ふと気づけば、毎日似たコーディネートに陥りがちなオフィススタイルに悩まれている方も多いのでは？ 仕事にもおしゃれにも全力でいたい働くユーザーの悩み解消の一助となるべく、おしゃれな“あの人”たちの通勤スタイルのマイルールをご紹介。今回のゲストは、アパルトモン プレス・佐々木郁美さん。
本物を知る大人へ、タイムレスなワードローブを提案するセレクトショップ・アパルトモンでPRを担当する佐々木郁美さん。今回は季節の変わり目に重宝する「カーディガン」について伺った。
オン・オフシーンを問わず使えて万能なカーディガンだが、定番アイテムなだけに、旬度を兼ね備えたアイテム選びに頭を抱えることも……。オフィスシーンでも使えるカーディガンを吟味する際のポイントを尋ねると、「どのようなオフィス環境でも、ブラック、グレー、ベージュ、アイボリーなど、いわゆる無地のベーシックカラーは絶対的にきちんと感を担保してくれます。室内で着るならハイゲージをセレクトするのがおすすめ。シャツやカットソーの上から羽織り感覚で着れば体温調節がスムースにできるほか、カーディガンのボタンを留めてトップスとして着ることで同じアイテムでも印象が様変わりするはず」と話してくれた。
今回佐々木さんが披露してくれたコーディネートのポイントは、アパルトモンで今季から取り扱いがスタートする、ルメールのツイストカーディガン。「カーディガンをVネックのトップスのようにして、ユニセックスでニュートラルなアイテムを女性らしく着こなしました。デコルテを見せてミニマルなチョーカーを合わせたり、ブラックの小物で全体を締めることできちんと感をキープ。タックパンツのマーベルトを折り返し、ホワイトのライニングを見せることでモードさを意識しました」と、モードな空気をまといながらも女性らしいノーブルなスタイリングのポイントを語ってくれた。
カーディガンを新調する際、悩んだらまずはベーシックカラーを。そしてきちんと感と旬度を兼ね備えた、スタイルに幅をもたらしてくれる変幻自在なユニセックスデザインをチョイスしたい。
1. 春めく柔らかなピンク【オーラリー】
南アフリカ産の上質なキッドモヘアを使用した「キッドモヘア シアーニットカーディガン」。起毛感のあるモヘアを薄く編み立てることで、上質で繊細な透け感と軽やかさを実現した一枚だ。極細糸を使用しているため、モヘヤ特有のちくちく感がなく、光沢のあるなめらかな風合いに仕上げた。長めの丈感でざっくり着られるので、オフィスシーンではシャツなどとレイヤードしても素敵。
オーラリー
https://auralee.jp
03-6427-7141
2. タオル地のような贅沢な着心地【アキラナカ】
数珠状のファンシーヤーンで編み立てられた「ガリーナ クロップドニットカーディガン」。立体的なフォルムの中にあるさりげない透け感が全体に軽さを生み出す。大胆にドロップしたショルダーラインとボリュームスリーブに対し、身ごろをクロップド丈にすることでコントラストの効いたモダンなバランスに仕上げた。ブラックも展開あり。
ハルミ ショールーム
https://store.akiranaka.com
03-6433-5395
3. 老舗ブランドが作るトラッドムード【ジョン スメドレー】
1784年の創業以来、職人による手作業にこだわり続けている英国の老舗ニットウエアブランド、ジョン スメドレー。今季新たに登場した「レディース 30G 半袖 クルーネック カーディガン」は、5分袖にクルーネックというどこかクラシカルなムード漂う一着だ。色出しにも定評のあるブランドらしく、写真のスコッチグリーンのほか、バリエーション豊富に12色展開中。
リーミルズ エージェンシー
https://www.johnsmedley.jp
03-5784-1238
4. 鮮やかなブルーをスタイルの主役に【スローン】
日本発のニット専門ブランド、スローンの「7G片畦編みコットン Vネックカーディガン」。綿100%に２度のシルケット加工を施したコードヤーンを使用しており、7ゲージ片畦編みをフルファッションで丁寧に編み立てた。多本撚りすることにより、コットン素材特有の毛羽をなくし、光沢をプラス。ホワイトとビビッドピンクも展開あり。
スローン
https://sloane.jp/
