2020.12.28

どんな料理も受け止める、「鉢」の実力を再発見

先日、東京ミッドタウン内の虎屋で開催中の「とらや市 鉢」に行ってきました。連載「金曜日のアペロ」も人気の料理家・長尾智子さんが参加されたこちらの展示は、私たちの生活の中に根付く伝統的な道具をピックアップし、その「用の美」を再発見できる内容。一口に鉢といっても、大きさも深さもそのバリエーションは実に多彩! 特に、同じ料理を大小の鉢に盛り付けた写真展示は、それぞれに完璧に料理との調和がとれていることに感動。料理をどーんと、あるいはふんわりと受け止めてまとめる力こそが、平皿とはまた違う、鉢ならではの役割であり魅力なのだと感じました。

直径は約19センチ。念のためお伝えすると、この洋梨はかなりビッグサイズです。
直径は約19センチ。念のためお伝えすると、この洋梨はかなりビッグサイズです。

そしてこの展示のお楽しみは、なんといっても物販があること。収納しやすくアレンジしやすい入れ子鉢と迷いつつ、小石原ポタリーの大ぶりのブラウン深鉢を購入しました。がっつりした煮豚や根菜の煮物などはもちろん、サラダボウルとしてもぴったり。春菊のグリーンとも白菜の白とも色の相性がよさそう。日々の食卓に大活躍してくれそうです。(「とらや市 鉢」の詳細はこちらの記事からご覧いただけます。ぜひチェックを!)

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エディターKOMATSU

「糖分摂るなら菓子より酒で」がモットーの真正左党。
ノーストレスなリラクシングワンピースと多幸感しかないタカラヅカ鑑賞も大好物です。