どこにいたって誰といたって、頭のなかはアドベンチャー
射手座は知的冒険を何より好む人々です。「知りたい!」と思ったことがあるとすぐネットで調べて数珠つなぎのように知識を深掘りしていきますし、興味を持ったらすぐにやってみたいと考えます。好きな仕事に就けばどんどん探究心を発揮して誰よりもひらめきに満ちた存在になります。飄々として物事にこだわらない性格のようですが、「人生とは何か」「人を愛するとはどういったことか」といった答えのない問いを、延々と考えていたりもします。そうした射手座の人が、珍しく(?)目の前のことに興味を持つのが2021年です。普遍的な真理に手を伸ばすのではなく、勉強をしたり、コミュニケーションをはかったりしながら知識のベースをつくることになっているのです。この上半期、オンライン講座で何かを新しく学び始めたり、入門書を買ってみたりした射手座の人はとても多いことと思います。ノートをとったり、本にマーカーを引いたりする一方で、勉強になるなと思える人のSNSをフォローするなど、さぞかし日々が生き生きと輝いていたことでしょう。学ぶ内容はいつも以上に、スムースにあなたの心に、頭に染み込んでいったに違いありません。
こうした日々に転機が訪れるのが5月中旬。射手座の人は2021年5月から7月末、2022年の前半そして年末と、3回にわたって「ホームと呼べる場所」にスポットライトが当たることになっています。もっとわかりやすく言えば「ウチと呼べる場所」と言ってもいいでしょう。文字どおり引っ越しをしたり家を建てたりと住まい関連のイベントが起こりやすいときですし、シングルの人なら結婚して家庭を持ったり、同棲するようなこともあるかもしれません。また「ウチの会社ではね」といった言い方をするように、会社や趣味のグループなど、所属する組織にアツくコミットしたり、転職で居場所を変えたりすることもありそうです。家族に関連した課題も、前向きに検討していく必要があるでしょう。
射手座は冒険心が強い星座でありながら、決して落ち着きのない人たちでもありません。脳内でものすごい冒険をしていたりするからです。この時期も、動きは少ないものの頭のなかではものすごいストーリーが繰り広げられ、ひたすら吸収することとなるでしょう。
下半期がスタートする7月は、非常に現実的な目線で「自分の軸足をどこに定めるか」を、考えることになるかもしれません。自分は何者か、自分はどういったポリシーを持って世の中に立ち向かっていくのか。そうしたものを丁寧に、見つめ直すようなことがありそうです。
好奇心が再び外に向かい始めるのが8月以降です。ここから12月末まで、射手座の人々は上半期と同じように「とことん学び、とことん吸収する」という時期に入るのですが、8月から10月上旬にかけては面白いほど、興味のフィールドが広がっていくのです。射手座はもともと「こんなことを勉強してどうするつもり!?」と聞きたくなるような、実学とは真逆の学問を好んだりするところがあるのですが、この時期はもう止まりません。どんどんのめり込むように、あれもこれもと頭をフル回転させていくのだろうと思います。人から見ればただ遊んでいるだけのようでも、射手座の人は貪欲に学んでいるのでしょう。そうした日々のなか、時間と労力をかけてでも――わからなさに惑い、仕事中に生あくびを噛み殺すような日々が続いたとしても――「やってよかった」「面白い人生だった」と思えるものを、見つけていけるはずです。
10月中旬以降、秋が深まってくるとともに好奇心は再び「学び」モードに収斂していくでしょう。例年以上にさまざまな人とコミュニケーションを取りながら、たくさんの本を読んでは勉強をし、冬眠前の動物のように知識をため込んでいきます。あなたの好奇心を、世界を見るまなざしを、どんどん広げていってください。ちょっとフライング情報になりますが、2022年から2023年にかけて、あなたは「私が考えていることは、これだよ!」と言えるほどの、素晴らしいアイデアを世の中に放っていくことになっています。この世に、あなただけが生み出すことのできるものやアクションがあるのです。ただ、人間というものは誰だって、ゼロから素晴らしいアイデアを生み出すことはほとんどありません。その人のなかに蓄積された無数の断片と自分が組み合わさることで、アイデアは生まれます。この下半期は、これからあなたが世界と誰かを愛するための準備期間という見方も、できるかもしれません。
Message for Resilience
心がざわざわしたら、自分の心を客観的に見つめてみるといいでしょう。「怒っている」「悲しいんだ」等、理解すればひとまずは、心は暴れ出しません。そしてとことん落ち込みきれば、また動き出せるのが射手座です。
心を支えるアイテムリスト
・バタフライモチーフ 軽やかに飛べることを忘れないように
・ネイルカラー とびきり爽やかな色がいいかも
・心の底から気に入っているノート 書き味や色にもこだわって選んで