最近、何かあるとつい手に取ってしまう万能選手なカットソーがあります。ルミノアのバスクシャツです。
ルミノアと言えば、フランス海軍や漁業船員のユニフォーム生産をルーツに持つブランド。もともとマリンセーターを得意としていたことから、ボーダーのアイテムを連想する人も多いのではないでしょうか。私が愛用しているのは、そんな象徴的なボーダー柄が様々なピッチで組み合わさっているデザイン。実はこれ、トゥモローランドの別注品なんです。定番模様が、パッチワークでひねりを加えモダンな印象に昇華されています。
毎日でも頼りにしたくなる理由は、まず、シワがつきにくい厚手のコットン地が嬉しい。アイロンをかけずにハンガーからそのまま着用できてしまいます。太番手の肉厚な質感としっかりしたつくりによって、朝バタバタとスタイリングした日でも、チープに見えることがありません。さらに、身体をたっぷりと包み込むオーバーサイズなので、着用したときの安心感も抜群です。ヒップまわりまですっぽりと覆ってくれるので、タイトなスカートとのコントラストを楽しむことも。最近は太陽が照りつける夏日も増えてきましたが、服と肌との間にゆとりがあるので風が心地よく通り抜け、これくらいの時期であれば暑苦しくなることもありません。
そんな日々の愛用品、先日スタイリストさんと自然の中に出掛ける機会があったときにも着用していたのですが、思わぬ発見が。「自然の景色の中に、ボーダーってよく合うね」と声をかけられたのです。新緑の中に幾何学的な模様が映えるとのこと。スタイリストさんならではの視点に感動しつつ、近頃着がちなアイテムを褒められたことに嬉しくなった出来事でした。緑が綺麗な季節になり、休日も自然に触れに遠出することがよくあるのですが、これからもっと出番が増えそうだなと予感しています！
周囲の人の着こなしが気になって仕方ない私服ウォッチャー。
街でも目を光らせています。ミニマルで、少しひねりのある服が好きです。
