“バッグはマルジェラ派”と言ってもいいほど、気が付けば手に取っています。ずいぶん前にご紹介した5ACも変わらず大活躍中ですし、MM6のリュックもユース中。そんなブランドへの絶大な信頼感から、最近またひとつワードローブに仲間入り。この春に発売されたドレサージュです。
“似合わない服がない”デザイン
ドレサージュは2025年春夏“アヴァン・プルミエール”コレクションで登場したメゾン マルジェラの新たなアイコンバッグ。日常の何気ないシーンや無意識のジェスチャーを通して描かれるメゾンのコード「アンコンシャス・グラマー」を落とし込んだ、エフォートレスなデザインです。
トートバッグとホーボーバッグの2型を展開していて、私がゲットしたのはトートバッグのスモールタイプ。上質なぺプルドカーフスキンで仕立てられたモダンな台形フォルムには、フロントにシグネチャーである4本の白いステッチが光り、ぱっと持つだけでスタイリングを格上げしてくれる逸品です。さらにコントラストカラーの持ち手も程よいアクセントに。シンプルだけど無難じゃなくて、クワイエットだけどわかる人にはわかる……唸るほど理想のバランス……。
さらにこのバッグは長さが異なるダブルハンドルが特徴。ハンドルはマグネットと“スガリテ”という特別な革細工技術で取り付けており、持ち方によって異なる表情を楽しめる仕様に。このマイナーチェンジによってどんなスタイリングにも似合ってしまうんです! 「今日の服にはこのバッグ合わないな」がないって本当に助かります。
期待以上に荷物が入る。“中身”もすごいぞ!
このバッグはまずデザインに惹かれましたが、その中身も理想的でした。ラウンド型のマチでがばっと開く構造は意外と荷物が入る! ミニバッグ好きのくせに意外と荷物が多い自分としては嬉しいスペック。写真にあるお財布やポーチ、スマートフォンといった基本的な荷物は難なく入りますし、マグネットクロージャ―ボタンを開けるとさらに容量が増えるので、私はカーディガンや日傘などを突っ込んでしまうことも。荷物をいっぱい詰め込んでもだらしなく見えない、エレガントな佇まいにも改めて感謝する日々です。
合わせやすさも、使いやすさも文句なしの毎日使いたいドレサージュ。昼と夜と違う予定があって、着こなしが変わっても持てるので、もしかしたらその出番は“毎日以上”かもしれません。1年で366回をともにできるバッグです。
人気の5ACと比較してみると?
せっかくなので既に愛用している5ACのマイクロと比較してみました。どちらもそれぞれの良さがありますが、よりフォーマルな印象になるのが5AC、よりリラクシングな印象になるのがドレサージュといった感じでしょうか。5ACは春~夏になると「今日のスタイリングにはやや堅いかな? 重たいかな?」と思うことがあったのですが、ドレサージュはTシャツとリネンのパンツといった盛夏仕様のラフなスタイリングにも似合いやすい。気負わずに持てるのに、着こなしに品格を与えてくれるので、“カジュアル派”の大人にはドレサージュがおすすめです。
サイズはほぼ変わらず、容量はドレサージュが優勢。ただし開閉口が狭く防犯性が高いのは5ACなので、迷っている方はご自身の好みに合わせてチョイスを。2つとも愛用している身からすると、どちらも本当に頼りになるバッグなので、どんな選択も“正解”になると思います。

商品名
:
「ドレサージュ」スモール
ブランド
:
メゾン マルジェラ
価格
:
¥350,900

ワードローブの中心はデニムとメンズのシャツ。『スターウォーズ』シリーズに出てくるイウォークに似た犬と暮らしています。