創刊35周年に向かうSPURが提案したいのは、まとうたびに幸福感に包まれるファッション。笑顔がトレードマークの佐藤栞里さんと、ハッピーなスタイリングをお届けします！
GUCCI（グッチ）のスウェット調ニット
「ぱっと見ると、いやじっと見てもシンプルな服ですが、実は後ろには同色で大きなロゴが入っているんです。存在感はあるけどさりげないところが心にくいなと思いました。柔らかな着心地ですが、フォルムはカチッと硬質なアンバランスさにも惹かれます」。クリエイティブディレクター、サバト・デ・サルノが手がける新生グッチを象徴する、ミニマルでありながら力強いスタイル。
LOUIS VUITTON（ルイ・ヴィトン）のスウェット調ニット
メンズライクなシルクウール仕立てのニットとグラフィカルな柄のスカートを合わせた、メゾンならではの遊び心あふれるルック。「華やかで目が離せないデザインが多いルイ・ヴィトン。このニットも、袖がレザーになっていたり、カラフルな刺しゅうでワッペンが施されていたりとキュンとくる仕掛けがたくさん！ 近未来的なスカートと合わせたスタイリングも夢があってワクワクしました」。
新しい相棒になりそうなスウェット調ニット
「スウェットは親友。たくさん着るし、たくさん持っている。もう十分あるよね、と自覚しながらも毎シーズン買ってしまうアイテムです。そこには大好きだからこそ、その時々のトレンドやスタイルに合わせてきちんとアップデートしておきたいという思いもあります。袖の長さや身頃のシルエット、ちょっとしたことで差がついてしまう服なので」
スウェットへの深い愛を語ってくれた佐藤さんと今回フォーカスするのは、スウェット調のボディをあえて上質なニットで表現したモダンかつラグジュアリーなアイテム。
「よく知っている人だと思って近づいてみたら、初めましての人だった感覚というか。ほどよい緊張感がありつつも、ジャケットやドレスよりも親しみやすい絶妙な存在感で、新たなマイベーシックになる予感！ エレガントだけど決めすぎない服っていちばん頼りになりますよね。おしゃれな人にも＂おっ＂と一目置かれて、これを着れば表参道も自信を持って闊歩できそう（笑）。去年までの自分ならきっとゆるいパンツに合わせていましたが、この春はコンパクトなスカートに合わせたい気分。たっぷりしたボリューム感のあるトップスとのメリハリのあるバランスを楽しみたいです。気負わずに着こなしをアップデートできる服があれば、新しいおしゃれの幅がどんどん広がっていきますね」
さとう しおり●1990年生まれ。2001年、11歳でモデルとしてデビュー。以来、『MORE』や『BAILA』をはじめとした数多くの女性誌で活躍。近年はタレントとしても活動し、2017年より「王様のブランチ」（TBS系列）でMCを務める。ほか「1億人の大質問!?笑ってコラえて！」「有吉の壁」（ともに日本テレビ系列）などにもレギュラー出演中。
