自分にアートを贈ろう。【尾身沙紀さんの写真】を購入した話

先日、春先に購入した“あるもの”が手もとに届きました。折しも今月は誕生月。過去の私から、歳を重ねる私への誕生日プレゼントのような気持ちがして、「ありがとう自分」と勝手に気分よく過ごしています。

旅の記憶をまとめた写真展で出合った、美しい1枚

“あるもの”とは、3月に開催されていた写真展で購入した作品。SPURをはじめとした雑誌や広告、アーティストや俳優のフォトブックなど幅広いジャンルで活躍されている写真家・尾身沙紀さん。たゆまぬ情熱と繊細な感性で常に現場のみんなの期待に応えてくださる尾身さんが、自分自身のために撮り下ろしたパーソナルな作品を発表したのが「Wanderlust by Saki Omi」という名の写真展で、そこで心惹かれた一枚をお迎えしました。

写真の神様に愛されているからこそ撮れるのであろう奇跡的な一枚、ユニークな感性で捉えらえる愛らしい一枚。どれも観たことがない情景なのですが、不思議と眺めているうちに自分の旅の記憶に重なって、郷愁を感じる。そんな展示の中でふと目に留まったのがこの写真でした。

ご本人に聞いたところジョージア旅行の際に撮った1枚ということ。抽象画のような光と影の重なりと、柔らかな色合いは観るたびに穏やかな気持ちになる。さらにどんな部屋にもなじみそうなニュートラルな存在感にも心惹かれて、購入を決めました。

尾身沙紀、写真、アート
尾身沙紀さんの写真。直筆のサインが入ったエディションシートが同封されていました。
ブックアンドサンズ外観
3月にBOOK AND SANSで開催されていた展覧会。

心を解放してくれるから。アートと暮らそう

30代になってからでしょうか。好きなアーティストの作品を買うことが自分へのご褒美になっていて、少しずつ買い集めています。アートって基本は身に着けることもできないし、食べることもできない。だけど確実に私を元気にしてくれるもの。事実、我が家にやってきて数日ですが尾身さんの作品にもパワーをもらっています。特に雨が続く日々に、この作品を眺めて日の光を感じることが、いい気分転換になっています。

アートを買うのはハードルが高い、という方にはアートブックの購入もおすすめです。実は尾身さんの展示作品をまとめたフォトブックも発売中なんです。フランクフルト、シカゴ、ニューヨーク、韓国、トビリシ、パリ、シドニー……ページを開くたびに美しい場所へと連れて行ってくれる一冊を眺める時間は、忙しい毎日の息抜きになっています。

そして尾身さんの写真展は6月27日~7月15日で神戸のTHE BOOK ENDでも開催される予定! 関西圏にお住まいの方はぜひ足を運んでみてください。買わずとも、暮らさずとも、アートに触れる素晴らしい時間が待っているはずです。

Wanderlust by Saki Omi
展示されていた写真を収録した一冊、『Wanderlust by Saki Omi』¥5995。
アートブック、Wanderlust by Saki Omi
私が購入した一枚がタイトルの下にレイアウトされていました。
アートブック、Wanderlust by Saki Omi、内容
鮮やかな色彩が美しい、お気に入りの見開き。
エディターHAプロフィール画像
エディターHA

ワードローブの中心はデニムとメンズのシャツ。『スターウォーズ』シリーズに出てくるイウォークに似た犬と暮らしています。

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