より、アーティスト、クロード・ラランヌとのコラボレーション(‘69年秋冬)。左:マトリューシュカに似せたニットのウエディングドレス(‘65年秋冬) 共に@Yves Saint Laurent photo: Thierry Ollivier
マルタン・マルジェラ・オークションより。右:2007-08年秋冬Ligne Blanche TシャツXXL(推定額500〜800€)、左:2003年春夏ナイロンにコーティングのスリップドレス(推定額600〜900€)共にMaison Martin Margiela展示は開催中〜3/4 Artcurial 7, Rond Point des Champs Elyseées 75008
マルタン・マルジェラ・オークションより。右から2007-08年秋冬のネックレス(推定額300〜500€)、1997-98年秋冬のジャケットのパターン(推定額1500〜2000€)、2007-08年秋冬のフリンジ(推定額150〜250€)、2006年春夏の靴(推定額1200〜2200€)全てMaison Martin Margiela
ヴァザレリのSharing Form展は5/6まで。Centre Pompidou Place Georges Pompidou 75004開 11時〜21時(木〜23時)休月 写真はVega (1956) photo@Centre Pompidou/ Phlippe Migeat @Adagp, Paris2018
ヴァザレリSharing Form展より。右:Atom (1968) photo@Centre Pompidou/ Phlippe Migeat/ Dist. RMN-GP、左: Kalota II(1960-64)photo@Centre Pompidou/ Phlippe Migeat共に@Adagp, Paris201
ショーメはヴァンドーム広場本店の改装に伴い、左岸に期間限定ストアをオープン。上階では“文人とショーメ”をテーマとしたBrillantes Ecritures展を開催中。Chaumet 165, Boulevard Saint Germain photo: Minako Norimatsu
ジャンポール・グードとのコラボレーションも多かった元スタイリスト、マリー・ベルトラミの展覧会Dada GirlはAlfalibra Galleryにて、〜3/9 。 324 rue Saint Martin 75003 Paris 休 日、月、祝日 14時〜19時 photo: Minako Norimatsu
ドローイング、小説、スカルプチャー、写真、コスチュームと多岐に渡って活躍するアーティスト、マリー・ベルトラミによるネズミのモチーフのジュエリーは、Alfalibra Galleryにて販売。photo: Minako Norimatsu
サカイ期間限定ストアBonjour Sacaiは〜3/9。今後世界の主要都市を巡回の予定。写真は阿部千登勢さんの長年のコラボレーター、ゲルチョップによる、椅子を積み上げたディスプレイ。40, rue de Richelieu 75001 営11時〜19時 休(日)。photo: Minako Norimatsu
Bonjour Sacai。右:ここで顕著なのは、段ボール箱を積み上げたディスプレイ。お皿やボウルを配したランプもゲルチョップの作品。左:入ってすぐ目につくのは、山積みになったヴィンテージのトランク。photo: Minako Norimatsu
アネリーズ・ミケルソンの代表作。右:“カラー・インフュージョンの”カフ・ブレスレット。左:“デシェネ”のヘアゴム。期間限定ストアは3/1より約3ケ月間。7, rue Vertbois 75003 photo: Minako Norimatsu
19年秋冬のプレゼンテーションシーズンも終盤。今週はいよいよ、パリでファッションウイークが始まりました。ここでは、今パリで見るべき場所や展覧会をご紹介しましょう。
2月19日朝にカール・ラガーフェルドの訃報が告げられて以来、早や数日。世界中が彼の偉業を振り返る中、展覧会という形でいち早くこの比類なきデザイナーへのオマージュを捧げたのが、パリの装飾美術館 です。しかも家具や食器、室内装飾、オブジェなどの名品を集めたパーマネント・コレクションにモードを絡めるという面白い見せ方で。4体と数は少ないものの、シャネルとクロエでの彼のクリエーションが据えられたのは、各ルックのインスピレーションに関連した部屋。カール・ラガーフェルドが、いかに装飾美術のテーマを服で解釈したかが感じ取れます。
カールと若い頃の親友といえば、サンローラン。イヴ・サンローラン美術館 のオープンに関しては17年10月6日の投稿 でご紹介しましたが、この2月にはまた展示が一新されました。膨大なアーカイブズから見られるのは、イヴ・サンローラン氏の歴史上で最も有名な作品の一つ、モンドリアンの一連。かの有名なピエト・モンドリアンの幾何学的な絵画にインスパイアされたボックス・シルエットのドレスです。
さて、ちょうど一年前には自身のブランドとエルメスでの仕事、と二つの展覧会が開催され、今年は映画公開、と話題の尽きないマルタン・マルジェラ。3/6〜3/11には、アールキュリアル(Artcurial )のオンラインストアで、オークションMartin Margielaが開かれます。これに先駆けて同オークションハウスでは、彼のコレクターズ・ピースの数々を展示。展覧会で吟味、またはネット上のカタログでチェックして、e-オークションにて憧れの一点を競り落としてみては?
その他、オプティカル・アートの父と言われるヴァザレリ(Victor Vasarely)の回顧展 、老舗ジュエラーショーメの企画展 、マルチアーチストマリー・ベルトラミ(Marie Beltrami)の個展 、そして昨年11月18日の投稿 でご紹介したアライア蒐集のコスチューム展とジオ・ポンティ展も見逃しなく!
一方ショッピングでの話題No.1は、元コレットのサラ・アンデルマンをアドバイザーに迎えての、サカイ のポップアップストア。サカイのメインコレクションや残反バッグに加え、A.P.C.、プチバトー、エルベ・シャプリエ、シャルロット・シェネなどとのコラボレーションや、エクスクルージブも満載のスペースです。またBeats by DreによるワイヤレスイヤホンBeatsX、スニーカーNIKE LDWAFFLE / SACAIはここで先行。そしてすぐ隣のHonorCaféではサカイ・ブレンドのコーヒーもサーブ。このストアと連動したe-shop もこの時期のみのオープン。つまり日々進化する、ライブ感に溢れた場所なのです。
また、通りをあげて若手デザイナーをサポートするのが、北マレ地区に位置するRue du Vertbois。その一環として、ジュエリーデザイナーのアヌリーズ・ミケルソン(Annelise Michelson )がポップアップストアをオープンしました。ちょうどローンチされたばかりのヘアアクセサリーも、ここで。彼女については次回特集するので、お楽しみに。
text: Minako Norimatsu