アナログ小荷物派のためのペン

もう5か月近く前の話になりますが……年始に立てた今年の目標。こんなものもありましたが他にもあります。それは「小荷物派になる」というもの。キャンバストートに何でもかんでもつっこんで、腕がちぎれそうになりながら暮らしておりましたが、世のミニバッグブームに私ものりたい! そのためには荷物を減らさねば……ということで、とりかかったのは「必須アイテムのミニサイズ化」。iPhoneでスケジュール管理をする編集部員も増えてきたなか、変わらず紙の手帳が欠かせないのですが、今年はそのサイズをぐっと小さくしてみました。

iPhone6sと比べてこのサイズ感、おわかりでしょうか。選んだのはクオバディスの「カルラ」。手のひらに載るほどの小ささながら、見開きウイークリーで1時間ごとの時間軸もついています。我ながらナイス選択! とホクホクしながら使い始めたのですが、ひとつ問題が。サイズが小さすぎて、普段愛用しているボールペンだとメモがはみ出すこと。

実は私、三菱鉛筆の油性ボールペン「ジェットストリーム」、しかも太めの0.7mmを溺愛してまして、デスクの引き出しには常に5本ほどのストックがある状態なんですが(これも本当に書きやすいんですよ~! すらすらと濃く書けるので、取材のときは絶対にこれです)、これで30分刻みのアポイントを書き込もうとすると、絶対に書けない。どうしたもんだろうと東急ハンズの文具売り場をフラフラしておりまして見つけたのがパイロット「フリクションボール」のスリムタイプのペン、「フリクションボールスリム038」です。

愛用している方も多いであろう「フリクション」シリーズ。発売当初は「ペンなのに消せるなんてすごい!」とびっくりしたものですが、逆に「大事なメモが消えちゃったらどうしよう……」という謎の恐怖感もあり、実は個人的にはあまり使ったことがなかったのです。「何を今さら」とお思いでしょうが、消せるペンって、手帳用にめちゃくちゃ便利ですね!というのが感想。予定が何度変更になっても、手帳がぐちゃぐちゃにならない! しかもこれ、0.38ミリの極細タイプだからこのチビ手帳に書き込むにもぴったりだし、ボディもスリムだから、小荷物化という点で優秀です。早速ストック用に黒とブルーブラックをまとめ買いしました。

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エディターOKUDA

ミニマリストに憧れながらも、己の物欲と食欲から逃れられません。好物は生ビールと生牡蠣と生肉、そして大きなイヤリング。