ふと、気づけば毎日似たコーディネートに陥りがちなオフィススタイルに悩まれている方も多いのでは？ 仕事にもおしゃれにも全力でいたい働くユーザーの悩み解消の一助となるべく、おしゃれな“あの人”たちの通勤スタイルのマイルールをご紹介。今回のゲストは、ユナイテッドアローズ 広報PR・網代佳奈さん。
ユナイテッドアローズやビューティ&ユースでの豊富なプレス経験を経て、現在は全ブランドの包括的なPRを務める、ユナイテッドアローズ 広報PR・網代佳奈さん。今回はマンネリ化しがちな2・3月のオフィスでの「ニット」事情について。
オン・オフシーンを問わず使えて万能なニットだけれど、素材、デザイン、色&柄と種類もさまざまで一歩間違うとオフィスシーンに相応しくないコーディネートになることも……。オフィスでも使えるほっこりし過ぎないニットを吟味する際のポイントを尋ねると、「ローゲージやシンプルなニットは、合わせるアイテムを工夫しないとオフな印象になりがちですが、デザインにディテールが効いていたり、一部でも体にフィットする部分があったりするとメリハリが出てオフィスシーンでも活躍します」と話してくれた。
今回網代さんが披露してくれたコーディネートの決め手は、1枚で“きちんと感”が演出できる襟つきのニットカーディガン。「一見地味に見えてしまう黒のニットカーディガンも、襟つきになるだけでこなれアイテムに。上まできちんとボタンを留めるのもいいですが、この日はフロントを広めに開けて、パールとシルバーのネックレスのレイヤリングで遊んだスタイリングに仕上げました。シャリ感があって春先まで使えそうな素材で、程よくフィットするサイズ感も“きちんと感”を後押ししてくれます」と、オフィスシーンに求められる最適解を語ってくれた。
“きちんと感”と“抜け感”が交錯したニットコーディネートを叶える最短距離は、自分の体型が引き立つシルエット、素材やデザインなどディテールに一捻り加わったアイテム選びが重要になりそうだ。
1. 人気&定番アイテムに新色が登場！【ケイト】
デコルテを強調したこのシルエットこそケイトの代名詞とも言える、人気アイテム「ザ マディ トップ」にシーズナルカラーのアーモンドが登場。ビスチェスタイルのニットトップスは、ビスコースの細かいリブ編みが施されており、美しいスイートハートネックラインと深く刻まれたサイドの構築的なデザインが特徴。スリムフィットながら伸縮性があるのでノンストレスに着られる。
ビオトープ ジュンカスタマーセンター
https://khaite.com
0120-298-133
2. ポリエステルブレンドの軽さに感動【スローン】
一気に春のムードへスイッチングしてくれそうな、鮮やかなライムイエローはスローンから。コットンにポリエステル加工糸を加えた細番手のリリヤーンを用いて、5ゲージケーブル編みをフルファッションで丁寧に編み立てている。肌寒い日は、クルーネックの下にハイカラーのトップスを合わせてレイヤリングを楽しみたい。
スローン
http://www.sloane.jp
03-6421-2603
3. 誇張したタフな肩のラインを味方に【トーガ プルラ】
オーバーショルダーのボックス型シルエットがインパクト抜群なトーガ プルラの「リブ ニット プルオーバー」。袖口と裾に配されたカラーアクセントは、着ることで伸縮性のあるワイドなリブ素材の凹凸から内側が見える仕掛けに。オフホワイトのほか、ブラックとベージュの展開もあり。
トーガ 原宿店
https://www.toga.jp
03-6419-8136
4. 和紙ベースの糸を用いた趣のある一枚【アキラナカ】
3種の和紙ベースの糸をねじり合わせて編み立てられたアキラナカの「ショートスリーブニットプルオーバー」。シャリ感のある風合いと、独特なニュアンスカラーがフレッシュな印象のニットは、立体的な透かし柄で編み立てることで軽やかな表情に。肩先に大きめにとったタックと、コンパクトに仕上げたボディの、緩急のあるバランスがモダンなシルエットを演出する。
ハルミ ショールーム
https://store.akiranaka.com
03-6433-5395
5. シアースリーブが抜け感を演出【ハイク】
