インテリアとしても完璧なロエベ・バスケット

最近の通勤バッグといえば編集Oも書いていたセリーヌのカバスモール一択でした。本当にこのバッグ、便利すぎて手放せなくなるんですよ。それに甘んじて1年超。時々は別のバッグを持っていましたが、8割くらいの日々がセリーヌのカバ。毎日カバ。一年以上使っていると、もはやユニフォーム的というか、無意識状態で使っていました。先日、ふと「さすがにもう少しバリエーションがないと編集者としてまずいのではないだろうか」と、不安になっていたところ、タイムリーにロエベからリリースがやって来ました。それはミラノサローネで発表された「ロエベ・バスケット」について。ロエベのバスケットといえば、カゴバッグにロエベのロゴ入りレザーがアタッチされたタイプが今年も大人気ですが、今回発表されたのはレザーのタイプのシリーズ。籠細工やハンドキルトなどの技に焦点をあて、これらの芸術家たちと制作したアートピースや、それに着想を得たコマーシャルラインのレザーバスケットを発表した、というもの。そこに出てくる芸術的なレザーバスケットの数々に心奪われてしまい、気が付けば発売日にお店にいました。そこでお目当てのスクエアタイプのバスケットを発見。店員さんに「最後の一点です」とささやかれた瞬間、購入を決意してしまいました。

「一年ぶりに買ったバッグだということで許してほしい」、と誰に乞うでもなくk自分に言い訳をしながら持っていたりするのですが、買った感想としては大正解。大満足です。夏の暑さが増すにつれてリネンやコットンのゆるい服しか着なくなっていくのが毎年の定番なのですが、ここに夏だからと普通のカゴバスケットを合わせるとものすごくほっこりするのが実は懸案事項でありまして。それがレザーになったことで、モダンかつスタイリッシュに着こなしがブラッシュアップされる気がするのです(自分比)。形はシンプルなのですが、巾着状になったリネンのインナーバッグや、クラフツマンシップをきかせたハンドル、レザーステッチのバランスが本当に美しい。シンプルだけど会う人に必ずほめられる不思議なバッグです。
そしてもうひとついいところは、使わない時は中に一輪挿しをいれるなど、インテリアとして飾ってもよさそうな端正なたたずまい。ジョナサン・アンダーソンのクラフト熱とデザインセンスにみるたび感心しきりです。6月26日からは、草月会館でロエベの「インターナショナル クラフト プライズ」のエキシビションが始まる予定。バスケット片手に見に行くのが今から楽しみです!

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エディターTOTOKI

ファッションと占い担当。おしゃれは我慢、ができないので、着心地重視。休みの日は、大体インテリアのことを考えています。