私たちの服と思い出【ニット編】

手編みやひと目惚れした一着など、深い想いが込められたニットウェア。袖を通すたびに温かい思い出が蘇りそう

「『マリー・アントワネット』(’06)公開記念に買ったMATRIOCHKAのカーディガン。女の子の好きが詰まった一枚は、よれよれになっても捨てられない」
山西奈帆/茨城県/薬剤師

「初めてのパリ出張でドリスの店に行き、オリエンタルな美しさに感動。記念に買ったニットは毎年冬になるとクローゼットの見える場所に鎮座」
大城琴美/東京都/SUPER A MARKETバイヤー

「タートルズのニットを着るといろんな人から声をかけられます。『その服イイね』みたいに。だから着ていても楽しいし、何より蛍光色の毛糸がお気に入り」
内田未来/東京都/コピーライター

「ステラ・マッカートニーがデザイナーだった頃のクロエのニット。ひと目惚れし、頑張って買いました。着る機会は減りましたが、ヴィンテージっぽい形と雰囲気が大好き」
木村 藍/東京都/主婦

「販売職だった20歳の頃。当時取り扱っていたsacaiのニットにひと目惚れ。あまり得意ではなかったニットの楽しさを教えてくれた大切なブランドです」
柴田幸恵/神奈川県/主婦

「主人のBAND OF OUTSIDERSのニットをこっそり着ていたら、カレーうどんのおつゆが飛んでしまったんです! 焦って必死で染み抜きをしました」
前田美砂/神奈川県/主婦

「何十年も前の、作家もののピエロのニットを母が勝手にオーガンジーをつけてリメイク。昔は手作り感が苦手でしたが、着ると友達に褒められることが多いです」
池和田瑛子/東京都/会社員

「元家政科の先生だった叔母は、姉と私が子どもの頃から服を作ってくれました。私ももう60を過ぎましたが、今でもその習慣が。帽子は姉、トップスは私が着ています」
三好順子/鳥取県/主婦

「裁縫が得意な祖母。ほかに同じものはない、思い出が詰まった服は最高のヴィンテージです。『これ祖母のハンドメイドなの』と答えるのが誇らしい瞬間」
野田奈李/愛知県/会社員

「旅先で出合った"絨毯ニット"。うれしくて帰宅後すぐ大好きな人に見せたら、彼のほうが気に入った様子。しかも悔しいくらい似合っていて。そのとき、もちろん自分に買った服だけど彼にも似合うとわかっていたことに気づきました」
寺田万莉奈/徳島県/学生

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SPUR NATIONAL FASHION STORY PROJECT

「あなたとファッションにまつわる物語を教えてください」。この問いかけに寄せられた皆さんの思い出をもとに特別なコンテンツとしてまとめました。記憶の中のどの服にもストーリーがあり、その物語の主人公はあなたです。

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