ふと気づけば、毎日似たコーディネートに陥りがちなオフィススタイルに悩まれている方も多いのでは？ 仕事にもおしゃれにも全力でいたい働くユーザーの悩み解消の一助となるべく、おしゃれな“あの人”たちの通勤スタイルのマイルールをご紹介。今回のゲストは、セレクトショップ・ユナイテッドアローズでウィメンズ バイヤーとして活躍する大村祥子さん。
今回のテーマは、6月頃から悩みの尽きない、梅雨時期の湿気によるジメジメと、日に日に増す暑さによる汗問題。仕事時でもおしゃれは抜かりなく、快適に過ごしたい。
通気性がよく、湿気や汗対策が叶う「トップス」は、仕事時のパフォーマンスを妨げないうえでも欠かせないアイテムのひとつ。しかし色＆柄、シルエットに加え、透け感の塩梅を間違うとオフィスシーンに相応しくないコーディネートに陥ることも……。そこでオフィスでも使える「トップス」を吟味する際のポイントを尋ねた。
「高密度なシャツ地のアイテムやトレンドのタフタ素材など、ある程度ハリ感があってシルエットが崩れない素材を選ぶと、“きちんと感”を演出しながら涼やかに過ごせると思います。また涼しさを極めてくれるシアーアイテムは、サマーニットなどで取り入れるとモードに転び過ぎず、上品な印象がキープできます」と話してくれた。
今回大村さんが披露してくれたコーディネートのポイントは、ポジティブなイエローが印象的なジェジアのコットンシャツ。
「肌離れのいいシルエットのジェジアのコットンシャツは、梅雨の時期に気持ちよく着られるアイテム。襟を着脱出来るデザインなので２wayで楽しめますし、鮮やかなカラーも気分を上げてくれます。オーバーシルエットなのでカジュアルになり過ぎないよう、スリムで光沢が上品なサテンパンツと大ぶりなチョーカーで華やかさをプラスしました」と、オフィスというTPOを意識しつつ、バランスのとれたスタイルの好例だ。
毎年悩みの尽きない梅雨時期の湿気と汗対策。軽やかかつおしゃれに乗り切るためにも、ぜひとも大村さんのようにトップスの素材やシルエットにこだわったり、全身のスタイリングのバランスを参考にしたりして欲しい。
スタイルに奥行きをもたらすシアーシャツ【バトナー フォー ユナテッドアローズ】
ユナイテッドアローズ ウィメンズ バイヤー・大村祥子さんおすすめの一着は、ニットウェアブランド・バトナーの別注シアーシャツ。「ポリエステルとラミーを使用した素材は、清涼感があるのでジメジメ期にも最適。インに合わせるアイテム次第で透け感をコントロールできるので、オフィススタイルにもぴったりだと思います」（大村さん）。レイヤードしたり、ワンピースの上から羽織ったりと着こなしの幅が広がること間違いなし。
ユナイテッドアローズ 原宿本店
https://store.united-arrows.co.jp/brand/ua/
03-3479-8180
涼やかなミントカラーが清涼感アップ！ 【マーラカランコエ】
インドの民族衣装、サリーなどに使われるジャカード織りにインスパイアされた、マーラカランコエのオリジナル生地が印象的なノースリーブトップス。すっきりしたデザインのフロントに対し、サイドから背面をギャザーで切り替え、ふんわりフェミニニティ薫るシルエットに仕上げた。上品な光沢と程よくハリのある生地が、美しいシルエットを際立たせせる。
パサンド バイ ヌキテパ
https://www.nequittezpas.jp/p/search?tag=kalanchoe&sort=priority
03-6427-9945
ストレッチの効いた着心地抜群な一枚【セオリー】
フラップポケットがアクセントのシンプルなシャツ。スリーブレスのデザインながら、肩先を隠してくれる絶妙な袖丈に仕上げており、着たときのシルエットが美しいのが魅力的。長めの着丈なので合わせるボトムスを選ばないのもうれしいポイントだ。トリアセテートにポリエステルをブレンドしたクレープ素材を採用しており、美しいドレープに、パウダリー感、バックサテンならではのなめらかさなど抜群の肌触りを誇る。
リンク・セオリー・ジャパン
https://www.theory.co.jp
03-6865-0206
ギャザーを調節して２wayで楽しめるブラウス【マルティニーク】
コットンポリエステルのタイプライターに、生地を柔らかくするためのバイオ加工を施したブラウス。両サイドにドローストリングがあり、ギャザーを寄せなければシンプルなボートネックブラウス、キュッと寄せれば立体的な表情を楽しめるデザインに様変わり。鎖骨のラインに沿って緩くカーブのかかったボートネックは、首まわりのアクセサリーもきれいに見せてくれる。ホワイトのほか、クリーム、サックスブルーの３色展開。
マルティニーク ルミネ横浜
