2026.10.23

【ターナー展ビーバー】金沢のソウルフードとイギリス「崇高」の絵画が(謎)コラボ!

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芸術の秋、上野公園もシーズンイン! 注目の展覧会のひとつ、国立西洋美術館で開幕した「テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話」に行ってきました。

2月21日まで国立西洋美術館にて開催中! 「テート美術館 ターナー展」

国立西洋美術館「テート美術館 ターナー展」外観

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775–1851)といえば、英国を代表する画家。光と大気を大胆にとらえた風景画が有名です。本展はターナーのテート美術館所蔵作品約80点とともに、同美術館所蔵のコーネリア・パーカー、バーネット・ニューマンらの現代美術作品を紹介。

例えば産業革命期のロンドンに生まれた彼が、若き日に郊外を訪れスケッチを重ねた作品群。その足元に設置されたリチャード・ロングによる赤茶色のスレートを並べたランド・アート《レッド・スレート・サークル》(1988)、迫力ある油彩《グリゾン州の雪崩》(1810)に対置されるオラファー・エリアソンの《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》(2019)など、19世紀のターナー作品と現代作品との呼応に考えを巡らせながら観るのも面白い。とはいえひとつひとつの作品の吸引力がとてつもないので、やがて見比べることも忘れ、それぞれの作品世界を浴びる快楽に身を委ねてしまいました。個人的にはターナーの色彩実験の章がおすすめ。また最終章、ターナー晩年の海景とロスコを同じ空間で眺めるのはなかなか特別な体験でしたよ! 時間をたっぷりとって訪れることをお勧めします。

ユニークなグッズ群のなかでひときわ目を惹いたのは…

国立西洋美術館「テート美術館 ターナー展」公式グッズの図録とビーバー

図録¥3500・ターナービーバー¥778

お腹いっぱいの鑑賞のあとは、スーッとグッズ売り場へ吸い込まれます。今回の図録は鈍器レベルMAXの大判&大充実の内容。ほかにも当代随一の漫画家、坂本眞一さんによるターナー展のための描き下ろし漫画『イカロスの筆』¥1,320にも惹かれました。

あ、図録の横にしれっとニカっと置かれたビーバーについては後述しますね……

国立西洋美術館「テート美術館 ターナー展」公式グッズの犬ぬいぐるみ

犬ぬいぐるみ各¥2,420

 

最近の美術展グッズのトレンドといえるぬいぐるみですが、ターナー展では「犬」がいました。《新月――あるいは「ボートを失った、きみにフープはやらない」》(1840)のなかで描かれた白い犬と黒い犬がチェーンつきのぬいぐるみとしてグッズ化。首輪には「JMWT」のチャームつきです。しかも公式のキャンバスバッグ(¥1980)にはハンドルにチェーン用のフープまでついていました。ニーズをわかってらっしゃる……!

謎をはらんだ「ターナー ビーバー」!

国立西洋美術館「テート美術館 ターナー展」公式グッズのビーバーの中身とシール

「ターナー ビーバー」の白えび味の中身とオリジナルステッカー

そしてはい。素通りは許されませんでしたよ、北陸製菓の「ターナー ビーバー」

……駄洒落じゃん!

ビーバーといえば北陸のソウルフード、そのキャラクターがパレットを持ってこっちを見つめる「ターナー展」のオリジナルコラボパッケージです。よく見ると背景はターナーの《捕鯨船エレバス号に万歳! もう一頭獲ったぞ!》(1846)だし、タッチ全体も油彩風で、芸が細かい。中身は白えびビーバーとあおさ塩ビーバーの2種類のさくさく揚げ煎餅と、ターナー ビーバーのオリジナルステッカーでした。いやもう、大好物ですし! 白えび味を取り出して改めて見てみると、この質感、この柔らかなベージュの陰影。

……え、ターナー作品を煎餅化するとビーバーになるってこと?

謎が謎呼ぶターナービーバー。友人たちへのお土産にしたらめちゃめちゃウケました。

今回紹介した展覧会はこちら!

〜2027年2月21日まで/国立西洋美術館 「テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話」

住所

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東京都台東区上野公園7-7

営業時間

:

開館時間:9:30〜17:30(金土〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで

休業日

:

月(ただし、11月23日、2027年1月11日は開館)、11月24日、年末年始(12月28日〜2027年1月1日)、1月12日 ※2027年1月12日〜2月21日の期間、常設展は閉室

※2027年3月13日~6月27日に大阪中之島美術館に巡回

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エディターKUBOTA

幾星霜をこえて編集部に出戻ってまいりました。活字を読むこと、脂と塩気、2匹の保護猫、平和と雑談を愛します。