2021.07.23

双子座(5.21 - 6.21)

エキサイティングな知の旅を経て望むキャリアにつなげていく

2021年上半期は、双子座の人にとっては本領発揮！と言える時期にあたっています。聡明で探究心の強い双子座の人が、学びや研究といったものにフルコミットできる星回りにあたっているからです。おそらくですが、今のあなたは「わかりやすいこと」「すぐに役立つこと」にはさほど興味を持てないでしょう。それよりも、脳に汗をかきながらガッツリ考えさせられるような難解な知識や、人間の本性に迫る「答えのない問い」のほうがあなたを惹きつけます。もしもMBAを取得するとか、大学院に通うとか、そういった目標があるのならぜひチャレンジしてみるといいでしょう。2023年頃まで、時間をかけて深めていく学びに強い追い風が吹き続けます。運は努力だけでなく、タイミングも大事です。今のあなたであれば、きっといい波に乗っていくことができるだろうと思います。すでに始めているのなら、安心して没頭するといいでしょう。

7月、仕事においてふと考え込むような出来事が増えてきそうです。今の仕事は、果たして自分を成長させるものなのか。自分の力を、より活かすためにはどうすればいいか。自分が目指してきたキャリアが、時代とマッチしていないように思える人もいるかもしれません。あなただって、そんなに単純にいい・悪いを決められるものでもないとわかってはいるでしょう。評価や地位は、頑張ったあとからついてくるもの。自分は自分の仕事をするだけ。でも「そうは言っても現実どうよ」という気持ちが頭をもたげてくるのです。

こうした疑問は、おそらくこの時期に限った話ではありません。言ってみればこの夏がシーズン1であり、2022年前半にシーズン2、2022年末にシーズン3が巡ってきます。仕事において重要な転機が訪れたり、チャンスを手にしたりといった出来事を通して、繰り返し繰り返し、あなたに問いかけてくるでしょう。悔いのない仕事ができているか、納得のいく働き方をしているか、といったことを。基本的にツキに恵まれる時期ですが、うまくいかないことからも、あなたはたくさんの学びを得ていくのだろうと思います。双子座の人はもともと、物事をまるごと信じるのではなく、ある程度疑って見るフラットな目線の持ち主です。その批判精神が、この時期は自分のキャリアを考えるうえで役立つのでしょう。

8月から10月上旬にかけては、ちょっと調子が狂いやすいかもしれません、というのも、今年のあなたの最大の特徴である、伸びやかな好奇心が少し働きにくい時期にあたっているからです。「これはこういうものだから」「常識的に考えてこうでしょ」などと、硬直した発想で世界をとらえる傾向が強まります。あなたにしては珍しいことですが、「無難にやればＯＫ」といった発想をして波紋を呼ぶこともありそうです。自分の限界を見積もる力が少し弱まり、キャパシティ以上の仕事を受けてしまうこともあるかもしれません。大きな決断は、あなたの可能性を広げるどころか、逆に狭める危険につながってしまうでしょう。

こうしたことは、なかなか自分では気づきにくいものです。もしこの時期、人との会話で「えっ？」という反応が返ってきたり「らしくないね」なんて言われたりしたら、反発せずに最近の自分を振り返ってみるといいでしょう。わざわざ耳の痛いことを言ってくれる人こそが、本当にあなたを思ってくれている人なのかもしれません。

10月中旬からは調子が戻ります。ここから年末までの間は、再びあなたがあなたとして、スッキリした頭で世界を広げるための探求の旅を楽しんでいける時期です。関心を持った研究分野に没頭するのはいい選択です。一方で、多くの人にはムダとしか思えないようなもの――「こんなことをして、何の役に立つんだろう？」と思ってしまうようなこと――をとことん追ってみるのもよさそうです。好奇心と好奇心がぶつかり合うようにして、思ってもみなかったような未来を描いていけるかもしれません。

大事なのは、理想を追い求めることと、じっくりとひとつのものに根気強く取り組むことの両立です。あなたは素晴らしい頭脳をお持ちですが、興味の対象が変わりやすい傾向もあります。そうした性格を活かして広く浅く好奇心のフィールドを広げていくのも楽しそうですが、２０２３年頃までは時間をかけて取り組むことにこそ、価値が生まれます。浅くパッと把握したことは、“その程度”なのです。好きになってとことん頑張るならば、長期的な計画も立てられる。そんなつもりで、下半期の冒険に出ようではありませんか。