シアースリーブが目を引くワインレッドのニットトップス。糸の表面をなめらかにするガス焼きという加工を施した糸を使用しており、上品な光沢感と発色のよさ、生地の柔らかさを実現。身頃はミニマルなデザインで、袖のボリューム感が軽やかさと動きをプラスしてくれる。シワになりにくい素材なので、オフィスでも休日でもシーンを問わず重宝したい。
ボウルズ
http://www.hyke.jp
03-3719-1239
6. モダニティとスポーティの融合【スタジオ ニコルソン】
ニック・ウェイクマンによって2010年に設立されたスタジオ ニコルソンは、モダンなワードローブに機能性を溶け込ませることに定評のあるブランド。目の細かいハイゲージハーフジップニットは、ストレッチの利いたビスコース素材を100％使用しており、極上の肌触りが最大の特徴。スポーティな佇まいながらも、程よい光沢感と裾に施されたスリットが女性らしさを薫らせる。
インコントロ
https://studionicholson.jp
03-6805-1082
7. 女性らしいシルエットでノーブルに【マラミュート】
編み組織のちがいで凹凸やフレア感を出し、ビスチェのようなシルエットに仕上げたマラミュート定番のニット。袖口や裾のフレアなど女性らしい立体的なシルエットは、ブランドコンセプトでもある“新しいエレガンス”を体現している。伸縮性の高いスポーツ糸を使用しているので、ヘビロテしたくなるほど軽いのも魅力。
ブランドニュース
http://malamute-knit.com
03-3797-3673
8. ヴィンテージ感漂うアーガイルニット【バトナー フォー ユナイテッドアローズ】
山形県を拠点とするニットウェアブランド・バトナーにユナイテッドアローズがデザインから依頼した別注のコットンニット。秋冬のイメージの強いアーガイル柄を、春夏仕様に透かしの編み地でオーダーした一枚。裾と袖口のリブをきゅっと絞り、ヴィンテージらしさを意識した丸いシルエットがポイント。
ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店
https://www.batoner.com
03-5786-0555
9. クラシカルな柄を現代的にアプローチ【マメ クロゴウチ】
2023年プレスプリングコレクションのメインモチーフ、丹頂をイメージした千鳥模様を、さまざまなバリエーションでチェック風にジャカードを組み、素材の光沢差で奥行きを出した一枚。コンパクトな身頃に、フレアスリーブの袖が所作を美しく見せるプルオーバーは、長めの着丈でヒップまわりをカバーし、裾の曲線カッティングが女性らしさを演出する。
マメ クロゴウチ オンラインストア
https://www.mamekurogouchi.com
0120-927-320
10. 緩急のバランスが絶妙な一枚【3.1 フィリップ リム】
3.1 フィリップ リム定番のメリノウールブレンド素材を使用したプルオーバー。今季は左肩にカットアウトを施し、ドレープのようなオフショルダーでディテールを効かせてアップデートさせた。アシンメトリックなデザインでエッジを出しつつ、スリムフィットなシルエットなので女性らしく着こなせる一枚だ。
3.1 フィリップ リム ジャパン
https://www.31philliplim.com/jp/
customercare@31philliplim.co.jp
11. ユニセックスで着られる立体型ニット【シュタイン】
ユニセックスで着られるアイテムが豊富に揃う日本発ブランド・シュタイン。高密度ミラノリブとガーター編みの2つのパーツを立体的に繋ぎ合わせて製作したニットロングスリーブは、編地の違いやそれぞれのパーツが重なり合う構造が目を引く一枚。鮮やかなグリーンのほか、ブラウン×ネイビーの展開もあり。
03-6812-9897
12. トロンプルイユのようなユニークさ【トリー バーチ】
ウルトラファインメリノウールを100%使用した「トリプルレイヤー カラーブロック セーター」は、ネックラインとカフスにあしらったコントラストカラーのレイヤーにより、重ね着をしているかのような奥行きのある一着に。正統派のVネックに鮮やかなレッドは、オフィスでの映えトップスとしても、トラッドにカジュアルダウンして着てもよさそう。
トリー バーチ ジャパン
https://www.toryburch.jp/ja-jp/
0120-705-710
