【Pien Studio】のシュシュは大人が着けてこそ!

シュシュと聞くとつい懐かしい気持ちになります。若者の間でも90’s~Y2Kの潮流でリバイバルしていましたよね。その模様を見ると、可愛いな~と思うものの、大人になった自分が取り入れるにはやや躊躇していました。ただ、Esmeralda Serviced Departmentで出合ったPien Studiosの一品は、変に“子供っぽく、キュート”に陥らず、モードなんです。

Pien Studiosのシュシュ
シュシュ¥9,700(公式オンラインサイト価格)

実はPienは、本誌2023年1月号「こんにちは、世界のシュプーリーさん」で取材したこともあるデザイナー。コロナ禍に制作したニットバッグがSNSで話題になり、’20年にブランドとして始動しました。今もアムステルダムを拠点に制作を続けています。Instagramアカウントにアップされているセルフィーも可愛くて、密かに追いかけていたんです。そんな中、前述のセレクトショップの店頭で目に留まったのが、このシュシュでした!

Pien Studiosのシュシュ
手作業を感じる、アナログな赤いステッチにもときめき

まず惹かれたのは、この大胆なボリューム。かつてのシュシュといえば細身なタイプも脳裏に浮かびますが、こちらは存在感抜群な大ぶりサイズ。さらに、キュート具合がほどよく抑えられているのは、デッドストックのタフタ素材、そしてシルバーカラーのチョイスあってこそ。白や赤などの色展開もありますが、(自身の幼い顔立ちと相まって)甘すぎないムードのこちらが個人的にはフィットしました! シャイニーなテクスチャーも絶妙で、主張はあるけれど、悪目立ちしない。

Pien Studiosのシュシュ 着用イメージ
雑にくくってもなんとなく様になる(ような気がしています)

マイスタンダードな使い方は、髪をラフにくくること。ゴム芯はしっかりと伸縮性があり、別の紐で結ばずとも安定する点も嬉しい。たとえちょっと毛が飛び出てきても、ラフな感じでいいかしら……と言い訳しつつ。服装はレザージャケットやシャツなど、メンズライクなものを選ぶと好相性(この日はブラウスですが、ボトムはカーゴパンツ+スニーカーを着用していました!)。その時には、Pien本人の着こなしも参考になります。アイテム自体に可愛らしさがある時は、全身の色数を抑えたり、シンプルなデザインを選んだりと、バランスが巧み。十数年越しのシュシュとの邂逅、ぜひ素敵な大人の皆さんも似合うはず。トライしてみてください!

エディターSAKURABAプロフィール画像
エディターSAKURABA

好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。

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