自分が身につけたものが次々と花開く
「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星が牡羊座に巡ってきた上半期。「幸運」という言葉のイメージからは想像もつかないような多忙さのなか、夢中で駆け抜けてきた人はとても多かったことでしょう。頑張っていらっしゃいましたね。下半期は一転して、静かな落ち着きに満ちています。もちろんあなたのことです、のんびりまったりとしているわけではないと思うのですが、随分と心に余裕が生まれているのではないでしょうか。あなたを駆り立てていた木星は5月中旬に牡羊座を離れ、次の牡牛座に移動しました。「木星がもたらしたものは、たしかに幸運だったのだ」と感じられるようになるのは、ここからのお話になるでしょう。
2023年下半期から2024年上半期にかけては、木星が牡羊座に巡る間に努力したことが実力となって表れ、それを活かす時期となっています。上半期があっという間だったと感じられる人ほど、手ごたえも大きいはず。忙しいのはいい変化やチャンスがもたらされた証拠だからです。多角的に学びが得られる時期でもありました。能力から技術、知識まで、人によって積み上げたものはさまざまでしょう。まだ名もなき、新しい能力かもしれません。向こう1年で、自分が頑張ってきたことの意味や価値に新しい名前を付ける人もいるのだろうと思います。
そうした意味では、身につけたものに、まだ気づいていないこともありそうです。誰かに「優しいね」と言われて初めて自分の優しさを意識するように、この下半期は人から指摘されたり、褒められたりして自分の才能や能力を自覚することが幾度かあるでしょう。素直に言葉通り、受け取っておきたいですね。
この下半期は、金運にも広がりが出る時期です。会社員が資格手当をもらえたり、スキルを加味して年俸が検討されたりするように、身につけた能力がお金というかたちのリターンとなって表れるからです。収入がアップしたり、本業とは別のルートから収入を得たりする可能性大。お金に関すること全般にツキがありますから、マネープランを今の自分に合わせて再検討したり、家計を見直したりするといいでしょう。自分への投資は、ちょっと冒険的なくらいでもOK。法外な金額をジャブジャブ使うのは問題ですが、必要と思うものにはケチケチしないほうが、得るものが大きいだろうと思います。特にスキルアップに関しては、今は上昇気流に乗っているはず。さらにブーストをかけていくという選択は、十分〝アリ〟と思ってよいだろうと思います。
時代に振り回されることなく自分というキャラクターを活かす
身につけた能力が表に出てくる時期なので、2023年は仕事運も安定。星回りを上手に使っていくならば「身につけたものをどう活かすか」の最大値を狙うのが賢明な選択肢といえます。新しいことに挑戦する場合も、どこかに自分の能力や知識が活かせる要素を作っておくとよいでしょう。
全体的に安定しているはずですが、押さえておきたいのが7月から8月にかけて。おそらく、闘ってでも貫き通したい「あるべき姿」「やるべきこと」を胸に抱くことになるだろうと思うのですが、そこで妥協しないことが大事です。安易に楽なほうに流されてしまったり、他人任せにしたりすれば、時代の流れに翻弄される一方になりかねません。モチベーションも保ちにくいでしょう。何がどうあることが正しいのか、自分が求められる役割を果たすにはどうすべきか。丁寧に向き合っていけるといいのかなと思います。
積み上げたものを糧として、比較的落ち着いた半年間になるはずですが、8月末から9月中旬、12月中旬から2024年頭は混乱が起きやすいので慎重に。前者は枝葉末節にこだわり本質を見失いやすいとき、後者はキャリアチェンジの見通しが不明瞭になったり、順調だった仕事が棚上げとなったり、少々気ぜわしいことが多い予感。今のあなたには確かな実力があることを思い出して、冷静に対応できると素敵です。
愛というものに徹底的に向き合う夏
愛においては、非常にドラマティックかつインパクトの強い経験をすることになりそうです。6月上旬から10月上旬にかけて、愛を司る金星があなたの恋愛を力強くバックアップするからです。素晴らしい恋を経験する人は多いでしょうし、今の愛を改めて見つめ直す人もいるでしょう。自分から動いてこそ恋がうまくいくときなので、「この人」と思ったら勇気を出してアプローチしていかれるといいだろうと思います。
なお、復縁を願っている人にとっては、7月下旬から9月頭までが「動きどき」。お相手の事情にもよりますが、復縁しやすい星回りとなっています。この時期までに、お別れの原因となったことをできるだけリカバーして、まっさらなところから〝出会い直す〟ような流れに持っていくことができれば、いわゆる「奇跡」と呼ぶに値するようなことも、起こせる可能性はあるでしょう。申し上げるまでもないことですが、自分にとってベストパートナーといえるかどうかについては、よくよく考えましょうね。