先日、奈良美智さんの展示を見に青森へ行き、その後三沢にある星野リゾートの青森屋へ宿泊してきました。青森駅から「青い森鉄道」という電車で約1時間、ひたすら電車に揺られて到着。
三沢駅から徒歩15分の場所にある青森屋は、施設内の至る所にねぶたが! 大浴場の露天風呂にも、煌々と輝くねぶたがいたのには驚きましたが、かなりの大迫力。他にも名物の「りんごジュースが出る蛇口」など、楽しすぎる仕掛けにキャッキャとはしゃいでいました。
星野リゾートに勤めている知り合いの先輩がいるのですが、青森屋がオリジナルで作っている、とあるお菓子をおすすめされたので買ってみました。
名前から気になりすぎる「ごぼうチョコせんべい」
それがこの、ごぼうチョコせんべいです。何回も口に出して発音したくなる不思議な響き、ごぼうチョコせんべい。ごぼうとチョコとせんべいは、本当に合うの?と半信半疑な気持ちもあり、おそるおそる小さいサイズを購入。箱に描かれているのは、南部地方の伝統工芸品である八幡馬です。
売店には大きいサイズの箱(写真の小箱が4箱入ったもので、1,200円)も売られており、そちらは箱が八幡馬のデザインになっており、パッケージが赤と黒の2種類ありました。
大きく「煎餅」と書かれた南部せんべいが
開けてみると、このような感じ。この平べったいのはずばり、南部せんべい! 南部せんべいは青森県〜岩手県で作られている、小麦粉を原料にした伝統的なお菓子。味も様々で素朴な味わいがたまらないのですが、これはごぼう風味の南部せんべいでチョコレートをサンドしているんです。
そもそもなぜ青森でごぼう……!? 青森といえばりんごとねぶたじゃないのかっ!と思っていたのですが、パッケージの説明によると、「やませ」が吹くため青森県の南部は夏でも涼しく、ごぼうがよく育つんだとか。色が白くきれいで繊維質が残らない、やわらかいごぼうが獲れるんだそうです。
気になるお味は…!?
いざ実食!ということでおそるおそるかじってみると……食べたことのない味! 見た目に反して塩っけがあり、そのあとごぼうの風味とチョコレートの甘さがやってきます。これが、ウマいんです。
なかなかチョコとごぼうを一緒に食べる機会がないので初めて体験する味でしたが、意外と合うことが今日判明しました。せんべいの塩っけが効いていて、クセになります。柿の種チョコのような、甘い×しょっぱいのコンボが好きな人はきっとハマるはず。発明した人は天才です。
ついつい弱気で小さいサイズの箱を買ったことを悔やむほど、尾を引く味。オンラインなどでも発売していないようなので、気になった方はぜひ青森で買ってみてください!