03-6421-2603
5. 三変化する万能カーディガン【タン】
ニットウエアブランド、タンの「3ウェイ カーディガン」はその名の通り、スリーブ単体、ベスト単体として、またこれらをドッキングしてカーディガン風プルオーバーとして3wayで楽しめる。コットン糸をハイゲージで丁寧に編み立てており、フォーマルにもカジュアルにも着られる振り幅のある一着だ。共地の丸いくるみボタンがさりげないアクセントに。
タン
https://www.tantantantantan.com
03-6804-9090
6. 人気メッシュシリーズが今シーズンも登場【ヨーク】
昨年2022年春夏シーズンに好評を博した、メッシュニットシリーズが今シーズンも登場！ ニュアンスグレーが上品な「メッシュ カーディガン」は、編みの組織をバスケット編みにし、前シーズン同様、パーツは全て天竺編みで縁取りを施した。程よくインナーが透けて見えるので、レイヤードスタイルや羽織りとして大活躍すること間違いなし。
エンケル
https://www.yoketokyo.com
03-6812-9897
7. 旬なシルエットをボレロ風に【ジュウ ジュウ】
LAを拠点とするニットウエアブランド、ジュウ ジュウ。爽やかなライトブルーの「ノンナ シュリンク ラップ クロップドリブニットカーディガン」は、体にフィットするリブ編みのボレロ風で、ボディラインをきれいに拾ってくれる。コンパクトな着丈に、ロングスリーブが旬なバランスで、フロントのリボンはアクセントに。ワンピースやタンクトップと合わせたり、リゾートシーンでも重宝しそう。
ロンハーマン
https://giugiu.world
0120-008-752
8. 上質なカシミアに包まれて【シー】
空気を含んだ柔らかく上質なカシミアを、贅沢に100%使用した「カシミア ショートカーディガン」。短い着丈とゆとりのある身ごろで、メリハリあるシルエットに仕上げた。短丈のトップスはもちろん、長めのシャツやワンピースに合わせたレイヤードスタイルも楽しめる一着だ。グレーとネイビーの２色展開。
エスストア
https://sea.vc
03-6432-2358
9. ざっくりラフに羽織りたい【サヤカ デイヴィス】
GOTS認証のオーガニックコットンを使用した「オープン ケーブル カーディガン」。オープンケーブル柄にメッシュのような細かなホールを開けることで、ざっくりとした太番手のニット地を活かしながらも、春夏シーズンに着やすい軽やかさと清涼感を演出。クリーンなホワイトも展開中。
ショールーム セッション
https://www.sayakadavis.com/jp/
03-5464-9975
10. モードとエレガンスを両立【フォルテ フォルテ】
心地よく肌になじむコットン素材を用いて、ベージュをはじめとした何色もの柔らかなニュアンスカラーの細い糸を重ね合わせ、ルーズに編んだカーディガン。主張しすぎないシルバーのパイピングがモードな表情を、袖口に向かって広がるフレアスリーブが女性らしさをプラスする。
コロネット
https://coronet-store.jp/view/category/01
03-5216-6518
11. スポーティなムードを加速【トーガ】
透け感のあるシフォン素材とスポーティなメッシュ素材を使った、切り替えデザインがユニークな「シフォン ジャージー カーディガン」。深めのVネックに、ゆとりのある袖とメンズライクなシルエットで着こなせる。ライトブルーのほか、ベーシックカラーのブラックとベージュの展開もあり。
トーガ 原宿店
https://www.toga.jp
03-6419-8136
12. ロマンティックムード高まる一枚【アカネ ウツノミヤ】
写真家のロバート・メープルソープに着想を得た、アカネ ウツノミヤの2023年春夏コレクションはフェティッシュ、フラワー、コラージュがキーワードに。全体にあしらわれた繊細なフリルが魅力的なレース編みのニットカーディガンは、ランジェリーライクな透け感のあるシルエットがスタイルに奥行きをもたらす。
アカネ ウツノミヤ
https://shop.akane-utsunomiya.com
03-3410-3599