https://store.melrose.co.jp
045-440-5758
肌離れがよく、高い速乾性を保持【ブラームス】
メンズのシャツをイメージして作った、着丈が長めの日本発ブランド・ブラームスのクラシックシャツ。程よく透け感があり、薄手で軽さとハリがあるストライプ生地を使用している。また風通しがよく、肌離れのよい速乾性が最大の特徴で、ベタつく季節にも心強い一枚だ。爽やかな印象の淡めのブルーも展開中。
ワンダリズム
http://blurhms.com
03-6805-3086
ユニセックスで楽しめるコットンシャツ【カイコー】
ボックスシルエット＆レギュラーカラーの「トランスペアレント シャツ LS」。夏の定番素材のひとつ、コットンボイル素材を100%使用しているので、通気性がよく、エアリーでさらっとした手触りと絶妙なシアー感、そして程よいハリが同居する。写真のライトブルーのほか、クリーンなホワイト、発色のよいグリーン、ラベンダーの４色をラインナップ。
カイコー
https://kaiko-official.com/
接触冷感で、デニムを涼やかにまとう【ドレステリア】
身ごろをすっきりと仕上げ、構築的なコクーンスリーブにカジュアルなインディゴカラーのデニム素材の掛け合わせが新鮮なデニムブラウス。ステッチワークを効かせたスリーブは甘過ぎず上品なデザインで、詰まり気味のクルーネックと背中のアシンメトリーな開きがモダンな印象を漂わせる。同素材のスカートとセットアップで着ても素敵に。なにより接触冷感、吸水速乾なのがうれしい！
ドレステリア 渋谷スクランブルスクエア店
https://store.world.co.jp/s/brand/dressterior/
03-6419-7115
体型カバーしつつ、暑さ対策も兼ねる【ハウス オブ ロータス】
ゆったりとしたドルマンシルエットの５分袖シャツ。ワイドな身ごろとお尻まですっぽり隠れる着丈をキープしつつ、サイドスリットを長めにとったシャツカットで軽やかな印象に仕上げた。細番手のナイロンとコットンを使用した生地は、シワが気になりにくく、肌離れのよい素材なので、暑い時期も快適な着心地を担保してくれる。非常に軽くコンパクトなので、旅先のワードローブとしても重宝したい。
ハウス オブ ロータス
https://houseoflotus.jp/top/CSfTop.jsp
03-6431-0917
リラクシーかつ上品に着られるカシュクール【グリードインターナショナル】
ウエストにタックを寄せ、デコルテを美しく見せるようV字に開いたカシュクールタイプのブラウス。素材は生地にナチュラルさとハリを出すコットン、糸の収縮で細かなストライプ地を表現したポリウレタンを使用。程よくストレッチが効いているので、動きやすさもプラス。サイズはSとMの２サイズ展開で、163cm以上の人はMサイズがおすすめだそう。ブラックも展開あり。
グリードインターナショナル トウキョウストア
https://greed.co.jp
03-6721-1310
エアリーなフラワー柄で夏を謳歌【ストラスブルゴ】
可憐なフラワー柄が全面にあしらわれたノースリーブブラウス。ネック部分にはボウタイがあしらわれており、キュッとリボン結びにしたり、緩めて垂らしたりすることでスタイルに変化をつけられる。シルエットには程よくゆとりをもたせつつ、流れるようなバックギャザーを施し、エアリーな雰囲気が漂う。インナーキャミソールつきなので、透けとは無縁だ。
ストラスブルゴ カスタマーサービス
https://strasburgo.co.jp
0120-383-563
高い吸水性と通気性を備えるリネンを100%使用【マーガレット・ハウエル】
吸水性と通気性に優れたリネンを贅沢に100%使用した、ジャパンメイドのソフトリネンシャツ。リネン特有のハリ感を持ちながらも、柔らかな風合いが特徴だ。ネッカチーフはタイトに結ぶもルーズに結ぶもよし。その日の気分に合わせてスタイルを楽しむことができる一着だ。写真のブルーのほか、ライトグレーとダークネイビーの３色展開。
マーガレット・ハウエル
https://www.margarethowell.jp
03-5785-6445
スリーブとリボンディテールにキュン！ 【ポロ ラルフ ローレン】
コットン100%の織り地で仕立てた「フローラル プリーテッド コットン トップス」。プリーツ入りのネックラインと、ゆったりとしたシルエットを引き立てる半袖のラグランスリーブがアクセントとなった一着だ。カフスの後ろにあしらったリボンによって、フェミニンなディテールをプラス。洗濯機で丸洗いできるのも高ポイント。
ラルフ ローレン
https://www.ralphlauren.co.jp
0120-3274-20
