着られる夢は、【コッキ】に売っていた

最近、突飛な夢を見なくなってしまいました。空想癖のある子どもだったため、10代後半までは空を飛ぶ夢、屋根から屋根へと飛び移る夢、悪魔に追いかけられて全速力で逃げる夢なんかを見ていましたが、今はめっきり。そのときに取り組んでいる仕事が好転するか暗転する夢ばかりです。だからこそ、あの頃見た夢のような、とびきりファンタジーな気持ちになれる服を求めてしまうんです。

最近、突飛な夢を見なくなってしまいました。空想癖のある子どもだったため、10代後半までは空を飛ぶ夢、屋根から屋根へと飛び移る夢、悪魔に追いかけられて全速力で逃げる夢なんかを見ていましたが、今はめっきり。そのときに取り組んでいる仕事が好転するか暗転する夢ばかりです。だからこそ、あの頃見た夢のような、とびきりファンタジーな気持ちになれる服を求めてしまうんです。

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夢はKHOKIに置いてあった

KHOKI シャツ

シャツ ¥57,200

そんなファンタジーを運んでくれる服を、KHOKI(コッキ)2026年秋冬の展示会で見つけました。KHOKIは、2019年にローンチした東京ブランド。キルティングやドローイング、パッチワークといった人の手の痕跡が残る技法を大切にしています。展示会に訪れるたびに、クラフツマンシップが織り成すふっと笑えるようなユーモアに心を解きほぐされていました。

このシャツはカジュアルなコットン生地のストライプシャツの前面に、どこか懐かしさのある花瓶に生けられた花が描かれています。カラフルなペイントは、一目見ただけで心躍ります。

渋ストライプがいいんです

コッキ シャツ

ストライプ地の拡大図

ベースは、メンズライクなグループド・ストライプ。このややおじっぽい渋いキャンバスがあるからこそ、花のペイントがより鮮やかに映えるんですよね。そのコントラストがいい。

洗いざらしたような質感で、シワを気にせずぱぱっとラフに羽織ることができる。暑くなったら腰に巻いたり、バッグの中に入れたりと、扱いがとにかく楽なんです。

夢中になったあの映画をなぜか思い出す

KHOKI 通販

パッチワークのあしらいがコッキらしい

こちらが花のペイントのディテールです。油彩画のようなタッチの花に、さまざまな素材のテキスタイルがパッチワークで施されています。これを見て思い出したのが、黒澤明監督の『夢』(1990)。父が黒澤ファンだった影響で、幼少期監督の作品をよく見ていたのですが、なかでも『夢』に関しては6歳の頃になぜかひどくハマってしまい、テープが擦り切れるまで繰り返し観ていたそうです。伝聞調なのは、私自身はあまり覚えていないから。「こんな夢を見た」から始まる物語の、突然の鮮烈な色彩と、不条理な展開、現実のすぐ隣で扉を開く奇妙な世界観……。あの名作が与えてくれる夢の追体験感覚だけが断片的に脳に残っていて、それがこのシャツを見たときに呼び起こされたんです。

後から知ったKHOKIのこのシーズンのテーマは、「子どもの頃退屈だったこと」。実家に飾られていた絵か、花瓶を指しているのでしょうか。そう思うと私はデザイナーさんの意図とは、むしろ反対の気持ちになりました。

今日もこのシャツをまとうことで、夢とうつつの間をふらふらと彷徨いたいなと思っています。

今回紹介した商品の色違いはこちら!

商品名

:

シャツ

価格

:

¥57,200

ストライプは公式サイトでは売り切れですが、黒はまだあるようです。

エディターITAGAKIプロフィール画像
エディターITAGAKI

ファッション、ビューティ担当。音楽担当になったので耳を鍛えてます。好きなものは、色石、茄子、牧歌的な風景。

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