この夏、2冊の本に出会いました。
1冊めは、『ウンム・アーザルのキッチン』文/菅瀬晶子・絵/平沢朋子(福音館書店)
もう1冊は、『ガザ・キッチン パレスチナ料理を巡る旅』著/ライラー・エル=ハッダードとマギー・シュミット・翻訳監修/藤井光・監修/岡真理(オレンジページ)
どちらも、現在、戦火に蹂躙されている土地の料理について書かれています。読んでいて心打たれ、様々な想いがあふれる本なのですが、同時に、書いてあるレシピを作ってみると、どれも本当に美味しくて爽やか。それがまた胸に沁みるのです。夏の食卓を彩る一皿を、ご紹介させてください。
幾星霜をこえて編集部に出戻ってまいりました。活字を読むこと、脂と塩気、2匹の保護猫、平和と雑談を愛します。



