アネリーズ・ミケルソンのアパルトマン。左に並ぶのは、彼女自身が手がけたスカルプチャー。手前は友人のブランド、エルリーのショートブーツ。 Photo: Minako Norimatsu
アネリーズ・ミケルソンのアパルトマンの暖炉の上に並べられた、彼女のジュエリーの代表作の数々。Photo: Minako Norimatsu
アネリーズのアパルトマンには、60〜80年代のイタリアン・デザインがひしめいている。イタリアで見つけたグラフィックでカラフルなセラミックは、宝物。Photo: Minako Norimatsu
アネリーズ・ミケルソンのジュエリー。右:上は「ドレイプド」コレクションのチョーカー、下は「デシェネ」のカフブレスレット。左:右上は「ソラー」のカフブレスレット。下左は海藻の形をモダンに解釈した「アルガエ」。Photo: Minako Norimatsu
メタルとガラス、レザーが好きという彼女の好みが際立つ自宅の一角でのアネリーズ・ミケルソン。手前には蚤の市で買ったばかりのローテーブルが。Photo: Minako Norimatsu
アネリーズのジュエリーはドローイングよりも、形そのものから出発する。写真は自分の手で、粘土を使ってかたどった「ヴェルティゴ」コレクションの土台。Photo: Minako Norimatsu
アネリーズ・ミケルソンのアパルトマンでは、アートや自作ジュエリーの写真もインテリアの一部。Photo: Minako Norimatsu
以前は建築家の住まいだったと言うアネリーズ・ミケルソンのアパルトマンの寝室では、ガラスにカナージュのモチーフが張り巡らされている。Photo: Minako Norimatsu
鏡を多用し、30平米という実際の面積よりもはるかに広く見えるアネリーズ・ミケルソンのポップアップストア。7, rue de Vertbois 75003 Paris 営 12時30分〜19時 休 日、月 Photo: Minako Norimatsu
ポップアップストア。右:手前は建築家、リカルド・ボフィルから着想源を得た「エリプス」のエナメル加工を施したイヤリング。左:「デシェネ」はマルチカラーでも展開。Photo: Minako Norimatsu
ポップアップストア。荒木経惟の写真からのインスピレーション「ワイアー・コレクション」のヘアアクセサリー。上と下は3点セットのヘアピン。中央はヘアバンド。Photo: Minako Norimatsu
アネリーズ・ミケルソンのアパルトマン。左に並ぶのは、彼女自身が手がけたスカルプチャー。手前は友人のブランド、エルリーのショートブーツ。 Photo: Minako Norimatsu
アネリーズ・ミケルソンのアパルトマンの暖炉の上に並べられた、彼女のジュエリーの代表作の数々。Photo: Minako Norimatsu
アネリーズのアパルトマンには、60〜80年代のイタリアン・デザインがひしめいている。イタリアで見つけたグラフィックでカラフルなセラミックは、宝物。Photo: Minako Norimatsu
アネリーズ・ミケルソンのジュエリー。右:上は「ドレイプド」コレクションのチョーカー、下は「デシェネ」のカフブレスレット。左:右上は「ソラー」のカフブレスレット。下左は海藻の形をモダンに解釈した「アルガエ」。Photo: Minako Norimatsu
メタルとガラス、レザーが好きという彼女の好みが際立つ自宅の一角でのアネリーズ・ミケルソン。手前には蚤の市で買ったばかりのローテーブルが。Photo: Minako Norimatsu
アネリーズのジュエリーはドローイングよりも、形そのものから出発する。写真は自分の手で、粘土を使ってかたどった「ヴェルティゴ」コレクションの土台。Photo: Minako Norimatsu
アネリーズ・ミケルソンのアパルトマンでは、アートや自作ジュエリーの写真もインテリアの一部。Photo: Minako Norimatsu
以前は建築家の住まいだったと言うアネリーズ・ミケルソンのアパルトマンの寝室では、ガラスにカナージュのモチーフが張り巡らされている。Photo: Minako Norimatsu
鏡を多用し、30平米という実際の面積よりもはるかに広く見えるアネリーズ・ミケルソンのポップアップストア。7, rue de Vertbois 75003 Paris 営 12時30分〜19時 休 日、月 Photo: Minako Norimatsu
ポップアップストア。右:手前は建築家、リカルド・ボフィルから着想源を得た「エリプス」のエナメル加工を施したイヤリング。左:「デシェネ」はマルチカラーでも展開。Photo: Minako Norimatsu
ポップアップストア。荒木経惟の写真からのインスピレーション「ワイアー・コレクション」のヘアアクセサリー。上と下は3点セットのヘアピン。中央はヘアバンド。Photo: Minako Norimatsu
最近パリのエディターたちの間でやたら話題なのが、アネリーズ・ミケルソン(Annelise Michelson)のジュエリー。“さりげなくシック”な典型的パリジェンヌ・スタイルではなく、ちょっとだけ毒がある大胆なフォルムは、身につけるアートとでも言いましょうか。彼女がリアーナやレディ・ガガらをもファンに数えるのは、オブジェと見まごうジュエリーが、強い女性像を引き出すから?
生粋のパリジェンヌで、アート・コレクターの両親のおかげで小さな頃から彫刻家のアトリエに出入りしていたと言うアネリーズは、エコール・ドゥ・ルーヴルでデッサンの技術を身につけ、パリのオートクチュール協会の学校でファッションを学びました。とはいえ形を愛するあまり彼女が選んだのは、ジュエリー作り。「花やハート、蝶などのファンシーなモチーフ以外でも魅力的なジュエリーが作れることを証明したかったの」と、アネリーズは語ります。最初の作品は、当時ヴォーグ・パリの編集長だったカリーヌ・ロワトフェルドのリクエストでジグザグを立体的に表現した「カーニヴォール」コレクション。その後も家具や建築を着想源に、彼女のコレクションはメタル、ミニマル、インダストリアル、ガラス、グラフィックなどのキーワードと共に発展して行きます。
そんなアネリーズの最新ニュースは、ヘアアクセサリーのローンチグ。「ある時期、新しいヘアカットが気に入らなくて、ヘアバンドでずっとヘアをまとめていたの。だったら自分のコレクションのベストセラーで、ヘアアクササリーを作ろうと」。そして定番ジュエリーにこの新ラインを加え、彼女がこの3月に踏み切ったのは、ポップアップストアのオープンでした。内装の演出は、エルメスのシューズ・インスタレーションなどでファッションとの関連も深いアーティスト、マチアス・キッス(Mathias Kiss)。場所は北マレ、不動産会社が若いアーティストを支援する、ヴェールボワ通りです。また彼女は最近では、長年の夢だったスカルプチャーの制作にも乗り出しました。素材は南イタリア・プーリア産の貝やら鮫の歯などの化石を含んだ石。来たる4月にはミラノのサローネでウォールペーパー誌のプロジェクト「ハンドメイド」に参加して、ローテーブルを作る予定だとか。サローネに関しては、4月にダイジェスト版をお届けする予定です。お楽しみに。
text: Minako Norimatsu