蠍座(10.24 - 11.22)

最も近い人と場所を大事に、愛と人間関係が充実する

上半期はどんな日々を送ってきましたか。おそらく、家のなかで非常に多くの時間を過ごされた蠍座さんは多いことと思います。出かけたとしても近所やよく見知った場所など「いつもの場所」で――って、「コロナ禍なのだから当然では!?」とツッコミをいただいてしまいそうですが、星回りという観点からでも家や地元、自分のベースキャンプともいえる場所に深い関わりのある時期でした。未知のものにどんどん触れるよりも、慣れ親しんだ安心を求める。新しいことを追い求めるよりも、自分のルーツや原点のほうが気になる。そうした時期が巡ってきていたのです。

転機が訪れたのは5月半ば。ここから7月いっぱいまで、蠍座の人々は愛や創造性といったものに気持ちが向かうことになっています。愛といっても、恋人ができてデートして……といった、いわゆる恋愛のみを指すものではありません。“推し”に夢中という人もいれば、寝る暇を惜しんで趣味に没頭するような人もいるでしょう。

その「好き!」という思いを、何かを作ったり、表現したりすることで表す人もいるはずです。これが「創造性」ということで、クリエイティブワークの人は頑張りどき。相手のニーズに「これが正解でしょう?」と合わせていくのではなく、相手のニーズを満たす以上のものをプロとしてぶつけていく。そんな活躍ぶりができるときです。SNSで作品や思いを発信していくのも、きっとプラスになるはずです。

先ほど触れた、恋についても前向きな動きが起こります。もとより蠍座の人は、2018年から「自由と改革の星」と呼ばれる天王星がパートナーシップを刺激し続けており、今後2025年まで続きます。恋人や配偶者と縛り合うのでもとらわれ合うのでもなく、お互いが自立した関係をつくり上げていけるとき、蠍座の人々は真に自由な人間関係を生きられるようになります。

7月、愛に追い風が吹くことで、ただ「今が楽しければOK」というだけではない、深い愛を胸に宿す人は多いことでしょう。恋を探しているならば、真摯に思いを深めていけるような人と出会える人もいらっしゃるはずです。「好きでいること」と「自立すること」は共存できるということ、自立と孤独とは異なるということを、ここでは人を愛することで、ただ夢想するばかりではなく確かな手応えのある現実として、実感していくのだろうと思います。

ちなみに、蠍座の人々の愛に強い追い風が吹くのは、この7月だけではありません。ここで起こることは、言ってみればシーズン1です。2022年前半にシーズン2、その年の年末にシーズン3と、3回に分けて訪れることがわかっています。あなたが望みさえするならば、どの日々も自分の味方にしていけるでしょう。今だけでなく、来年もどうぞ楽しみにしていてください。

さて8月から10月、盛夏から街が少しずつ秋に変わっていく頃の蠍座は、なぜか家族や仲間といった身近な存在にピリピリすることが増えるかもしれません。自分のペースを守り抜こうと躍起になったり、ひとりで行動したくなったりすることも増えるでしょう。上半期は安心のもとだったのにと戸惑いもあるかもしれませんが、もしじっくり考えるだけの心の余裕があるのなら、有意義な時期にしていけるでしょう。この時期に気持ちがピリピリするのは、仲間や家族のあり方、関わり方をシビアに考えているから。今ひとつフィットしないものを感じているのなら、10月中旬以降から年内に抜本的調整をはかっていくことができます。「家族だから」「仲間だもの」と自分に無意味な妥協を押しつけるのではなく、「空気を悪くするのはよくない」と同調圧力に屈するよう自分を納得させたりせず、小さな違和感であっても見逃さないようにできるといいですね。それこそが、自分を大切にし、折れない心をつくる――ひいては身近な人を大切にすることに、つながっていくのだろうと思います。

10月から年内いっぱいは、自分の「土台」を固めることにも向いています。たとえば仕事において、一般的に成長という言葉からイメージされるのは「今よりももっと広い世界を見る」「今よりももっと難しいことにトライする」といったことです。ただ、この時期の蠍座さんは間違いなく自分がこれまで歩んできた道のりや、足もとの土台に目を向けたほうがいいのです。改めて基礎をおさらいしたり、わからないことを調べたり。自分が仕事をする意味ややりがいを見つめ直してみるのも、いい時間になるはずです。

 

Message for Resilience

散歩やジョギングなど、運動する習慣をつけるといいでしょう。もともと自分からはあまり人に相談したりはしない蠍座ですが、この時期は特に内にこもりがちです。運動がネガティブ思考のループを止めやすくします。

 

心を支えるアイテムリスト

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