【セシリー・バンセン】のベストは、まさに「大人可愛い」

今週は4日も着てしまいました。毎日、取っ替え引っ替え色んな服を楽しむのが「おしゃれ」だとしたら、何をやってるんだという話です。

火曜も水曜も木曜も今日も着ているのは、Cecilie Bahnsen(セシリー・バンセン)のベスト。セシリー・バンセンといえば、パフスリーブのドレスがアイコン・ピースで、遠目で見てもすぐわかるシグネチャーです。

が、自分のキャラにはロマンチックすぎる気がしまして。誰かが着ているのはイイナと思いつつ、手が届かないブランドでした。

そんな私がこのベストと出会ったのは、Visit forで。唯一無二のセンスで知られる、大阪のセレクトショップです。吹田で開催された藤井風さんのライブに当選したので(ビギナーズラックでしょうか)、その機にやっと訪れることができたのです。誰かのクローゼットのような親密な空間で、深いボルドーのチャンキーなケーブル編みが目に止まりました。

ワインレッドのベスト

試着して鏡で見ると、ハイネック気味で一見ストイック。くるりと振り返ると背中はばっくり開いている。このギャップに思わず一目惚れ! しかも背中を飾るリボンのほっそいことよ。「いかにもリボン」じゃない繊細さが、そこはかとなくセンシュアル。思わず膝を打ちました。

ワインレッドのベスト リボンつき

2000年代中盤でしたっけ。「大人可愛い」という言葉が流行りました。便利な概念だなーと思いつつ、当時在籍していた雑誌でもよく使っていた気がします。この言葉が2022年の今、急にしっくり来たんです。セシリー・バンセンの「大人可愛さ」に腹落ちしました! ちなみにデザイナーのセシリーさんにお会いしたこともあるんです。ご本人はあのアイコン・ドレスを、ほとんどすっぴん&コンバースで素敵にこなしてらして。背中が開いた、ばふっとドラマチックなドレスを、ですよ。大人こそギャップが有効。

ワインレッドのベスト

ちなみにこちら、ジャストサイズだともっと今っぽいコンパクトな丈。が、私は秋の定番化したかったので、Visit forの名物スタッフ・赤松里菜さんのナイス・アドバイスもあり、あえてワンサイズ大きいのをゲット。

ストライプシャツにブラウスにと、汎用性も申し分ない。もう少し寒くなったら、タートルネックニットに重ねようかしら。

着心地のよさも地味に主張したい。バージンウールで肌当たりが柔らかく、まるで湯たんぽのようにほか~っと持ち主をを甘やかす。だから週4日も着てしまうわけです。

ワインレッドのベスト バックコンシャス
エディターNAMIKIプロフィール画像
エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

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