LBJのミトンは、心を救う日用品

「なんでもいいけど、なんか買えない」そんなものってありませんか? 私にとってはオーブンミトンがそうでした。派手すぎたり、ほっこりしていたりして、なかなか気に入るデザインがなく、さらに厚手のタオルで代用できるので我が家のキッチンは長らくミトン不在の状態。まぁこのままでもいいかな……なんて思っていた矢先、理想のものに出合いました。奥田香里さんが手掛けるTEA&TREATSで購入したLondon Borough of Jam(通称LBJ)の別注ミトンです。

ブランドのディレクターであるリリー・オブライエンさんが日本製の愛らしいミトンにひと目惚れをして別注カラーを企画したというこちら。私が購入したピンクのほか、ブルーとナチュラルの展開があります。鮮やかな色が映えるシンプルなデザイン、そこにちらっと効いたLBJのロゴも素敵です。実は以前から存在を知っていたものの「我が家には派手すぎるかな?」と思っていて二の足を踏んでいました。ところが実際目にしてみるとリネン素材のため華やかな色でも品がよく、どんな場所にも似合う存在感でさっそく購入。

少し前までは疲れたり、気分が乗らなかったり、キッチンに立つことができない日が続いていたものの、このミトンを購入してからは自炊率が上がっています。お鍋に食材をぎゅうぎゅう詰めて煮込むだけ、下味をつけた食材をオーブンで焼くだけ、超簡単料理が中心ですが自然とメニューもミトンの登場場面があるものが頻出に。ハッピー感のあるピンクはもちろん、カパッと開いた様子がキャラクターのようで心が和むからだと思います。キッチンに立つのが楽しくなる日用品、その力を実感する日々です。

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エディターHA

ワードローブの中心はデニムとメンズのシャツ。『スターウォーズ』シリーズに出てくるイウォークに似た犬と暮らしています。

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